mozzi さんが書きました:
現在はすでにメッセージフィルタ―を無効化して運用しておりますので直近のエラーはございませんが、
クラッシュ多発していた際のレポートIDを記載させていただきます。
クラッシュレポートのご提示ありがとうございました。
拝見しましたところ、どれもシグネチャは同じで
- [@ nsMsgMaildirStore::MoveNewlyDownloadedMessage ]
関連バグは
- Bug 1264673 - Startup crash at nsMsgMaildirStore::MoveNewlyDownloadedMessage due to null newHdr
となっていました。
nsMsgMaildirStore::MoveNewlyDownloadedMessage において、destMailDB->CopyHdrFromExistingHdr がなぜかエラーを返し、nullポインタチェックのエラー処理がきちんと入っていないためクラッシュしているということのようです。
なお、上記バグが立ったのが昨年の4月、最後のコメントが今年の8月で以後進展が見られないようです。
Thunderbird の開発リソースも限られているでしょうし、この不具合を解決するには つついてやる必要がありそうです。
ただ、クラッシュが起こる状況に関しては手がかりはありますので、ユーザー側で回避することが可能かもしれません。
それはシグネチャにある「Maildir」というキーワードです。
Maildir はメールの格納形式で1メールごとに1ファイルで保存するものです。それに対して、フォルダごとに1ファイル作成し複数のメールのプレーンテキストを連結した形で格納する形式を
mbox といいます。
Thunderbird はデフォルトは mbox ですが、オプション > 詳細 > 一般 > 高度な設定 の「新しいアカウントのメッセージ格納方式」で maildir に変更できます。
クラッシュが発生するのは、格納形式が maildir になってるアカウントに対してフィルターによる移動が発生した場合ではないでしょうか?
もしそうなら、(可能でしたら)アカウントを mbox形式の設定で作り直したらクラッシュを回避できるかもしれません。