当方からの問いかけにお答えいただき、ありがとうございます。状況は大筋で了解しました。
mozzy さんが書きました:
受信したメールのソース、署名部分とは以下の部分を言われているものと思われますが、当方には呪文のようで理解不能です。
これは、電子署名またはデジタル署名といわれるもので、電子的な身分証明を表すデータです。メール本文の末尾につける署名とはまったく別物です。
このデータは、トピックの編集で削除しておいてください。
mozzy さんが書きました:
今回の署名につきましては、Windows7の際には全く問題なく送受信できていたものが、最近Win'10にアップグレードして以降、出現するようになった事象です。OSの変更と何か関連があるでしょうか?
自分は Windows 10 を使っていないので何とも申し上げられません。
しかし一般論としていえば、OS のバージョンが変わったことで、HTML の書式で書いた同一の署名が、同じ Thunderbird 上で表示が変わることは考えられません。HTML メールの内容を解釈するのは Thunderbird であって、OS ではないからです。
仮に、Thunderbird のバージョンが変わって HTML の解釈に関する仕様が変更されたとか、不具合が生じたとかなら、表示に変化はあるかもしれませんが......。
mozzy さんが書きました:
・当方の署名の記述例を示します。
(プライベート部分のみ文字列を変更しています。)
■■■■■■■■■■■■■■■
<br> <b><FONT size="2"><font color=#483D8B><font face="Arial">会社名/b></FONT></font></font>
<br> <FONT size="1"><font face="Arial"><I>郵便番号</FONT></font></I>
<br> <FONT size="2"><font face="Arial">住所</FONT></font>
<br> <font color=#483D8B><FONT size="2"><font face="Arial"><I> TEL: <b>***-***-****</b></font></font></FONT></I>
<br> <FONT size="2"><font color=#696969><font face="Arial"><I> FAX: ***-***-****</FONT></font></font></I>
<br> <b><font color=#4169E1><A>e_mail address</font></I></b><br>
■■■■■■■■■■■■■■■
率直に申し上げて、文法上のミスがありますし、相当雑というか古い形式で書かれています。(下記、補足)
ただ、電子メールにおける HTML 形式は、Web サイトで使う HTML と違って厳密な規格というのがなく、各メールソフトの解釈に依存している側面が強いです。
そのため、HTML の標準規格から大幅に外れた書き方でも、それらしく表示されることもあれば、ソースのわずかな差異で表示が大幅に変わる可能性もあります。これは同時に、メールソフトの種類(とその設定内容)によっては HTML メールの表示状態が変わりうることを意味します。
メールの HTML には文書型定義(DTD)がありませんし、タグの大文字・小文字は区別されませんが、できればひとつのソース内に混在させるのはやめておいたほうがいいと思います(例:<FONT> と <font> など)。基本的にタグは小文字で書く習慣をつけたほうが無難でしょう。
ご提示の上記ソースをそっくりコピーして、当方の Windows 7 上の Thunderbird 45.2.0 のアカウント設定の当該欄に貼り付け、HTML 形式でテスト用のメッセージを作成・送信してみました。
メッセージ作成ウィンドウに表示される署名、一度下書き保存したものを表示したときの署名、受信メッセージをオリジナル HTML 形式で表示した署名は、どれも同じように表示されました。HTML の文法上正しい表示かどうかはともかく、局面ごとの相対的な表示に大きな変化は認められませんでした。
これを、Windows 10 環境の Thunderbird でテストしてくださる方がおられると、さらに違いがわかるかもしれません。
(補足)
提示されたソースでは、例えば <i> タグの開始と終了の位置関係がおかしい部分があります。
× <font><i>aaaaa</font></i>
○ <font><i>aaaaa</i></font> または <i><font>aaaaa</font></i>
タグは入れ子構造が基本です。(下図は等幅フォントで最適化)
<x><y>aaaaa<y/><x/>
│ └───┘ │
└───────┘
ただし、Thunderbird で実際に作成されたメッセージのソースでは、このあたり不備が自動的に適切な入れ子構造に修正され、混在する大文字・小文字も統一されていました。
ぼくが HTML メールを使う機会は限られており、これまで署名を HTML 形式で書くこともなかったので、Thunderbird の署名の挿入でこのような調整がおこなわれることを初めて知りました。
Thunderbird 上での表示に限っていえば、HTML 形式で開いたメッセージ作成ウィンドウで、本文欄に署名にしたい内容を書き HTML で装飾したものを下書き保存。そのソースから作成した署名部分の内容(タグ付きのソース)を抜き出したものを、[アカウント設定] -> [<AccountName>] -> [既定の差出人情報] -> [署名編集] の欄に入れるか、HTML ファイルとして保存し [ファイルから署名を挿入する] で指定したほうが、いいのではないかと思います。
(補足ここまで)
上述のような事情から、ご提示のソースの署名が、[下書き] フォルダに保存したときは「意図した通り正しく表示」されていたとしても、送り先の環境で同等に表示されるとは限りません。
しかし、同じ環境内で表示に差が出ることは考えにくいです。自分宛に送信して、それを送ったのと同じ Thunderbird で受信したメッセージの署名が、「HTMLタグ情報が全く正しく反映されていません」という状態になるのだとすると、その条件と仕組みがわかりません。
もう一度お尋ねしますが、これはプレーンテキスト形式のように表示されてしまうという意味ですか。
それとも、HTML の指定内容と異なる状態で表示されるという意味ですか。例えば、赤色で指定した文字が青色で表示されるとか、斜体の指定が部分的に効いていないとか......。
できれば、その変化のある署名2つを画像でお示しいただくと、このフォーラムを見ているユーザーさんに、mozzy さんのところの事情が伝わるとおもいます。
比較テスト用に、即席ですが、CSS でのスタイル指定をベースにした HTML を作ってみました。
このソースを使い、mozzy さんのところでテストしてみると、どのような結果になりますか。
コード:
■■■■■■■■■■■■■■■<br>
<span style="font-size: x-large; font-family: Serif; font-weight: bold; color: #483D8B;">会社名</span><br>
<span style="margin-left: 1em; font-size: small; font-family: Sans-serif; font-weight: bold; font-style: oblique;">郵便番号</span><br>
<span style="margin-left: 1em; font-size: medium; font-family: Sans-serif;">住所</span><br>
<span style="margin-left: 2em; font-size: medium; font-family: Sans-serif; font-style: oblique; color: #483D8B;">TEL: ***-***-****</span><br>
<span style="margin-left: 2em; font-size: medium; font-family: Sans-serif; font-style: oblique; color: #696969;">FAX: ***-***-****</span><br>
<span style="margin-left: 1em; font-weight: bold; font-style: oblique; color: #4169E1;">e_mail address</span><br>
■■■■■■■■■■■■■■■
(補足)
ご提示のソースから mozzy さんの意図になるべく沿うようにしましたが、簡略化等のため一部変更した部分があります。例えば、font-family ではフォントの種類ではなく明朝体(Serif)かゴシック体(Sans-serif)かだけを指定し、受信者が選択している明朝用フォント、ゴシック用フォントを使うようにしました。
フォントの指定は、指定内容を区別できるよう分けて書きましたが、font-* の項目によってはまとめることもできます。
(注意)
フォントまわりの指定は、受信者に対してメールの可読性に影響を与えやすい項目です。視覚的なハンディキャップがあって特別な設定を施している受信環境では、送信側で細かく指定されたサイズや書体、配色などがそのとおりに表示されると、まともに読めないことがあります。送信側の表現意図もあるでしょうが、複数の(そして未知の)受信側の諸事情に配慮するなら、細かすぎる指定をせず、受信側の裁量に任せたほうがいい場合が多いことにご留意ください。
mozzy さんが書きました:
※余談ですが、上記最下段のe_mail addressにLinkを張る方法(タグ)がわかりません。(mailto:*****@****.com 等)。そのためのタグ等があれば、併せてご教示ください。
たいていのメールソフトでは、電子メールアドレスの命名規則に準拠した文字列は、メールアドレスとして認識されますから、リンク云々は考える必要はないと思います。ただし、Thunderbird のメッセージ作成ウィンドウでは、メールアドレスの自動リンクは働きません。いったん下書き保存してから確認してください。
(補足)
とくに HTML 形式の場合、表示されているメールアドレスに対し、まったく異なるメールアドレスを mailto リンクさせることが可能なので、安直な詐欺メールなんかに利用されることがあります。なので、その気はなくても中途半端にこのあたりのリンクをいじっていると、相手からあらぬ疑いをかけられることもありますから注意してください。
とりあえず以上です。ぼくが見落としていることを、他のユーザーさんが気づいてアドバイスくださるかもしれませんから、そちらのほうもしばらく待ってみてください。