まず、Thunderbird のプロファイルの構造や仕組みを理解されないまま、あれこれいじると
へたをすると起動できなくなったり、保存していた各種データを失なったりします。
次に、Thunderbird のアカウント設定にある「メッセージの保存先」の変更は自動的にそれ
までのメッセージデータをまるごと引き継いで場所を変更してくれる機能ではありません。
ここらあたりに誤解があると思われます。
ぺんぺん さんが書きました:
補足:
ちなみに、おとといバックアップをとっていたので
外付けHDDから復元をしてみたのですが、
メールは戻りませんでした…。
正しく復元する作業をおこなえば、復元できます。
それ以上いじるのはやめておいたほうがいいでしょう。
ぺんぺん さんが書きました:
・「Dドライブに移動する」方法
が複雑で説明が困難であれば
・「Cドライブにあったように元通りに直す」方法
でも構いませんので助言いただけますか?
ご説明します。
その前に事前準備として、以下のことをおこなってご自身でしっかり確認をしておいてくだ
さい。
【事前準備】
1.プロファイルの場所と今回移行しようとした Yahoo のメッセージ保管フォルダを探し
ます。
標準ならば以下にあるかと思われます。(POP アカウントの場合)
C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\<profile folder>\Mail\pop.mail.yahoo.co.jp
2.ヘルプを読んでも上記の場所にたどり着けないようですので、以下の事前設定をおこな
ってください。
注:<profile folder> は標準なら xxxxxxxx.default という 8 桁のランダム英数字名と
.default の拡張子名を組み合わせた名称になっています。
Windows Vista の "AppData" フォルダは隠し属性です。
エクスプローラの「フォルダオプション」→「表示」→「詳細設定」の「すべての
ファイルとフォルダを表示する」あるいは「隠しファイル、隠しフォルダー、およ
び隠しドライブを表示する」をチェックすればエクスプローラ上で表示可能になり
ます。
エクスプローラの「フォルダオプション」→「表示」→「詳細設定」の「登録され
ている拡張子は表示しない」のチェックをはずせばエクスプローラ上ですべての拡
張子が表示可能になります。
上記の事前準備で確認ができたならば、次に元の場所に戻す手順方法です。
#下記の作業中は送受信を一切おこなわないように注意してください。
【Thunderbird アカウント設定で場所を選択・指定して戻す】
アカウント設定内の [サーバ設定] > [メッセージの保存先:] > [参照] で事前準備で確認した
pop.mail.yahoo.co.jp フォルダを選択・指定します。
改めて D ドライブに移行する手順方法は以下です。
【メッセージの保管先を D ドライブに移行する】
事前にプロファイル内にある pop.mail.yahoo.co.jp フォルダを D ドライブに移行コピーする。
例:d:\Mail\pop.mail.yahoo.co.jp
次に Thunderbird を起動して、アカウント設定で上記の場所を選択・指定する。