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登録している複数のメールアカウントのサーバー設定を一括で休眠状態にする方法はありませんか
https://forums.mozillazine.jp/viewtopic.php?f=3&t=17406
ページ 11

作成者:  nanasi [ 2019年2月23日(土) 01:22 ]
記事の件名:  登録している複数のメールアカウントのサーバー設定を一括で休眠状態にする方法はありませんか

別のトピックで質問していた「統合フォルダーに受信メールが表示されなくなった問題」で、どうにも初期化に近い荒療治が必要となったことを機に、
一部の重要なメールアカウント以外の300近いアカウントを別のメーラーに移行することにしました。

そこで、Thunderbirdに残しておく10個ほどのアカウント以外の大部分のアカウントは、
すでに受信した中で重要なメールだけを受信トレイに残し、新規にメールを受信しない休眠状態にしたいと思うのですが、
その為にはどの様に設定変更をすれば良いでしょうか?
できれば、300個のアカウントを一個一個設定していくのではなく、全部一括で設定変更し、残す10個だけ改めて受信設定にする方法があると助かるのですが。

作成者:  偶然的通行人 [ 2019年3月02日(土) 15:48 ]
記事の件名:  Re: 登録している複数のメールアカウントのサーバー設定を一括で休眠状態にする方法はありませんか

nanasi さんが書きました:
別のトピックで質問していた「統合フォルダーに受信メールが表示されなくなった問題」で、どうにも初期化に近い荒療治が必要となったことを機に、

元々の始まりである別トピックが解決したのなら、このトピックはもう必要ないかもしれませんが、この先、別トピックの経過を知らないでご覧になる方がおられるかもしれないので、いちおう書いておきます。
(元となったトピック)
・統合フォルダーに受信メールが表示されなくなりました。
forums.mozillazine.jp/viewtopic.php?f=3&t=17402

nanasi さんが書きました:
一部の重要なメールアカウント以外の300近いアカウントを別のメーラーに移行することにしました。

そういう使い方がダメだとはいいませんが、ハードウェアスペックによってはけっこう負荷がかかるし、安定性やリスク管理の面からいえば積極的にはお勧めできかねる、というのが率直な感想です。このあたりは、どんなメールクライアントにも当てはまる注意点じゃないでしょうか。「別のメーラーに移行することにしました」であっても、慎重に対応することをお勧めしておきます。

この条件下で、[統合フォルダー] 表示をしていたとしたら、ルートの [受信トレイ] を選択したとき、約 300 のアカウントの配下にある同数の [受信トレイ] すべてに対して毎回検索が実行されていたということになります。各アカウントの [受信トレイ] の状態や運用経過によっては、[smart mailboxes] 内に予期せぬ混乱をもたらしてしまった可能性も否定しきれないところです。

ぼく個人はそこまで大量のアカウントをひとつのプロファイルで管理したことがありませんから、実地体験に即したことは書けません。以下は、あくまで理論上の話になります。

nanasi さんが書きました:
そこで、Thunderbirdに残しておく10個ほどのアカウント以外の大部分のアカウントは、
すでに受信した中で重要なメールだけを受信トレイに残し、新規にメールを受信しない休眠状態にしたいと思うのですが、
その為にはどの様に設定変更をすれば良いでしょうか?
できれば、300個のアカウントを一個一個設定していくのではなく、全部一括で設定変更し、残す10個だけ改めて受信設定にする方法があると助かるのですが。

[アカウント設定] や [オプション] から、ご希望のことを「全部一括で設定変更」できる方法はありません。[オプション] -> [詳細] -> [一般] -> [高度な設定] -> [設定エディター] から、後述する設定項目をひとつずつ操作することになろうかと思います。

一方、プロファイルを直接手動操作する方法でなら、「全部一括で設定変更」に近いことができなくはありません。ただし、かなりのリスクをともなうと思います。
なぜなら、メールアカウントはそれぞれが独立して対応サーバーとの関係を保持しており、アカウント単位で設定の途中変更もできるため、保存されている設定項目とその内容が必ずしも一律ではない場合があるからです。そのため、面倒でも個々の実情をふまえてひとつずつ確実にコントロールするのが望ましく、それを度外視した機械的な一括変更のような方法では、問題の起こる危険性が高くなります。
とはいえ、300 個のアカウントをひとつずつ作業するのは、やはり気が重いだろうことも理解できます。だから、いちおう知っていることを書かせていただきますが、実行するのはお勧めしません。やるなら At Your Own Risk で......。

(1)アカウントをサーバーから切り離すための一般論
Thunderbird は、ひとつのアカウントに対して複数の設定項目を持ち、それらは連携して働いています=【重要】
この内、「新規にメールを受信しない休眠状態」にする上でカギになるのは、mail.server.server*.type という設定項目でしょう。
これは、そのアカウントの対象サーバーの種類を定義しているもので、POP アカウントなら pop3 、IMAP アカウントなら imap という値を持っています。
この値を none にすると、対象サーバーを持たないローカルフォルダーの性質にかわります。
つまり、「新規にメールを受信しない休眠状態」にしたいアカウントの mail.server.server*.type の値を none にすれば、サーバーまわりの設定は残っていても、受信動作はいっさいおこなわない(おこなえない)スタンドアローンな存在になります。要は、[ローカルフォルダー] そのものは受信動作をしないのと同じ状態にできるということです。

(2)高リスクながらこの切り離しを「全部一括で設定変更」することもできなくはない
上記の設定内容はプロファイル内にある prefs.js に保存されています。prefs.js はテキストデータなので、テキストエディターで開くことができます。
テキストエディターの検索・置換機能(正規表現が使えればなおよい)で、mail.server.server*.type の値を pop3 や imap から none に変更するように操作すれば、ご希望のことは比較的楽にできるだろうと思います。
ただし、prefs.js は、アカウントまわりをはじめ Thunderbird の中枢的な設定項目を保持していますので、文字コードなど操作上の重要事項を粗雑に取り扱えば Thunderbird が起動しなくなるなど深刻なトラブルを誘発してしまう危険があります。
それを避けるには、user.js に上書きしたい設定項目を列記し、それを prefs.js に自動で反映させる方法のほうがいいのですが、本件のケースですと、mail.server.serverN.type の N のナンバーを正確に記述した項目を変更したい数だけ記述しなければならないでしょう。

(3)後のち「新規にメールを受信しない休眠状態」を取り止める場合
mail.server.server*.type の値を none から pop3 や imap に戻せばいい理屈ですが、個々のアカウントが pop3 か imap かを正確に書き戻さなければなりません。少数ならなんとかなるでしょうが、約 300 個のアカウントに対して正確に作業するのは、やはりハードルは高いと思います。
その上、普通はやらない書き換えをおこなって使い続けた経過によっては、上記の【重要】にある設定の連携が乱れる可能性が出てきます。既存のアカウント設定を途中で変更したとか、設定し直したとか...。そうすると書き戻しだけでは元に戻せないケースが出てきます。
この対策としては、一種の決め打ち的な方法になりますが、(2)の作業前に、その時点で正常なアカウント設定を持つ prefs.js を確実にコピー保存しておくことです。必要なときに、これと変更した prefs.js とを差し替えれば、コピー保存した時点のアカウント設定の状態に戻すことはできるでしょう。
ただし、使用経過の中でアカウントの増減、内容変更があっても、それらは考慮されません。機械的にコピー保存時点のアカウント設定の状態に戻るだけですから、実際に保存されているメールデータとの整合性が乱れる可能性が残ります。

「できる/できない」でいえば上述の方法が使えなくはないのですが、こういう変則的な方法は、Thunderbird のプロファイルの仕組みを理解し、よほど確実に操作・管理しないと、むしろトラブルを増やす原因になります。アカウントの数が数だけに、全部を正確に管理し続けられるのか、不安を払拭できません。この先もアカウントが増える可能性があるなら、なおさらお勧めしません。

【よりマシな方法】
それより次の方法のほうが、100 %の満足は得られないにしても、その後の運用にあたって安定性・安全性が期待できるように思います。

現状の「300個のアカウント」を持つプロファイルはそのまま保存し、新しいプロファイルを追加作成して、そこに「残す10個だけ」のアカウントを設定して使う方法です。
プロファイルを切り替えれば、「300個のアカウント」を持つプロファイルに保存されている過去のメールを見ることもできます。
「300個のアカウント」に保存されているメールのうち、必要なものを選択して新しいプロファイルに移植することもできます。
まっさらなプロファイルを使うことになるので、既存のアカウントに起こっているかもしれない潜在的な不具合の芽を引き継がないのも利点です。

「300個のアカウント」を持つプロファイルのほうは、[オプション] -> [詳細] -> [ネットワークとディスク領域] -> [オフライン] にある [オフライン設定...] を開き、[検出された状態に自動的に従う] のチェックを外して [オフライン] を選択しておけば、そのプロファイルを使うときはオフライン状態で Thunderbird が起動します。あるいは、-offline オプションを付けた起動用のショートカットから起動しても同じことができます。
こうしておけば不用意に受信動作が実行されることを抑止できるでしょう。
(そのプロファイル全体がサーバーとの関係を遮断した簡易的な "休眠状態" となりますが、ユーザーが許可すればオフライン状態は解除され、受信がおこなわれます。)

Thunderbird のショートカットに、コマンドラインオプションを追加して起動すれば、1つの Thunderbird で異なるプロファイルを任意に指定することができますし、個々のプロファイルを別々のウィンドウで同時に起動することもできます。(例:~ thunderbird.exe -no-remote -P "profile_name")

(補足)
「300個のアカウント」をひとつのプロファイルに設定するよりは、用件ごと、使用頻度ごと、サーバーごと、重要度ごとなどで分類して、別々のプロファイルに分けてアカウントを設定・管理するほうが、リスク分散・負荷分散の効果が期待できると思います。例えば 50 個ずつ 6 つのプロファイルに分散するとかですね。決まった個数でなくても自分なりの分類基準に応じてプロファイルを分けておくことで、さして重要でもないアカウントで起こったトラブルが波及して「300個のアカウント」全体を巻き込む、といった一蓮托生の結果を招くことは避けられるのではないかと思います。
どうしても分割できない事情があるなら仕方ありませんが、そこまでの事情がないなら、プロファイルを分けて運用したほうがいいんじゃないかと思います。

とりあえず以上です。ご希望と違う話だったらすみません。


(おことわり)
現在、健康上の制約により不定期な書き込みしかできなくなっています。すぐに応答できない場面がかなり多くなりますことを、ご容赦ください。

作成者:  maji [ 2019年3月03日(日) 22:16 ]
記事の件名:  Re: 登録している複数のメールアカウントのサーバー設定を一括で休眠状態にする方法はありませんか

nanasi さん、maji です。
偶然的通行人 さんに触発され出てきました。



nanasi さんが書きました:
一部の重要なメールアカウント以外の300近いアカウントを別のメーラーに移行することにしました。
nanasi さんが書きました:
Thunderbirdに残しておく10個ほどのアカウント以外の大部分のアカウントは、
すでに受信した中で重要なメールだけを受信トレイに残し、新規にメールを受信しない休眠状態にしたいと思うのですが、
その為にはどの様に設定変更をすれば良いでしょうか?

そもそも現時点の nanasi さんの運用で
「どうやって 300近いアカウントの受信操作をやってるか」
の説明が無いので
どんなアドバイスして良いかワカラナイのですが、、、。。。

推測ですが、
例えば(ケース1)、
「新着メールが無いか起動時に確認する(規定値)」となっていて
Thunderbird起動の度に約300アカウント全て受信してるとか、
例えば例えば(ケース2)、
「受信」→「新着メールを全て受信する」を選び
一括して約300アカウント全て受信してるとか、
等を行われてるのかなと推測してます。

もし上記であれば
アカウント毎に
規定値の「新着メールが無いか起動時に確認する」のチェックを外すとか
「新着メールを全て受信する」から該当アカウント外す設定をするとか
等の処置をすれば、
アカウントは生きてるけど普段の一括の受信対象から外すことは出来ます。
nanasi さんの「休眠状態」に近い形が出来るのかなと。

このあたり
nanasi さんが約300アカウントの受信操作をどうやっておられるか説明いただければ
何かアドバイス出来るかなと思います。



nanasi さんが書きました:
できれば、300個のアカウントを一個一個設定していくのではなく、
全部一括で設定変更し、残す10個だけ改めて受信設定にする方法があると
助かるのですが。

さすがに既に設定済みな約300ものアカウントを一括で設定変更する操作は 標準では無い と思います。
このあたりは 偶然的通行人 さんと同意見です。

そして偶然的通行人 さんの
偶然的通行人 さんが書きました:
やるなら At Your Own Risk で......。
との前提の上で
詳細は省略しますが簡単なテストしてみました。

テスト用プロファイルを作りアカウント三つ登録し
「規定値の「新着メールが無いか起動時に確認する」のチェックを外す」設定をした上で
設定前と後で prefs.js の中を比較して
1アカウントで一箇所だけ true が false に代わってるのを確認しました。

Thunderbird終了させ
適度なテキストエディタを使い prefs.js を編集する為に開き
prefs.js の中の全てのアカウント(→今回のテストでは 3つ)の該当箇所を一括置換で true → false に編集し
編集後に改めて Thunderbird起動し
Thunderbird上で全アカウント(テスト用の 3つ)の設定がちゃんと代わってるのを確認しました。
その上で
「起動時に受信したい一つのアカウントのみ」Thunderbird上で設定を戻しました。

3個を編集するのも 300個を編集するのもエディタでの「一括置換」の手間は変わらないので
上述の ケース1 は割と簡単に実施できるかなと。
他のケースも同様に処理出来るのではと思います。

ただし今回の私(maji)のテストは
あくまで
偶然的通行人 さんが書きました:
やるなら At Your Own Risk で......。
での前提でやってます。
積極的におススメするものではありません。
そのあたりご理解お願いします。


では。


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