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検索フォルダの活用 https://forums.mozillazine.jp/viewtopic.php?f=3&t=13922 |
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作成者: | abe_LRT [ 2013年3月10日(日) 14:56 ] |
記事の件名: | 検索フォルダの活用 |
Thunderbirdの初心者で、OSはWidows7、Thunderbirdは17.0.3です。 Microsoft Outlookを長年使い、メールをやり取りする個人・組織あるいはテーマ等に応じてフォルダを作り、1000近くになりました。Microsoft Outlookは、検索フォルダと仕訳ルールの機能が限定的で、自動または手動でフォルダに振分ける手間が大変です。また、データファイルの数を増やし、かつ各ファイルの容量が大きくなるに従い、エラーによるリセットが頻発するようになりました。 そこで、Thunderbirdは検索フォルダとメッセージフィルタの機能が高く、アドオンによりさらに高機能化できるのではと期待して乗換えました。ところが、以下のような不具合あるいは不便があり、難儀しています。 ・作成済みの検索フォルダにアクセスするたびに検索し直す場合が多い ・検索フォルダが適正に機能しない場合がある(毎回ではない) ・表示列の選択を改めてもデフォルトに戻ってしまう場合がある(毎回ではない) まだまだ初心者でよく分かっておらず、また掲示板で「検索フォルダ」を検索すると膨大なトピックが表示され、適切なものを見つけられていません。ヘビーユーザーの方のアドバイスを頂けるとありがたいです。 |
作成者: | kiki [ 2013年3月10日(日) 16:39 ] |
記事の件名: | 検索フォルダ活用上の問題について |
abe@lrt.co.jp さんが書きました: ・作成済みの検索フォルダにアクセスするたびに検索し直す場合が多い 「検索フォルダ」は、文字どおり検索したメッセージを、フォルダとしてまとめておける 機能です。 がしかし、メッセージ本体は、「検索フォルダ」には存在しません。 インデックスによって関連付けて、表示させているだけです。 メッセージのコピー・移動・削除・追加があると、その都度インデックスを更新(書き換 え)をおこないます。 そういう仕様です。 もし、大量のメッセージや、広範囲に及ぶフォルダを検索対象としている場合、更新処理 に負荷がかかります。 この処理中に、他の同時処理するものが加わると、更に負荷が増します。 PC のスペックなどの環境条件にも、当然ながら、左右されるかと思われます。 abe@lrt.co.jp さんが書きました: ・検索フォルダが適正に機能しない場合がある(毎回ではない) どのように適正に機能しないのか不明ですが、上記のようにインデックスの更新処理に、 不整合が起きると、問題が見られるかも知れません。 機能しない現象と、それが起きる共通条件を見いだせば、何か対処や回避方法が考えられ るかも知れません。 abe@lrt.co.jp さんが書きました: ・表示列の選択を改めてもデフォルトに戻ってしまう場合がある(毎回ではない) フォルダ毎のカラム(件名、差出人など)表示情報は、これまたインデックスファイルに 保管されています。 ですので、更新時などにうまく処理できていないと、戻るかも知れません。 また、セッション情報ファイルを、何かしらの外部ツールで消去させている場合や、セキ ュリティ対策ソフトが、更新や保存をブロックしていることも可能性としてあるかも知れ ません。 [補足:その1] Microsoft Outlook は、ほとんど使用したことがないので、よくわかりませんが、PC 上で 各種ファイルの更新などの、処理の負荷がかかるのは、同じでしょう。 通常、扱うファイルの数や容量が膨大になれば、それだけ負荷が増します。 ネットワーク上にあるファイルへのアクセス処理も加われば、更に増します。 同時に OS 上の各種制約・制限もあります。 HDD のフラグメント・破損やエラーなどのメンテナンスは当然のこと、常駐しているアプ リケーションや、同時に起動処理しているアプリケーションとの負荷との兼ね合いも、考 慮するなど、トラブルを最小限にする運用・利用が基本です。 [補足:その2] Thunderbird は、各種ユーザデータを、プロファイルに保管しています。 扱うメッセージや検索の処理量が多いほど、かなり頻繁に更新処理をしますので、特にイ ンデックスファイルをきちんとメンテナンスしてやらないと、問題を起こしやすくなりま す。 対応に不備のあるアドオン(拡張機能・テーマ)を利用することも、問題を起こす要因に なります。 ユーザのところで起きている問題の多くは、PC (OS) 上のメンテナンスと共に、扱うデー タをどんどん増大させている一方で、メンテナンスを放置していることに起因があると推 察します。 不具合を起こすアドオンの、切り分けをしないことも、見られます。 また、他のアプリケーションやツールの仕様上の機能が、関係しているケースも少なくな いようです。 [お勧め] 1.インデックスの「最適化」で、常時メンテナンスをおこなう 「最適化」を半自動的に、実行できるようにしておきましょう。 [ツール] > [オプション] > [詳細] > [ネットワークとディスク領域] > [ディスク領域] で「ディスク領域を MB 以上節約できるときはフォルダを最適化する」にチェックを 入れて、有効にしておきましょう。 上記で設定した領域サイズになると、「最適化」を促すメッセージが表示されます。 2.フォルダには、大量のメッセージを保管しない 「最適化」は万能ではありませんので「受信トレイ」などに大量のメッセージを貯め込ん で、制限容量を超えるほどになると、機能しなくなるトラブルを起こす可能性があります。 フォルダあたりのメッセージの保管容量は、OS にもよりますが、通常は 4GB です。 (4GB は Windows OS の場合です) ですので、「最適化」と併せて、保管容量を快適な操作ができる程度に、抑制しておくの もトラブル回避のための工夫方法です。 [参照] #トラブル対処や仕様理解に有用ですので、ぜひ参照・利用ください。 サポート | 無料メールソフト Thunderbird Thunderbird サポート ホームページ | Thunderbird ヘルプ 【大きなお世話】 このフォーラムに関わらずですが、投稿者名(ユーザ名)に、メールアドレスを用いるのは 不適切です。 メールアドレスの「実在・実在しない」の有無に関係なく、無用なトラブルを避ける意味で も、やめましょう。 |
作成者: | abe_LRT [ 2013年3月10日(日) 17:43 ] |
記事の件名: | Re: 検索フォルダ活用上の問題について |
kiki様 初心者向けに丁寧なご説明をありがとうございました。 > メッセージ本体は、「検索フォルダ」には存在しません。 > インデックスによって関連付けて、表示させているだけです。 > メッセージのコピー・移動・削除・追加があると、その都度インデックスを更新(書き換 > え)をおこないます。そういう仕様です。 Microsoft Outlookも同様で、承知しています。検索フォルダにアクセスすると、左下に「○○○の要約ファイルを作成しています。」と次々に表示されるので、前回から変更されていないフォルダにもそういった作業をする仕様のようで、期待外れでした。 > もし、大量のメッセージや、広範囲に及ぶフォルダを検索対象としている場合、更新処理 > に負荷がかかります。 > この処理中に、他の同時処理するものが加わると、更に負荷が増します。 > PC のスペックなどの環境条件にも、当然ながら、左右されるかと思われます。 変更されていないフォルダの「要約ファイル」をいちいち更新する仕様では、一定以上のメール数を扱う限り、どんな高性能なPCでも満足できる処理速度になりません。 > どのように適正に機能しないのか不明ですが、上記のようにインデックスの更新処理に、 > 不整合が起きると、問題が見られるかも知れません。 > 機能しない現象と、それが起きる共通条件を見いだせば、何か対処や回避方法が考えられ > るかも知れません。 使い始めてまだ数日で、再現の規則性を見出せていません。 > フォルダ毎のカラム(件名、差出人など)表示情報は、これまたインデックスファイルに > 保管されています。 > ですので、更新時などにうまく処理できていないと、戻るかも知れません。 この現象も再現の規則性を見出せていません。 ついでに書くと、列表示を「他のフォルダにも適用」の機能がうまく働きません。今までにつかんだ規則性は以下です。 ・Microsoft Outlookからインポートした後に一度もアクセスしていないサブフォルダには反映されない ・別ファイルのフォルダには反映されない > また、セッション情報ファイルを、何かしらの外部ツールで消去させている場合や、セキ > ュリティ対策ソフトが、更新や保存をブロックしていることも可能性としてあるかも知れ > ません。 これはないと思います。 >通常、扱うファイルの数や容量が膨大になれば、それだけ負荷が増します。 Microsoft OutlookからインポートしてThunderbird向けに作成されたファイルの合計は約10GBです。ハードディスクがTBの時代に、この程度のファイルサイズに対して処理速度が緩慢となるのは残念です。 ついでに書くと、インポート時も不思議な現象が起き、Microsoft Outlookのファイル(拡張子pst)の保存先を2つのドライブにしていたのですが、片方しかインポートされず、それも13ファイル中の3ファイルがインポートされませんでした。インポートされなかったpstファイル分は、当座はMicrosoft Outlookで参照し、時間のできた時にトライ&エラーでインポートするつもりです。 > HDD のフラグメント・破損やエラーなどのメンテナンスは当然のこと、常駐しているアプ > リケーションや、同時に起動処理しているアプリケーションとの負荷との兼ね合いも、考 > 慮するなど、トラブルを最小限にする運用・利用が基本です。 能率的に業務をするため、私は、ディスプレイ2台に表示し、同時にアプリケーションを数個立上げ、Windowを10~20個開いています。とは言え、作業しているもの以外の負荷はほとんどゼロです。 > Thunderbird は、各種ユーザデータを、プロファイルに保管しています。 > 扱うメッセージや検索の処理量が多いほど、かなり頻繁に更新処理をしますので、特にイ > ンデックスファイルをきちんとメンテナンスしてやらないと、問題を起こしやすくなりま > す。 ユーザーがすべき作業は何でしょうか。 > 対応に不備のあるアドオン(拡張機能・テーマ)を利用することも、問題を起こす要因に > なります。 アドオンをダウンロードできる日本語版サイトを見つけられず、まだ1つもインストールしていません。 > 1.インデックスの「最適化」で、常時メンテナンスをおこなう ヘルプを読んだ中で理解し、設定済みです。 > 2.フォルダには、大量のメッセージを保管しない > フォルダあたりのメッセージの保管容量は、OS にもよりますが、通常は 4GB です。 フォルダを細分化しており、巨大サイズのフォルダはありません。 > このフォーラムに関わらずですが、投稿者名(ユーザ名)に、メールアドレスを用いるのは > 不適切です。 ご指摘の通りです。ユーザ登録する際に、短い名称を入力したら登録できず、かつエラーメッセージが分かりにくく、試しにコピペでアドレスを入力したら確認なく登録されてしまいました。ユーザーCPで変えようとしたらできず、新規に別名で登録しようとしたら「アドレス重複」で登録できず、登録済みのユーザ名を削除する方法が分からずで、困っています。 |
作成者: | kiki [ 2013年3月10日(日) 19:01 ] |
記事の件名: | Re: 検索フォルダ活用上の問題について |
[・作成済みの検索フォルダにアクセスするたびに検索し直す場合が多い] について abe@lrt.co.jp さんが書きました: Microsoft Outlookも同様で、承知しています。検索フォルダにアクセスすると、左下に「○○○の要約ファイルを作成しています。」と次々に表示されるので、前回から変更されていないフォルダにもそういった作業をする仕様のようで、期待外れでした。 何を期待されていたかは不明ですが、インデックスファイルは、フォルダに対して、ひとつの ペアになっていますので、変更のあったメッセージだけを更新するにも、インデックスファイ ル全体を、書き換えます。 つまり、メッセージは、フォルダ毎に、まとめてひとつのファイル方式(Mbox 形式)で、そ れに対応したインデックスも、ひとつとなっているためです。 そして、前回から変更のないフォルダに対しても、インデックス情報を元に、メッセージを読 み込んで、表示します。 キャッシュ処理も関係するかと思われますが、単純に情報量が多いと、処理速度もそれだけか かるようになるでしょう。 abe@lrt.co.jp さんが書きました: 変更されていないフォルダの「要約ファイル」をいちいち更新する仕様では、一定以上のメール数を扱う限り、どんな高性能なPCでも満足できる処理速度になりません。 変更されていないフォルダは、おそらく更新はしていないでしょう。 読み込むのと更新は、異なります。 高性能な PC と、満足できる処理速度の関係は、どこに基準を置くかで、各自それぞれか思い ますので、それぞれで、判断していただくしかないかと思われます。 [・表示列の選択を改めてもデフォルトに戻ってしまう場合がある(毎回ではない)] について このフォーラムに、以下の事例がありました。参照ください。 MozillaZine.jp フォーラム - 受信トレイに表示される列の変更が戻る MozillaZine.jp フォーラム - Thunderbirdでメッセージペインを非表示にしても元に戻る 該当、あるいは関連すると思われるバグは、以下です。 812786 – Inbox folder message list display sometimes drops "From" and adds "Recipient" column. 813539 – Thunderbird doesn't remember columns change in the message list after restart (only after restart of Tb which is automatically initiated when an update is applied by Addon update) [補足:その1] について abe@lrt.co.jp さんが書きました: Microsoft OutlookからインポートしてThunderbird向けに作成されたファイルの合計は約10GBです。ハードディスクがTBの時代に、この程度のファイルサイズに対して処理速度が緩慢となるのは残念です。 時代かどうかは別として、GB 単位程度の容量に対しては、ほんの数秒程度でも待たされること のないような、スムースな作業処理の確保を、期待するのは当然かと思います。 但し、当然ながら PC や OS 側のスペックや仕様に影響されますが・・・。 abe@lrt.co.jp さんが書きました: 能率的に業務をするため、私は、ディスプレイ2台に表示し、同時にアプリケーションを数個立上げ、Windowを10~20個開いています。とは言え、作業しているもの以外の負荷はほとんどゼロです。 作業しているものの負荷も、無視できないかと思われますが・・・。 [補足:その2] について abe@lrt.co.jp さんが書きました: ユーザーがすべき作業は何でしょうか。 先に書いたとおりですが、環境条件によって、更に加わる内容があるかも知れません。 【余談】 abe@lrt.co.jp さんが書きました: アドオンをダウンロードできる日本語版サイトを見つけられず、まだ1つもインストールしていません。 Add-ons for Thunderbird があります。[多言語対応版です] ユーザー登録については、了解しました。 短いユーザー名については、エラーメッセージに書かれているとおりです。 単純に、それ以上の文字数にすればいいだけです。 登録済みのユーザー名の削除、または変更は、このフォーラムの仕様上、ユーザー側ではできな かったはずです。 管理人(Forum Administrators)に、お願いしてみてはいかがでしょうか。 [参照] MozillaZine.jp フォーラム • よくある質問 |
作成者: | 偶然的通行人 [ 2013年3月11日(月) 08:04 ] |
記事の件名: | Re: 検索フォルダの活用 |
途中から口を挟んで心苦しいですが......。 これまでのやり取りの中で、とくに気になった事柄について参考情報を書き込ませていただきます。 abe@lrt.co.jp さんが書きました: ・作成済みの検索フォルダにアクセスするたびに検索し直す場合が多い 「検索し直す場合が多い」というより、[検索フォルダ] の名前のとおり毎回検索し直しているはずです。 同時に、公式サポートページで説明されているように、[検索フォルダ] は一種の「仮想フォルダ」であり、通常のフォルダと同じではありません。通常のフォルダに検索機能を付加したもの ―― といった解釈はしないよう注意を促しておきます。 ぼくがこのことを調べたのは、だいぶ前に USB メモリに入れたポータブル版 Thunderbird で、[検索フォルダ] や [グローバル検索] を使ったときのパフォーマンスやメディア容量の消費がどうなるかを質問されたときのことですから、現在の公式版 Thunderbird にそのまま当てはめることはできないかもしれません。そのことはご承知おきください。([グローバル検索] があったので、3.0 以降のバージョンではあったと思います。) その上で共通の理解を深めるという立場で概要を書きます。 結論としては、Thunderbird は [検索フォルダ] で検索した結果のキャッシュや要約情報の類をファイルとして保持しているわけではなく、そのつど対象に指定されたメールデータを検索していました。動作的には、[検索フォルダ] に設定しない通常の [メッセージ検索] を実行するようなものです。 ([グローバル検索] では、検索用インデックス <global-messages-db.sqlite> が生成され、元のメールデータの変化に応じて更新されますが。) [検索フォルダ] を作るとプロファイル内の対応する場所に、Thunderbird 上でのフォルダの体裁を保つ役割を含め、検索対象などの情報を保持した <SearchFolderName>.msf ファイルと、同名のフォルダ(ファイルではない)が作られます。 検索結果が約2万件になる [検索フォルダ] を作り、タイミングを変えて実行しても、<SearchFolderName>.msf には約2万件分の要約情報の書き込みや更新は発生しませんでしたし、同名のフォルダにはキャッシュの類は何も保存されませんでした。 Thunderbird 上で [検索フォルダ] が選択されると、事前に設定された条件で自動的に検索が開始され、合致した条件のメッセージがリストアップされますが、このときプロファイル内の <SearchFolderName>.msf を観察しても、変化は認められませんでした。 [検索フォルダ] を [右クリック] -> [プロパティ] から開く検索条件の設定ダイアログから条件を変更したりすると <SearchFolderName>.msf が更新されることは確認できました。 これらのことから、[検索フォルダ] は、検索条件がプリセットされた通常の [メッセージ検索] が本質であり、仮想フォルダ化することで利便性を高めている ―― と解釈しました。 実際、全アカウントの全フォルダを検索対象(全体で数百メガバイトのデータ量)にして [検索フォルダ] を作り、全件合致する条件で検索を試したわけですが、USB メモリ上のデータではけっこうな時間がかかった記憶があります。(当時の PC のスペック、USB 規格が 2.0 の通常タイプの USB メモリだったということもあると思いますが...。) ここまでは記憶での話なので不確かさがあると思ます。現状でのテストをやってみると、もう少し違う動作結果になるのかもしれませんが、いちおう参考まで。 で、ここからは上記のテスト結果から考察した理屈の話です。 例えば、[受信トレイ] の実体ファイルは拡張子のない Inbox ファイルで、そのインデックスは Inbox.msf です。両者は1対1の対応が成立しています。 しかし、[検索フォルダ] はその性質から、実体とインデックスが1対1で対応する保証はありません。 検索対象を複数選択できるので、複数の実体ファイルを相手にする可能性があるからです。 [検索フォルダ] の結果表示は、検索対象となった元のメールデータに直結した参照情報として表示されているようです。 実際、公式サポートの記事にも次のように注記されています。 検索フォルダ | Thunderbird サポート さんが書きました: 検索フォルダに表示されるメールは実際のメールの参照情報であり、検索フォルダは実際のメールが格納されているフォルダとは異なる「仮想フォルダ」です。検索フォルダに表示されている個別のメッセージを選択してメッセージを削除すると、元のフォルダにあるメッセージも削除されます。 ただし一般的には、Thunderbird を起動中は取り扱っているデータがメモリキャッシュに保持されるので、一度検索したあとの [検索フォルダ] は、それほどストレスなく再表示できると思います。 でも再起動後に [検索フォルダ] を選択すると再び一から検索するはずなので、状況によってはユーザーが苛立ちを覚えるレベルの処理速度になるケースはあるかもしれません。とくにオンラインでの検索を有効にしている場合は、さらに不満がつのるかもしれません。 「検索」という点でいえば、プレーンテキストである生のメールデータを相手にする通常検索の弱点を補う意味を含めて、データベース形式のインデックスを採用した [グローバル検索](全文検索機能)が導入されたと理解しています。 ただし、[グローバル検索] では [検索フォルダ] のような条件をプリセットしたアイテムを常設できません。 最後に、少し論点がずれるかもしれませんが、タイトルになっている「検索フォルダの活用」の「活用」にスポットをあてて、ぼくの解釈を書いてみます。 [検索フォルダ] は、あくまで一時的・補助的な「検索」が主体で、メッセージの恒常的な「分類」用フォルダとしての役割に主眼を置いた機能ではないと思います。 メッセージの「分類」は、ユーザーの判断で作った個々の分類用フォルダと [メッセージフィルタ] 機能を駆使した振り分けをベースとし、それら複数の分類用フォルダを横断して特定の条件でメッセージを抽出したい場合などに利用すると便利なのが、[検索フォルダ] だろうと思います。 (もちろん、それ以外の使い方をしてはいけないということではありません。) メッセージの分類・振り分けで [検索フォルダ] を使うなら、検索結果を選択して任意のフォルダへ [移動] してやると、上述のように元のメールデータから移動先フォルダにメッセージの実体が移動されます。[メッセージフィルタ] では扱いにくい複数アカウント・複数フォルダの横断(串刺し)検索ができる分、こういうことが可能ですし、いったん分類したあとは、その [検索フォルダ] を常用する必要がない分、分類された通常フォルダの表示速度で不満が出ることはないと思います。 メッセージの一過的な選択的抽出や小規模な常設利用では [検索フォルダ] の出番は他にもあると思いますし、フォルダの表示形式を切り替えることで [未読] 、[お気に入り] 、[最近使用したフォルダ] などを選択する方法もあります。選択したフォルダ内のメッセージの絞り込みには [クイックフィルタ] が便利だろうと思います。 文字通り Thunderbird 上の全メッセージを対象にしたい場合や、どこに置いたか失念したメッセージを探し出したいような場合には、[グローバル検索] が効率的だと思います。 ついでに、「分類」でひとことつけ加えると、日常的な活用期を過ぎ、参照頻度も少なくなって保存フェーズに入ったメッセージ群は、[アーカイブ] 機能を使うのも有用な手段になろうかと思います。 長くなったので、その他のご質問の項目についてのコメントは省略させていただきますが、文面を拝見するかぎりでは、そもそも Outlook からのデータの移行が正常に完了しているのか、そのデータを取り込んだ経過を含めて Thunderbird のプロファイルに異常が起こっていなのか、という若干の懸念はあります。 とりあえず以上です。十分ご承知のことをくどくど書いている結果になっていたら申し訳ありません。 |
作成者: | abe_LRT [ 2013年3月19日(火) 20:12 ] |
記事の件名: | Re: 検索フォルダ活用上の問題について |
kiki様 応答が遅く、申し訳ありません。 > 何を期待されていたかは不明ですが、インデックスファイルは、フォルダに対して、ひとつの > ペアになっていますので、変更のあったメッセージだけを更新するにも、インデックスファイ > ル全体を、書き換えます。 期待していたのは、検索フォルダにアクセスした際に待ち時間なく表示されることです。検索フォルダが「仮想フォルダ」であることはMicrosoft Outlookも同様であり、承知しています。以下の機能を期待していました。 ・メールの送受信ごとに検索フォルダのインデックスファイルが更新される ・終了時にはその時点のインデックスファイルが保存される ・次回起動時は保存されたインデックスファイルにアクセスし瞬時に表示される > [・表示列の選択を改めてもデフォルトに戻ってしまう場合がある(毎回ではない)] について > このフォーラムに、以下の事例がありました。参照ください。 (途中略) > 該当、あるいは関連すると思われるバグは、以下です。 (以下略) まだまだ初心者でよく理解できません。現時点ではバグがあり、致し方ないということでしょうか。 何回か起きた現象ですが、起動時に「アドレス帳ファイル (impab.mab) を読み込めませんでした。読み込み専用になっているか、他のプログラムによってロックされています。しばらく後で再度試してください。」とのメッセージが表示され、検索フォルダが機能しなくなりました。impab.mabにアクセスしたり破壊するような操作はしておらず、これもバグなのでしょうか。 |
作成者: | abe_LRT [ 2013年3月19日(火) 22:01 ] |
記事の件名: | Re: 検索フォルダ活用上の問題について |
kiki 様 > 登録済みのユーザー名の削除、または変更は、このフォーラムの仕様上、ユーザー側ではできな > かったはずです。 > 管理人(Forum Administrators)に、お願いしてみてはいかがでしょうか。 お願いしたら、すぐに変更してもらえました。 |
作成者: | abe_LRT [ 2013年3月19日(火) 22:05 ] |
記事の件名: | Re: 検索フォルダの活用 |
偶然的通行人 様 > 「検索し直す場合が多い」というより、[検索フォルダ] の名前のとおり毎回検索し直しているはずです。 kiki様への返信に書いた通り、いちいち検索しない機能であることを期待していました。 > ([グローバル検索] では、検索用インデックス <global-messages-db.sqlite> が生成され、元のメールデータの変化に応じて更新されますが。) 検索フォルダが同様の機能となることは期待できないのでしょうか。 |
作成者: | kiki [ 2013年3月20日(水) 00:20 ] |
記事の件名: | Re: 検索フォルダ活用上の問題について |
abe_LRT さんが書きました: 期待していたのは、検索フォルダにアクセスした際に待ち時間なく表示されることです。検索フォルダが「仮想フォルダ」であることはMicrosoft Outlookも同様であり、承知しています。以下の機能を期待していました。 ・メールの送受信ごとに検索フォルダのインデックスファイルが更新される ・終了時にはその時点のインデックスファイルが保存される ・次回起動時は保存されたインデックスファイルにアクセスし瞬時に表示される ほぼ、上記の期待されていたとおりの機能を持っています。 但し、「瞬時に表示される」という点については、その対象データ量や、インデックス読み込みの 状況により、差違が生じるかと思われます。 もちろん、先に書いたとおり、PC の利用環境条件にもよるでしょう。 当方では、およそ 3000 通程度のメッセージ検索の体験しかありませんが、瞬時とまではいかない までも、ストレスなく表示されていました。 このあたりは、各個人の満足度の要求レベルによりますので、なんとも云えません。 kiki さんが書きました: [・表示列の選択を改めてもデフォルトに戻ってしまう場合がある(毎回ではない)] について このフォーラムに、以下の事例がありました。参照ください。 (途中略) 該当、あるいは関連すると思われるバグは、以下です。 (以下略) abe_LRT さんが書きました: まだまだ初心者でよく理解できません。現時点ではバグがあり、致し方ないということでしょうか。 詳しい内容まではわかりませんが、ご紹介したバグ状況と同様であれば、該当バグに遭遇している かと思われます。 そうであれば、何らかの修正・改善がおこなわれるまでは、おっしゃるとおり致し方ないでしょう。 尚、当方では、先に紹介したバグ報告の状況には、遭遇していません。 abe_LRT さんが書きました: 何回か起きた現象ですが、起動時に「アドレス帳ファイル (impab.mab) を読み込めませんでした。読み込み専用になっているか、他のプログラムによってロックされています。しばらく後で再度試してください。」とのメッセージが表示され、検索フォルダが機能しなくなりました。impab.mabにアクセスしたり破壊するような操作はしておらず、これもバグなのでしょうか。 エラーメッセージのとおりの状態になっているのならば、そうなのでしょう。 ならば、その問題の対処をすればいいことになりますね。 #対処方法については、このトピック内容と異なりますので、別途新たにトピック投稿を されてください。 エラーメッセージの状態ではないのならば、バグに該当するかどうか検索してみれば、バグかどう か判明するでしょう。 バグ検索しても、それらしきものがない場合は、再現手順を添えてバグ報告して、修正か改善対象 にしてもらうのがいいでしょう。 もちろん、ご自身で修正できるのならば、修正パッチを提出するなど、開発に参加していただけた ら、多くのユーザに喜ばれるでしょう。 ちなみに、当方では、アドレス帳の読み込みエラーに遭遇したことはありません。 |
作成者: | 偶然的通行人 [ 2013年3月26日(火) 22:34 ] |
記事の件名: | Re: 検索フォルダの活用 |
少し時間が経ってしまいましたが、再び横から失礼します。 [検索フォルダ] について、前便では以前に検証した実体験を書きましたが、改めていま使っているシステム上でも確認してみました。 (環境条件)Windows XP SP3 + Thunderbird 17.0.4 / CPU Core 2 Duo 2.2GHz / RAM 2GB / HDD 160GB 5400RPM Thunderbird 上にある複数アカウントの複数フォルダにある合計1万通程度のメッセージを検索対象に、検索結果が 2000 ~ 4000 件になるようなパターンでいくつかの [検索フォルダ] を作ってみました。 [検索フォルダ] に対応する *.msf には、通常フォルダの *.msf に書き込まれるようなインデックス情報が書き込まれていることは確認できませんでしたし、その他にキャッシュやインデックス/サマリーの類の存在を確認できませんでした。 しかし、それらの [検索フォルダ] を選択したときの表示状態は、通常のフォルダと遜色ないと感じました。約 2000 件のメッセージを含む通常のフォルダを表示したときと、約 2000 件の検索結果を持つ [検索フォルダ] の表示にとくに顕著な差を見出せなかったということです。(このあたりは、以前に試した USB メモリ上のポータブル版とは随分違いました。) ただし、対象メッセージが数百万通を超えるようなケースでどうなるかとか、Outlook から移行した(大量の?)データ群に対しての動作は、経験がないので何とも申し上げられません。 すでにご指摘があるように、表示スピードの体感はユーザーの主観によるところも大きいと思いますが、これまでの経過を拝見する限りでは、 (A)Thunderbird が何かしらの不正常な状態になっているため、動作不良が起こっている (B)Thunderbird が正常な状態であることは確実だが、ユーザーが望む動作にならない(できない) ―― のどちらなのか判然としません。 もし(A)なら、その不正常になっている部分を見つけ出して改善すれば、ユーザーが抱える問題を解決できることに期待がもてます。 一方(B)なら、そもそも Thunderbird が abe_LRT さんのニーズに合わないメールクライアントであるのかもしれません。 このあたりの切り分けがいまひとつハッキリしないのですが、もし(B)であるなら Thunderbird を捨て、ご希望の機能をストレートに提供してくれるメールクライアント(有償含め)を探したほうがいいかもしれませんね。 abe_LRT さんが書きました: kiki様への返信に書いた通り、いちいち検索しない機能であることを期待していました。 Thunderbird の [検索フォルダ] は、通常の [メッセージを検索] で条件をプリセットしたものを仮想フォルダとして常設できるもの ―― という以上ではないと思います。 当方の現状では、上述のような条件下で常に検索を実行しても、通常のフォルダとの表示速度の極端な差を感じられないレベルでした。 ご希望は、一度出した検索結果をインデックス/サマリーなどで半固定し、以後は変化のあった差分だけをそれに反映するようにしたい ―― ということのようですが、それはまさに通常のフォルダが、メールデータの実体とインデックスの1対1ペアでやっていることですよね。 こういう動作をご希望だということは、[検索フォルダ] が検索機能のバリエーションであるところの仮想フォルダだと理解してはいるが、あえて通常のフォルダと同じ振る舞いをしてほしい、ということなのでしょうか?? [検索フォルダ] は、検索対象や検索条件を随時変更することも可能な、検索(Search)を主目的にした機能なわけですが、その検索機能に「いちいち検索しない」ことを期待なさる理由がよくわかりません。 他に想像できないので憶測で申し上げてすみませんが、もしも [検索フォルダ] を使う目的が、全メッセージの総合的かつ恒常的な「振り分け」「分類」のために、("仮想" ではあるが "通常" と同等の)常設的なフォルダとして利用したいという趣旨であるならば、残念ながらそのご要望には [検索フォルダ] の機能はミスマッチだと思います。 abe_LRT さんが書きました: 検索フォルダが同様の機能となることは期待できないのでしょうか。 申し訳ありませんが、ぼくは開発者ではない一介のエンドユーザーに過ぎませんから、[グローバル検索] に [検索フォルダ] のような機能が追加されるとか、通常の [メッセージを検索] およびそのバリエーションである [検索フォルダ] に、[グローバル検索] と同等のデータベース型インデックスが追加されるといった話はまったく存じ上げません。 でも、abe_LRT さんが強く望まれるなら、開発コミュニティにリクエストを出すことはできるんじゃないでしょうか。 この場合、当然ながら理にかなった説得力のある提案でないと、機能追加のリクエストは受け付けられないと思いますが...。 なお、Thunderbird への新機能の追加といった案件については、Mozilla ではなくコミュニティ主体での動きになっています。 (参考) ・Thunderbird: 安定性とコミュニティによる革新 | Mozilla Japan ブログ http://www.mozilla.jp/blog/entry/9697/ 単に当方の理解力が乏しいだけだとは思いますが、ご要望の意図がどうもよくわからないため、この程度のことしか申し上げられません。 役に立たない話だったらすみません。 【オフトピ】 ゲスト(未登録)ユーザーで投稿しようとした場合、本文にフル URL や [url] タグで設定されたリンクがあるとスパム判定され投稿できない場合があります。 「URL を自動的にパースしない」の設定で投稿できるときもありますが、今回は Mozilla Japan のブログページをひとつ載せただけでスパム扱いされました。本文中の URL を削除するとスパム判定されませんでしたので、この部分で判定がおこなわれていると思われます。 で、苦肉の策として、URL を全角文字で載せてあります。すべて半角にしてアクセスしてください。お手数をおかけしてすみません。 |
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