opanchi_1963 さんが書きました:
Yahoo!JapanのtopページはWeb指定のフォントだと見づらいので「インターネット オプション」でフォントを「Meiryo UI」に変え、ユーザー補助で「Webページで指定されたフォントスタイルを使用しない」に設定し表示させてます。
そしてTwitterを表示させたら、Webフォント(アイコン)がキチンと表示されるじゃないですか~。
いますぐ当方で試せる環境からテストしてみました。
「Twitterを表示させたら、Webフォント(アイコン)が」とおっしゃっているものを、"Reply" "Retweet" "Favorite" "More" などのアイコンだとします。
Internet Explorer の設定を、おっしゃるような設定にしました。
[Web ページで指定されたフォント スタイルを使用しない] =有効(チェック ON)とし、Twitter のサイトに再アクセスする前にはキャッシュ(一時ファイル)をクリアしました。なお、互換表示の設定は無効にしています。その状態で同じページを何度か表示させてみました。
=結果=
(a)Windows 8 Pro (64bit) + Internet Explorer 10
再現しません。Web フォントで表現された Twitter のアイコンはブロックされました。
ただし、[Web ページで指定されたフォント スタイルを使用しない] =無効(チェック OFF)とすれば、アイコンは表示されます。
(b)Windows 7 Home Premium (64bit) + Internet Explorer 11
再現しません。Web フォントで表現された Twitter のアイコンはブロックされました。
ただし、[Web ページで指定されたフォント スタイルを使用しない] =無効(チェック OFF)とすれば、アイコンは表示されます。
利用環境、とりわけ Internet Explorer のバージョンが異なりますが、当方でのテスト結果はこのようになりました。
opanchi_1963 さんが書きました:
何故なのか?不思議に思います。
この部分の機能をFirefox も見習って欲しいなと思ったのですが。
ぼくは Internet Explorer を常用していないため詳しいところまでは知りませんし、まったく見落としているところがあるのかもしれませんが、次のようには考えられないでしょうか。
ご指摘のある Twitter のアイコン(Web フォント)は、CSS で指定されています。
Internet Explorer 9 で「Webページで指定されたフォントスタイルを使用しない」の設定を有効にしているにも関わらず、この要素がブラウザに表示されるということは、この設定結果がうまく機能していないのでは、という見方ができます。
なぜなら、"使用しない" 機能を働かせていながら、実際は "使用している" 状態が現出されているからです。
これが意図して工夫された動作だとしたら「この部分の機能をFirefox も見習って」という話にも意味はあるかもしれません。しかし、単に Internet Explorer 9 の機能的な不具合、あるいは他の設定項目の影響、ユーザーの運用上の不手際などがあっての結果だとしたら、安易に見習うべきとはいえないでしょう。
まずは、そのあたりの切り分けをきちんとやってからでないと、如何とも言えないと思いますよ。
(補足)
なんだか Web フォントを毛嫌いなさっているように見受けられますので、少しばかり...。
Web フォントの考え方は以前からありましたが、CSS3 で正式に取り込まれ、CSS3(+ HTML5)の普及に比例して利用も増えているのだと思います。
いまはまだアイコン表示などにおける記号や絵柄類などの部分的な利用が主のようですが、Web フォントを使っているサイトは増えているようです。
アイコンが Web フォントで表示されることを、使いやすいと感じるか、使いにくいと感じるかは、ユーザーの利用条件や習慣に左右されると思いますから、断定的に言及することは避けますが、ぼく個人としてはアクセシビリティ、ユーザービリティの点で有用だと考えています。
例えば、Firefox をはじめ多くの現役ブラウザにはズーム機能があり、ユーザーに視覚的な制約があっても Web サイトのコンテンツを見やすくすることができます。けれども、フォントと画像では、とくに画像の品質劣化の問題が避けられません。
画像の品質劣化を回避するため Firefox のズームを [文字サイズだけ変更] で使った場合、アイコン等の画像と、フォントで表現される文字列との乖離がしばしば起こります。
しかし、アイコンを Web フォントで表現しているとそれらは一律にフォントとして扱われるので、拡大・縮小の際もデザインの崩れを最小限にでき、視認性の維持(あるいは向上)に役立ちます。フォントであれば、その文字に意味を持たせて読み上げ機能にも対応していけるでしょう。
パソコンなど従来型のデスクトップ環境と、スマートフォンなどのスマートデバイス環境での、サイト表示の一貫性のさらなる向上も期待できそうです。
ただ現状では、Web フォントはサイト側のデザイン主導になっている側面が強いといえるかもしれません。
わざわざ使いにくいサイト・デザインを取り入れる提供者はいないと思いますが、ユーザーの事情は多様なので、お仕着せのデザインでは不都合をもたらすケースを完全になくすことはできません。ですから、ユーザー側のニーズにも柔軟に対応してほしいといった、改善や工夫の余地はまだあるのだと思います。
現状における Web フォントの利用実態が、単に自分にとって便利か不便かだけでなく、上述したような視点からも考えるべき問題なのかもしれませんね。