EarlgreyTea です。
一段落ついたようなので、Outlook 絡みで補足させていただきます。
「OutlookユーザーからWeb会議案内」のメールですが、
「Web会議」と書いているので Skype や Teams のオンライン会議を指している可能性もありますが、
以下は、普通に Outlook で「新しい会議」の予定を作成して「会議出席依頼」を送信したものと推定した上での話です。
このメールは「会議出席依頼」とあるように、ただの案内ではなく出席を依頼するという目的を持ったメッセージになります。
添付ファイル:
Outlookでの会議出席依頼メール.jpg [ 80.09 KiB | 表示数: 32029 回 ]
これを Thunderbird で見た場合はこのようになります。
添付ファイル:
Thunderbirdでの参加依頼メール.jpg [ 118.17 KiB | 表示数: 32029 回 ]
内容はすべて iCalendar形式の拡張子 .ics のファイルに記述されており、そのファイルを交換する手段として電子メールを使っているだけと理解すればよいかと思います。
Thunderbird のメール表示画面では、.ics ファイルが添付されていた場合、「メッセージの表示形式」や「添付をメッセージ本文に表示」の設定如何に関わらず、枠で囲った中に内容を表示し、返答用ボタンがついた水色の帯を上部に表示する、という仕様のようです。
水色の帯の「参加」「仮受諾」「辞退」のボタンを押すと、主催者にそれが通知され、会議予定の出席者にステータスが反映されることになります。
ところで、この依頼メールを他の人に転送するとどうなるでしょうか。
Outlook の場合は、.ics ファイル自体を更新して転送メッセージを送信します。そして自動で会議の主催者へそれが通知され、会議出席者に転送先の人が追加されます。
Thunderbird はそのようなことはしません。
普通の添付ファイルがついたメールとして転送メールを作成して送信するだけです。
そして転送先に元の .ics ファイルが添付されてメールが届いたとしましょう。
このことは会議の主催者は知りません。
追加の出席者へ転送したのでしたら別途主催者に連絡する必要がありますし、
あるいは単に予定を周知したかっただけだとした場合、転送先の人がうっかりボタンを押してしまうと、主催者へは依頼した人と別の人から代理で返答が来たことになり混乱が生じることになるでしょう。
そんなわけで、Outlook から来た参加依頼メールをそのまま転送するのはやめておいたほうがいいかもしれません。