hoyajit さんが書きました:
ImportExportToolsというアドオンを使って、別のメーラーで吐き出したmboxファイルのバックアップをとりました。
「別のメーラーで吐き出したmboxファイル」(=バックアップファイル?)を、ImportExportTools を使って Thunderbird 52.0b1 にインポートした(取り込んだ)、という意味でしょうか?
hoyajit さんが書きました:
その結果、主にヘッダー情報に以下のような記載があるメールがことごとく文字化けしました。
インポートが失敗したというエラーメッセージも出ず、Thunderbird 52.0b1 へのインポートは完了したが、取り込み後のメールを閲覧したところ、仰る条件のメールが文字化けしていたというお話ですよね。
hoyajit さんが書きました:
文字化けしてしまったメールは異なる文字コードに変更しても正常化しませんでした。
これは、当該メールに対し、Thunderbird の [表示] -> [テキストエンコーディング] の値を [日本語 (Shift_JIS)] にして、Content-Type の指定条件に合わせても、文字化けが解消されなかった、ということですよね。
hoyajit さんが書きました:
Thunderbird version: 52.01b1
Thunderbird 52.0b1 はベータ版です(後述)。
上述の事柄に留意しつつ、現状で気になった点をいくつかコメントさせていただきます。
(A)「別のメーラーで吐き出したmboxファイル」というのは、具体的にどんなメールソフトから、どんな方法で取り出したものですか。
いまの時点で詳細はわかりませんが、「吐き出した」段階では、データ内部に異常がなかったことは確認できていますか。
確実に mbox 形式のファイルなら、直に Thunderbird に認識させることはできませんでしたか(mbox にはバリエーションがありますが...)。
(B)Thunderbird 52.0b1 はベータ版です。
Daily や Earlybird よりは安定していますが、開発版であることに変わりはありません。とくに、52.0 はテキストエンコーディングまわりにも変更が入っていますので、正式対応が明言されていないアドオンが、52.0b1 との組み合わせで正常に動作するとは限らないことにご留意ください。
当方の Windows 7 上にある Thunderbird 52.0b1 で、Shift_JIS のメッセージを作って自分宛に送受信した限りでは、メッセージ作成、下書き保存、送信控え、受信の全段階で、"文字化け" は起こりませんでした。簡単なチェックしかやっていませんが、52.0b1 上で作成・送受信したメールデータの Shift_JIS に関しては、取り扱いに問題がある、といったことは見出せませんでした。
(C)ImportExportTools のバージョンは何ですか?
現時点で AMO にあるのは 3.2.4.1(2015 年 9 月リリース)で、
https://addons.mozilla.org/ja/thunderbi ... porttools/「動作環境: Thunderbird 1.0 - 45.*」と表示されています。
Thunderbird 52.0b1 で強制無効化されるようなことはないのかもしれませんが、動作上、予期しない問題が起こる可能性は否定できません。
作者のページ
https://freeshell.de/~kaosmos/importexporttools-en.htmlには 3.2.5 がありますが、2016 年 3 月のリリースです。時期的にみて、Thunderbird 52.0 はまだ Nightly 版さえ存在していません。
(D)"文字化け" したメールのサンプルをご提示ください。またソースをご確認ください。
ひと口に "文字化け" といってもパターンに違いがあります。当該メールを選択したとき、メッセージペインにどんな文字列が表示されるのでしょうか。
内容的にまずい部分は出さなくてかまいません。"文字化け" していて判断し難いと思いますが、オープンにして差し支えない部分だけでもご提示いただけると、具体的な状況が他者に伝わります。
[Ctrl] + [U] で開くソースウィンドウで、[表示] -> [テキストエンコーディング] の変更も試してみてください。とくに、[日本語 (Shift_JIS)] を選んだときの状態です。
(E)「別のメーラーで吐き出したmboxファイル」がまだ残っているなら、そのファイルをテキストエディタで開いてみることはできるでしょう。
その際、文字コードを切り替えてファイルを読み込み直せるテキストエディタを使うことで、その mbox ファイル内に各メッセージデータの状態を確かめられると思います。
例えば、Shift_JIS で開いたとき、「Content-Type: text/plain; charset="Shift_JIS"」のメールの本文部分が文字化けせずに読めるなら、少なくとも「別のメーラーで吐き出したmboxファイル」内の「Content-Type: text/plain; charset="Shift_JIS"」なメールのデータに問題はないと考えられます。
同様に、UTF-8 で開いたときは「Content-Type: text/plain; charset="UTF-8"」なメールの本文部分が、ISO-2022-JP で開いたときは「Content-Type: text/plain; charset="ISO-2022-JP"」なメールの本文部分が、文字化けせずに読めるはずです。
もし、(E)で「別のメーラーで吐き出したmboxファイル」に問題はないことがわかれば、次に疑わしいのは、ImportExportTools でのインポート時だといえるでしょう。
Thunderbird 45.7.0 + ImportExportTools 3.2.4.1 の組み合わせで「別のメーラーで吐き出したmboxファイル」をインポートして問題が起こらないのなら、hoyajit さんがお使いの Thunderbird 52.0b1 + ImportExportTools(バージョン不明)の組み合わせに問題があるのかもしれません。
とりあえず気がつくのは以上です。的外れな話だったらすみません。
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