フィーネ さんが書きました:
社外との連絡メールにて、表題の現象が発生しました。
社外の方からユーザーA,B,Cに対して、ToにユーザーA、CCにユーザーB,Cを入れて送信された際、
ユーザーAとCは正常に受信できましたが、ユーザーBが受信できていない状態になりました。
ユーザーAとBはThunderbirdのIMAPにて受信、社外の送信者とユーザーCはOutlookを使用しております。
メールヘッダーを確認してみたところ、
CC: =?UTF-8?B?IuOCqOOCpOODk+ODg+ODiCDlhoXlt50gPHVjaGlrYXdhQGF2aXQuY28uanA+?=
=?UTF-8?B?44Ko44Kk44OT44OD44OIIOWvjOaoqyI=?= <ユーザーC@ドメイン>,
となっており、ユーザーBに該当する箇所のアドレスが消失してしまっているようでした。(UTF-8が化けている?)
Gmailのレポートで送受信状況を確認したところ、そもそもユーザーBには送信された形跡がありませんでした。
Gmailサポートにも確認したところ、Thunderbirdのほうの問題ではないかとのことで、こちらへ投稿させて頂きました。
Content-Type: text/plain; charset=UTF8/Content-Transfer-Encoding: base64 のメールの本文データとして、メールヘッダーのbase64エンコードされたデータを全部つないだものを置いたメールデータを作るだけで、状況が見えてきます。
Atom間のスペースやヘッダーの折り返しのスペースが一部関係しますから、スペースは[SP]、改行は[CRLF]と表記。
Subject:[SP]=?UTF-8?B?IuOCqOOCpOODk+ODg+ODiCDlhoXlt50gPHVjaGlrYXdhQGF2aXQuY28uanA+?=[CRLF]
[SP]=?UTF-8?B?44Ko44Kk44OT44OD44OIIOWvjOaoqyI=?=[SP]<username-C@domain.com>[CRLF]
To:[SP]=?UTF-8?B?IuOCqOOCpOODk+ODg+ODiCDlhoXlt50gPHVjaGlrYXdhQGF2aXQuY28uanA+?=[CRLF]
CC:[SP]=?UTF-8?B?44Ko44Kk44OT44OD44OIIOWvjOaoqyI=?=[SP]<username-C@domain.com>[CRLF]
Content-Type:[SP]text/plain;[SP]charset=UTF-8[CRLF]
Content-Transfer-Encoding:[SP]base64[CRLF]
[CRLF]
IuOCqOOCpOODk+ODg+ODiCDlhoXlt50gPHVjaGlrYXdhQGF2aXQuY28uanA+44Ko44Kk44OT44OD44OIIOWvjOaoqyI=[CRLF]
本文の表示。UTF-8のデータのBase64エンコード自体は壊れていません。
"エイビット 内川 <uchikawa@avit.co.jp>エイビット 富樫"
CC: "エイビット 内川 <uchikawa@avit.co.jp> エイビット 富樫" <username-C@domain.com>
と同等なのだから、username-C@domain.comさんにだけ届いてしかるべき。
もしもuchikawa@avit.co.jpさんにも届いたとしたら、それは、送信者の方の使っているメーラーの、とんでもないバグ。
DOM Inspectorで見た、ヘッダーペインのSuject:/To:/CC:の表示部分の要素の内容
Subject: =?UTF-8?B?IuOCqOOCpOODk+ODg+ODiCDlhoXlt50gPHVjaGlrYXdhQGF2aXQuY28uanA+?=
=?UTF-8?B?44Ko44Kk44OT44OD44OIIOWvjOaoqyI=?=<username-C@domain.com>[CRLF]
aria-label="Subjec: "エイビット 内川 <uchikawa@avit.co.jp>エイビット 富樫" <username-C@domain.com>"
To: =?UTF-8?B?IuOCqOOCpOODk+ODg+ODiCDlhoXlt50gPHVjaGlrYXdhQGF2aXQuY28uanA+?=
value="エイビット 内川 <uchikawa@avit.co.jp>"
CC: =?UTF-8?B?44Ko44Kk44OT44OD44OIIOWvjOaoqyI=?= <username-C@domain.com>
value="エイビット 富樫" <username-C@domain.com>"
To:とCC:に分割した時に、ヘッダーの表示で、「エイビット 内川」の前の「"」は消えるのに、「エイビット 富樫」の後ろの「"」が残るのは、どこかのQuirksのコードのせいでしょう。
要は、Aさん、Bさん、Cさん、に送った、というのが嘘であり、Aさん、Cさん、にしか送っていない、というだけの話。
Aさん、Bさん、Cさん、に送ったつもりになるのは、多分アドレス帳の名前部分に他の人のアドレスが入っていて、メール作成時に、勝手にその他の人のアドレスにも送られていると思い込んでいるだけ、という落ちでしょう。
Outlookで、アドレス帳に、カンマで分割して複数のメールアドレスを入れてしまったのかな?
フィーネ さんが書きました:
また、このメールに対してユーザーAがToを社外の方、CCをユーザーB,Cにし、返信した場合にも同様の現象が発生しております。
本当に、Aさんは、「CCをユーザーB,C」にして返信したのですか?
Thunderbirdでは絶対に気がつけないのは、Reply-Allをやると、CC:欄に、以下が表示されてしまうため。
CC: エイビット 内川 <uchikawa@avit.co.jp>エイビット 富樫 <username-C@domain.com>
両側の"を取ってしまうので、どう見たって、二人に送っている...
たとえ、Reply-AllなどのTbのUIから行った場合には、二つのメールアドレスなら必ず二つのCC:欄になる、と知っていてそれが頭に入っていたとしても、見たとたんに、二人に送っている、と脳が瞬間的に判定する...
CC:欄の内部の仕様上は、「avit.co.jp>」 と「エイビット 富樫」の間に「,」があって、「avit.co.jp> , エイビット 富樫」になっていないと二人じゃない、と知っていたって、自分でタイプしているわけではないから、脳が警告を出してくれるはずもない...
そのようなメールを受け取って、メールから、それをアドレス帳にそのまま登録すると、
"エイビット 内川 <uchikawa@avit.co.jp>エイビット 富樫" という名前で アドレス帳にusername-C@domain.comが登録され、
送信時にそれがTo:欄やCC:欄に表示されると、どうあがいても、uchikawa@avit.co.jp と username-C@domain.com に送っているとしか見えないはず(^^;