あたたたたたたた さん、EarlgreyTea と申します。
本件に限って言えば、Unicode で追加定義された本当の半角円記号 (¥, U+00A5, YEN SIGN) とは別の問題だと思います。
誰が受け取っても半角円記号でなくてはいけないなら U+00A5 を使う必要がありますが、我々が通常使ってる半角円記号は (\, U+005C, REVERSE SOLIDUS) の方ですので。
これはフォントの問題なのです。
日本語フォントならバックスラッシュは円記号として表示されます。
ちなみにこのフォーラムでバックスラッシュが円記号で表示されないのは、サイト側のフォント設定が、
コード:
font-family: "Lucida Grande", "Trebuchet MS", Helvetica, Arial, sans-serif;
という具合になっており、半角英数文字だと Trebuchet MS などが優先して使用されるためです。
( sans-serif まで該当フォントがなかった場合に、ブラウザー設定のメイリオなどが使われます)
話を Thunderbird に戻します。
日本語版 Thundebird だとフォント設定の既定値は、下記に示す設定になっているはずです。
添付ファイル:
対象言語_日本語.jpg [ 75.91 KiB | 表示数: 5499 回 ]
「対象言語」の選択がポイントです。
フォント設定は「対象言語」ごとにあるのです。
対象言語「日本語」の設定は、日本語版においてはまずメール作成画面で使われます。
したがって、メール作成中の表示はバックスラッシュが円記号になってます。
そのメールを UTF-8 のテキストエンコーディングで送信し、それを受信したとします。
Thunderbird は UTF-8 のメールを表示する際、対象言語「他の表記体系」の設定を使います。
そしてその既定値は下記の通りです。
添付ファイル:
対象言語_他の表記体系.jpg [ 75.72 KiB | 表示数: 5499 回 ]
日本語フォントではありませんので、バックスラッシュはバックスラッシュとして表示されることになります。
では、メール表示の際、対象言語「日本語」の設定はいつ使われるのでしょうか。
それは ISO-2022-JP (いわゆるJISコード) の場合です。
昔は日本語のメールといえば送信・受信とも ISO-2022-JP が普通でした。
しかし、UTF-8 のメールが標準となったためこのようなちぐはぐな問題が生じることになりました。
主に日本語のメールを使うのであれば、対象言語「日本語」と対象言語「他の表記体系」の両方とも、同じ日本語フォント設定にしておくことをおすすめします。