PeerGynt さんのご要望やお困りの状況に関して、コメントさせていただきます。
PeerGynt さんが書きました:
日本の文字や漢字は複雑です。当然、アルファベット以上に大きなフォントで表示する必要があります。
PeerGynt さんが書きました:
つまりデフォルトのフォントサイズは、アルファベットより大きく表示すべきだ
画数の多い漢字の場合は大きなフォントでないと見づらい、ということに関しては同意いたしますが、
それでただちに「日本語だけデフォルトのフォントサイズを大きくすべし」とはならないように思います。
他とのバランスもありますし。
PeerGynt さんが書きました:
現時点でフォントサイズは変更出来ますが、改行幅は設定変更できません。
メールを作成したり読む際に、文字サイズを大きくし、詰まった行間も少し広げたいわけですね。
Windows 10環境のようですので、行間に関してはフォント自体に高さ方向の余白を持つ「メイリオ」を指定するだけで読みやすくなるかと思います。
ただ、フォント設定にはコツと言いますか、逆に言うとデフォルトの設定には問題がありますので注意が必要です。
以下ご説明いたします。(画面や名称等は Thunderbird 78 日本語・Windows版準拠)
まずは、オプション>一般>フォントと配色の「詳細設定」をクリックして「フォントと文字エンコーディング」を開いてください。
日本語・Windows版の場合、初期値は下の添付画像のようになっているはずです。
添付ファイル:
フォントと文字エンコーディング-Winデフォルト.jpg [ 156.14 KiB | 表示数: 2848 回 ]
フォント設定は (A) の「対象言語」を選び、それについて (B) の各項目を指定するという構造になっています。つまり、対象言語の選択項目分のフォント設定があり、それが対象によって使い分けられているわけです。
普通は「日本語」のフォント設定しか見ていないと思いますが、
実はそれだけでは不十分なのです。
「日本語」のフォント設定は、テキストエンコーディングが「ISO-2022-JP」のメールの表示と、メール作成時の編集画面で「等幅」のフォントが使用されるようです。
一方、現在は (D) において送信と受信メッセージの既定のテキストエンコーディングが「Unicode (UTF-8)」に設定され、やってくるメールも UTF-8 のものが多くなっています。
テキストエンコーディングが
UTF-8 の場合、使用されるフォント設定は「他の表記体系」になります。これ、わかりにくいですが、つまり Unicode ということです。
したがいまして、
「日本語」と「他の表記体系」の両方に同じフォント設定をしておくべきです。
そして、読みやすくするためにメールの作成と表示どちらも「メイリオ」を使うなら、
ゴシック体と等幅の両方に「メイリオ」を指定、フォントサイズもプロポーショナルと等幅に同じサイズを指定してやります。
ちなみに (C) の「プレーンテキストメッセージに等幅フォントを使用する」は、メールを表示する際に効いてくる項目になります。
メール作成時の編集画面は、この項目に関わらず等幅フォントが使用されるようです。