横から失礼します。
snoop さんが書きました:
左側のフォルダペインですが、アカウント名の下には受信トレイがなく、ローカルフォルダの下に受信トレイ以下のフォルダが並んでいます。
これはおかしい状態でしょうか?このままで不具合はありますでしょうか?
ユーザーが [Account Name] という1つのアカウントを設定した場合のフォルダペインの一般的な状態を模式的に示すと、次のようになります。(簡略化のため他のフォルダは省略)
[ローカルフォルダ] は既定で存在し、通常は非表示にできません。
[Account Name]
├[受信トレイ]
└[ごみ箱]
[ローカルフォルダ]
├[受信トレイ]
└[ごみ箱]
(A)「アカウント名の下には受信トレイがなく」というのが、アカウント名そのものが存在せず、従ってその配下にあるべき [受信トレイ] が表示されていない次のような状態なら、必ずしも「おかしい状態」とはいえません。
[ローカルフォルダ]
├[受信トレイ]
└[ごみ箱]
(A)の状態は、kiki さんからご指摘があるように、ユーザーが設定した POP アカウントを [共通受信トレイ] として使う設定
(*)した場合の表示で、その条件下では正常な表示になります。
[共通受信トレイ] として [ローカルフォルダ] に統合された POP アカウントは、フォルダペインには表示されなくなりますが、そのアカウントのメッセージは設定どおり [ローカルフォルダ] の [受信トレイ] で受けるようになります。
(*)[アカウント設定] -> [Account Name] -> [サーバ設定] -> [メッセージの保存] -> [詳細] から開く [アカウントの詳細設定] で、[別のアカウントの受信トレイ] -> [共通受信トレイ(ローカルフォルダ)] を指定した場合のことです。この設定は IMAP アカウントでは使えません。
(B)「アカウント名の下には受信トレイがなく」というのが、アカウント名は存在するが、その配下に [受信トレイ] が表示されていない次のような状態なら、「おかしい状態」といえます。
[Account Name]
└[ごみ箱]
[ローカルフォルダ]
├[受信トレイ]
└[ごみ箱]
このような状態での運用は避けたほうが安全だと思います。
通常、POP であれ、IMAP であれ、アカウントを個別に設定したときは、個々のアカウントの配下に必ず [受信トレイ] が存在します。
snoop さんが書きました:
Windows7になってから、WindowsLiveMailの設定をインポートしました。
Thunderbird のアカウント設定を、Thunderbird のネイティブな設定手順で最初から構築したのではなく、別のメールソフトからインポートした場合、状況によってはアカウントの内容や配下のフォルダ構成が適切に取り込めないケースがあります。
Thunderbird に不具合があるケースを含め、原因は様ざまに考えられますが、要は Thunderbird 側の事情だけでなく相手側の事情が影響してくることで、単純には原因のありかを判断できません。
例えば、これまで使っていたメールソフトの調子が悪いため、思い切って Thunderbird に乗り換えるような場面では、"調子が悪い" 時点でインポート元に何らかの不具合が発生している可能性が高いため、単純にインポートしただけでは正常に取り込めないこともありうる、ということです。
電子メールシステムの標準規格に則った部分(例えば、メッセージデータなど)は、インポート・エクスポートで問題が起こることは少ないですが、メールソフト固有の仕様で管理されている部分(例えば、アカウント情報、アドレス帳データ、フォルダ構造など)は、期待通りにインポート・エクスポートできないこともあります。
[設定とデータのインポート] で一括して取り込めればラッキーですが、これはインポート元が正常で、一般的・標準的な設定で使われているほど成功率が高くなります。
この "一般的・標準的" には幅がありますが、インポート元の環境でユーザー固有のカスタマイズや変則的な設定が多ければ多いほど、適切にインポートできない確率は上がります。
そのようなときは、一番の土台となるアカウント設定を Thunderbird のネイティブな手順でいちから作り、メッセージデータ(メールボックス)やアドレス帳などは個別にインポートした方がいいこともあります。
(参考)・Thunderbird への移行 | Thunderbird ヘルプ
https://support.mozilla.org/ja/kb/switching-thunderbirdとりあえず気になったことを書かせていただきました。的外れな話になっていたらすみません。