あらら、9月17日に、元々の問い合わせを編集して、追加情報、とかいって、質問への回答をしていた
sung さんが書きました:
また、送信できないは、エラーだと言ってSMTPサーバーがメールの送信を拒否、ですか?それとも、SMTPサーバーはそのメールを受け付けるが、一部の宛先にだけメールが届かない、ですか?
‐SMTPサーバーにはちゃんと受け付けましたが、実際メールは一部しか】発送されなかったです。
なんですから、ThunderbirdからSMTPサーバーへの送信はちゃんとできているわけで、
sung さんが書きました:
また、送信状況がバラバラになる、とは、どのような現象を指すのですか?
‐メールを発想した複数の中で送信できた人がいり、できなかった人もいるということです。
は、現象の捉えかたが間違っています。
「複数のCC:のうちの一部の人のところに届いていない」という現象ですね。
ThunderbirdからSMTPサーバーへの送信ができた、SMTPサーバーがメールを受け付けた、のですから、
FROM:コマンドで指定したFrom:ヘッダーのメールアドレスと、RCPT:コマンドで指定したTo:/CC:/BCC:ヘッダーのメールアドレスを、SMTPサーバーが受け入れて、
その後、Tbが渡したメールのデータを、SMTPサーバーが、スパムだとかウィルスメールだと言って拒否せずに、OKの応答を返してきた、
ということになります。
SMTPサーバーがメールを受け付けた後は、Thunderbirdを含め、全てのメーラーは、一切関係ありません。
Thunderbirdがメールデータを引き渡したSMTPサーバーから先は、
SMTPサーバー ⇒(A)⇒ [ 0個以上のリレーサーバー ⇒(B)⇒ ] 宛先のSMTPサーバー ⇒(C)⇒ 宛先のPOP3/IMAPサーバー ⇒(D)⇒ 宛先の人用のサーバー上のMbox ⇒(E)⇒ 受信者のPCのメーラーのInbox [ ⇒(F)⇒ メーラーのメッセージフィルターで他のメールフォルダーに移動とか削除 ] ⇒(G)⇒ 受信者がメールを見る
というような経路をたどって、受信者の人にメールが渡ります。
どの段階でも、なんらかのエラーがあり得ます。
(i) 本当はちゃんと(E)/(F)まで行っているのに受信者が勘違いしてメールが届いていないと言っている。
(ii) (A)のところで滞っている(宛先の人用のサーバー上のMboxが満杯で、再送待ち)
(iii) (A)で、宛先のサーバーが受け取りを拒否(送信元のサーバーがブラックリストに載っている、など)
(iv) (A)で、送信元のサーバーが、宛先のサーバーに送らない(宛先のサーバーがブラックリストに載っている、など)
(v) メールアドレスが違っているが、そのメールアドレスは存在するので他人のところに送られている、というケースもあります。
もし(iii)や(iv)ならば、通常は、送信失敗のメールがSMTPサーバーから来ますし、(ii)でも、大抵は、送信をリトライ中のメールがSMTPサーバーから来ますから、多くの場合、宛先のサーバーまでは届いているケースになるでしょう。
良くあるのが、宛先のSMTPサーバーが受け取った後、スパムと判定した、などの理由で宛先の人のMboxには入れないが、拒否したとか宛先が存在しない、といった、エラーを通知するメールは送信者に返さない、というようなケースです。
日本の携帯各社は、パソコンからのメールについて、そういった挙動をデフォールトにしています。
また、受信者のPCのメーラーのスパムフィルターが「迷惑メール」フォルダーに移動してしまうので、受信者が届いていることに気がつかない、というのも、非常に良くある話。
まずは、宛先の人のMboxに本当に入ったかどうか、あたりから調べてみるといいでしょう。
また、特定のドメインの宛先だけ届かない、とか、全く別のドメインではなくてa1@x.y.zとa2@x.y.zと同じドメインの別の人に送った時に一方だけ届かない、とか、同じ人に複数回送ると時々届かない、とか、そういった特徴があると、そういった現象にはなり得ない原因を排除できますから、原因を絞り込むことができます。