起動時頻繁にクラッシュするようになってしまいました。


環境：Windows7 Pro / Thunderbird 52.4.0(32bit)
原因：メッセージフィルタ―だと思われる


状況：起動後メッセージの受信が自動的に開始され特定(どのフィルター時かは不明)のメールを受信するとクラッシュする

　　　　この状況になるとクラッシュ後に起動させても同じところで確実にクラッシュする

対応策：Thunderbird起動前にmsgFilterRules.datファイルを退避させ、フィルターが効かない状態で起動

　　　　　メールを全て受信後にThunderbirdを終了し退避させていたmsgFilterRules.datを戻す

　　　　　Thunderbird起動後フォルダ―にフィルターを適用にて振り分け実施(受信済みのメールはクラッシュせずに振り分けられる？)

　　　　　このままで使用するとmsgFilterRules.datが壊れているのかすぐにまた起動時にクラッシュする為、msgFilterRules.datを削除し
　　　　　手作業で毎回同じメッセージフィルタ―を再作成している



この状況が頻発しており非常にめんどくさい状況となっております。

メッセージフィルタ―は18個作成

ルール：「いずれかの条件に一致」「差出人に次を含む：メールアドレス指定」「メッセージを移動」

ほぼ18個全てがこのような一般的な条件となっています。
何が原因でなぜ頻発するのか、何か回避策はないでしょうか。

よろしくお願い致します。

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Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; Trident/7.0; rv:11.0) like Gecko

とのことですが、さすがに現時点で「これが原因です」とは言えませんので、ざっくりとこんなこと調べたらいいんじゃないかなということを書いていきたいと思います。

最初に、念のため現状のプロファイルやメールデータのバックアップをとっておきましょう。

さて、クラッシュした際のクラッシュレポートは有力な手がかりとなります。まずはこれを調べましょう。

Mozilla クラッシュレポータ TB | Thunderbird ヘルプ

上記を参考に送信済みのクラッシュレポートのIDを調べていただいて、最近のをいくつかご提示をお願いいたします。
クラッシュレポートを調べることでクラッシュ原因の手がかりが得られたり、すでに bugzilla に関連バグが上がっているかがわかります。

次はクラッシュの引き金となる
「特定のメール」です。
特定と書かれているということは、もしかして差出人が同じだったり、特徴的な件名だったり、Content-Type や添付ファイルなど、なにか共通点があるのではないでしょうか？差出人が同じなら関連するフィルタールールも絞られてきます。
また、「特定のメール」を自分に宛てて送信するだけで現象を再現できるなら、対策後の確認に使えます。

あとはそうですね、プロファイルを新しく作って、アカウント設定とフィルタールールを追加して、クラッシュが再発するか試してみましょう。

複数のプロファイルを使用する | Thunderbird ヘルプ

案外、これだけでクラッシュしなくなる可能性もありますし。

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EarlgreyTea 樣

ご返信ありがとうございます。

現在はすでにメッセージフィルタ―を無効化して運用しておりますので直近のエラーはございませんが、
クラッシュ多発していた際のレポートIDを記載させていただきます。
https://crash-stats.mozilla.com/report/index/e614215c-4cd4-4600-a8b3-4666e0171017
https://crash-stats.mozilla.com/report/index/79f53600-5ce5-4a90-8dde-368d30171017
https://crash-stats.mozilla.com/report/index/f4a29da7-8468-4074-bb7b-908620171017
https://crash-stats.mozilla.com/report/index/00ebf6cd-cb62-435c-8d08-54fca0171017

>>特定と書かれているということは、もしかして差出人が同じだったり、特徴的な件名だったり、Content-Type や添付ファイルなど、なにか共通点があるのではないでしょうか？差出人が同じなら関連するフィルタールールも絞られてきます。
>>また、「特定のメール」を自分に宛てて送信するだけで現象を再現できるなら、対策後の確認に使えます。
「特定のメール」と記載させていただきましたが、一度に100件以上受信しており厳密には特定できておりません。

よろしくお願い致します。

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Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; Trident/7.0; rv:11.0) like Gecko

クラッシュレポートのご提示ありがとうございました。
拝見しましたところ、どれもシグネチャは同じで

• [@ nsMsgMaildirStore::MoveNewlyDownloadedMessage ]

関連バグは

• Bug 1264673 - Startup crash at nsMsgMaildirStore::MoveNewlyDownloadedMessage due to null newHdr

となっていました。

nsMsgMaildirStore::MoveNewlyDownloadedMessage において、destMailDB->CopyHdrFromExistingHdr がなぜかエラーを返し、nullポインタチェックのエラー処理がきちんと入っていないためクラッシュしているということのようです。
なお、上記バグが立ったのが昨年の4月、最後のコメントが今年の8月で以後進展が見られないようです。
Thunderbird の開発リソースも限られているでしょうし、この不具合を解決するには つついてやる必要がありそうです。

ただ、クラッシュが起こる状況に関しては手がかりはありますので、ユーザー側で回避することが可能かもしれません。
それはシグネチャにある「Maildir」というキーワードです。

Maildir はメールの格納形式で1メールごとに1ファイルで保存するものです。それに対して、フォルダごとに1ファイル作成し複数のメールのプレーンテキストを連結した形で格納する形式を mbox といいます。
Thunderbird はデフォルトは mbox ですが、オプション > 詳細 > 一般 > 高度な設定 の「新しいアカウントのメッセージ格納方式」で maildir に変更できます。

クラッシュが発生するのは、格納形式が maildir になってるアカウントに対してフィルターによる移動が発生した場合ではないでしょうか？
もしそうなら、（可能でしたら）アカウントを mbox形式の設定で作り直したらクラッシュを回避できるかもしれません。

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EarlgreyTea 樣

ご返信ありがとうございます。
>•Bug 1264673 - Startup crash at nsMsgMaildirStore::MoveNewlyDownloadedMessage due to null newHdr
こちらを確認しましたが中途半端な状況でとまっているようですね。

ユーザ側での回避策をご提示いただきましたが、1万件以上メールを保存しておく必要がございますので1メール1ファイルでの保存を採用しております。

ここまでの状況から使用しているメッセージフィルタ―の作成方法が悪いとかではなく不具合と認識していいようですね。
プログラム修正されるまではメッセージフィルタ―を使用しないか、新着メッセージ受信時の設定を外す運用としたいと思います。

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