かつお さんが書きました:
教えて頂いた方法でできました!助かりました!
どの方法で解決なさいましたか。
そのあたりの具体的なことを書き添えていただくと、後々このトピックを参照なさる方々にとって有益な記録になると思います。
知識や情報の共有がユーザーコミュニティの役割の一つですので、差し支えなければご協力いただけるとありがたいです。
かつお さんが書きました:
ついでにひとつ質問ですが、
たとえば、「件名」の部分は「#msgSubject」など、
定義というかその部分の名前が載っているページとか一覧とかご存知ありませんか?
残念ながら、HTML のタグ一覧のようなリファレンスマニュアルと同等の意味で、Firefox や Thunderbird の UI のセレクタ一覧が乗っているようなページは存じ上げません。
Firefox や Thunderbird のユーザーインターフェイスは、XUL という仕組み(UI 言語)で構成されています。このうち、見た目やデザインを定義する部分では CSS が応用されています。
そのため、userChrome.css や userContent.css を使って、ある程度はユーザーの希望する内容を Firefox や Thunderbird の外観(表示・非表示や配色変更など)に反映させることができます。
その際、 Firefox や Thunderbird のどの部分を変更したいかによって、指定対象となるセレクタ(id や class など。例えば #msgSubject とか)が変わってきます。
しかし、 Firefox や Thunderbird のバージョンアップにともなう仕様変更などで、これらのセレクタ名が変更されることがありますし、導入したアドオンによって上書きされるケースもあります。
また、あるメニューの選択時の背景色と文字色をカスタマイズしたいような場合、単にセレクタ名が分かっただけでは対応できません。未選択時ではなく選択時の条件を同時に記述してやる必要があります。
一般的には、DOM Inspector などの開発ツール(アドオン)を使って、自分の環境におけるセレクタその他を、自身で調べることになると思います。
そのためには、ある程度自分で勉強し、知識や経験を身につける必要が出てきます。
userstyles.org などで公開されているユーザースタイルの多くは、それを書いた人が自分で調べているはずです。例えば、Firefox 2.0 用とか 4.0 用とかバージョンが指定されているのは、バージョンによってセレクタその他の仕様が異なるからです。
で、そこまでやる余裕や意欲やスキルがないユーザーでも、比較的簡単にユーザースタイルを利用できるようにしているのが Stylish です。
userstyles.org などで公開されている既製のスタイルを簡単に導入できるため、自分で CSS のソースを記述できなくても結果だけを享受することができるわけです。
それでも、Stylish やユーザースタイルを使いこなすためには、CSS の基礎知識ぐらいはあったほうがいいと思います。
公開されている多くのスタイルは汎用的なものなので、たいていの場合に期待通りの結果になると思いますが、ユーザー環境によっては通用しない場合もあります。
意味も分からないまま、どこかに書いてあるスタイルをあれこれ導入していると、それらが競合して表示や動作に不具合を招いてしまうことがありますし、バージョンアップで Firefox や Thunderbird の仕様が変更されたとき、これまでのユーザースタイルが効かなくなることもあります。
そんな時、既製のセレクタしか知らないなら、どこをどう修正すればいいかわからず途方に暮れるケースも出てくるでしょう。
そんなわけですから、どこかにリストアップされた一覧に期待するより、自分の環境条件の下で自身で調べる術を知っておくほうが、ずっと有益だと思います。
興味があるなら、下記を参考にしてみてください。
(参考)・DOM Inspector | MDN
https://developer.mozilla.org/ja/docs/DOM_Inspector(注:部分的にしか邦訳されていません。)
とりあえず以上です。