間があいてしまい、いまさらで申し訳ありません。
もうご覧になっておられないかもしれませんが、いくつか補足させていただきます。
rockchan さんが書きました:
☆3:偶然的通行人様wrote
「ご利用の Lightning からストレートに vCalendar 形式(*.vcs)でエクスポートできている
のだとしたら、vCalendar 形式での出力を可能にするようなアドオン(あるいはその他の vcs
出力・変換機能)を併用なさっているなど、標準とは異なる何かしらのカスタマイズが施されて
いるのではないでしょうか?」
ご指摘のように、Thunderbird 本体にはスケジュール管理機能はなく、この機能を提供する
アドオンとしてLightning があります。しかし、カレンダーエクスポート機能は、他のカレンダー
と同様にThunderbird 本体にあり、その中にどのファイル形式でエクスポートするかについて
も選択できます。今回はその機能を使い、vCalendar 形式(*.vcs)でエクスポートしました。
別にカスタマイズ等はしていません。
Thunderbird 14.0 にアップグレードする前の Thunderbird 13.0.1 に新規プロファイルを作り、そこに Lightning 1.5.2 をインストールしてみました。
Windows XP SP3 環境です。(ほんと、久しぶりの Lightning です。)
で、Thunderbird 13.0.1 + Lightning 1.5.2 だけの標準状態では、カレンダーのエクスポートに vCalendar 形式(*.vcs)は存在しませんでした。(インポートも同様です。)
別のアドオン、
.vcs Support を追加インストールすると、vCalendar 形式(*.vcs)形式でのエクスポートが可能になりました。
このことから考えると、少なくとも .vcs Support のような追加アドオンを導入されている(=カスタマイズしている)のではないでしょうか?(確認した限りでは標準状態の Lightning で vcs 出力ができるとは思えないのですが...。)
上記、.vcs Support のページには、"Import Does Not Work" などのレビューがありますので、現行の .vcs Support の動作に何らかの問題があり、出力された *.vcs ファイルを他のアプリケーションにインポートしようとするとエラーになる可能性は考えられますね。
Lightning は Thunderbird のアドオンとして働きますから、インターフェイス上は Thunderbird と一体化しています。
しかし、くり返しますが Thunderbird 本体にはスケジュール管理機能はありません。(もしあれば Lightning など不要でしょう。)
カレンダーや ToDo に関する機能はすべて Lightning が提供しています。
ですから、「カレンダーエクスポート機能は、他のカレンダーと同様にThunderbird 本体にあり」ということはありえません。
あくまでインターフェイス上、Thunderbird のウィンドウからカレンダーのエクスポートのメニューを選択できるだけで、"カレンダーのエクスポート機能そのものは Lightning が担っている" 点に注意してください。
Lightning の機能全般は問題なく動作していて、vcs 形式でのエクスポートに限って不可解な結果になるのであれば、第一に目を向けるのは Thunderbird 本体ではなく Lightning もしくは Lightning 用の追加アドオンあたりだと思います。
そこから調べていくなかで、アドオンを実行する土壌である Thunderbird 側に何らかの問題が起こっているケースもゼロだとは言い切れませんが、順序を飛ばしていてはそれをハッキリさせることもできません。
rockchan さんが書きました:
☆4:偶然的通行人様wrote
「主な原因がエクスポート側にあるのかインポート側にあるのかの切り分けをおこなっておられ
るなら、そのあたりの経過説明をしていただくと、アドバイスが寄せられやすくなるかもしれませ
ん。」
この点については、ご指摘のとおりです。私もインポート側、エクスポート側の切り分けをやるこ
とも考えていたのですが、私の質問の4.で*.vcsファイルの最終行を削除すると、
文字エンコーディングに関係なくインポートできるのでわけがわからなくなってしまい、
質問を優先させました。これについては、もう少し調査して見ます。
最終行の削除云々は付随的な問題だと思います。そこにこだわらずエクスポートされたままの vcs ファイルが適正なのかどうかを確かめることが先決ではないでしょうか。
その一法として、まったく別のカレンダーソフトでの動作を比較対照してみることで、どこに問題があるかを絞り込めるのではないかということです。
最終行を削除しない、エクスポートされたままの vcs ファイルを、vCalendar 形式対応のカレンダーソフト(できれば複数)で正常にインポートできるのであれば、最終行を含めてエクスポート側は正しいデータを出力している可能性が高いと考えられます。
これをインポートできないなら、ソフトバンクユーティリティーソフト側に問題があると考えられ、その条件下で最終行を削除するとインポートできるのはソフトバンクユーティリティーソフト側の独自事情によるのだと推測されます。
(これについては、ソフトバンク側のサポートにでもたずねないと詳細はわかりかねます。)
一方、エクスポートされたままの vcs ファイルを、他の vCalendar 形式対応のカレンダーソフトでもインポートエラーが起こるのであれば、エクスポートされた vcs ファイル自体に問題があり、Lightning + .vcs Support といった vcs 出力環境の問題である可能性が高いといえましょう。
(他のカレンダーソフトでも、vcs ファイルの最終行を削除するとインポートできるとしたら、その部分が不適切な出力の中心点だと考えられます。)
もちろん、それだけでは判断できない要素があるかもしれません。
ただ、いちどきに全部を確認することは難しいので、大きな分岐項目から順番にひとつずつ着実に切り分けていくのが、結局は原因究明と問題解決の最も効率的な手段になると思います。
多少手間はかかるかもしれませんが、ご健闘を祈ります。