カンマ(,)を含むファイル名の添付ファイルを受信した場合、このファイルを分離すると、以下の現象が起きます。

(1) 添付ファイルが１つの場合

メッセージのウィンドウの一番下に表示される、添付ファイルへのリンク（クリックすると添付ファイルを開くことができる）をクリックしても、ファイルを開けなくなる。

(2) 添付ファイルが２つ以上の場合

メッセージのウィンドの一番下に表示される、添付ファイルへのリンク（クリックすると添付ファイルを開くことができる）が、表示されなくなる。

ちなみに、症状が発生した際の添付ファイルの名前は、
aa,bb.xls
cc,dd.xls
です。

このようなファイル名はあまり良くないとは思うのですが、一応バグなのではないでしょうか？


使用環境は以下です。
Version:Thunderbird 8.0
OS: Windows7 Professional (64bit)

　

「添付ファイルへのリンク」とは何を指すのですか？
添付ファイル名のことでしょうか？
もしそうならば、以下ののように表示されます。
[当方の環境]OS: Windows 7 Professional SP1、Thunderbird 8.0 日本語版（セーフモード起動）

　　

因みに添付ファイル名のところで右クリックして、保存や分離などの操作も支障なくおこなえました。
ダブルクリックによるファイルの表示もおこなえました。



バグかどうかはどうやって確かめましたか？
新規プロファイルやクリーンインストールなどでも確かめてみましたか？
Bugzilla [https://bugzilla.mozilla.org/] で検索されましたか？
　

横から失礼します。

当方、Windows XP SP3 + Thunderbird 8.0 の環境ですが、
aa,bb.xls や cc,dd.xls などカンマ（,）を含む名前の添付ファイルをつけて自分宛に送受信したメッセージで、受信後に添付ファイルを [分離] すると、ご指摘のように Thunderbird のアタッチメントバーから当該ファイルを扱えなくなりました。

分離後のソースを見ると、
X-Mozilla-External-Attachment-URL:
の記述がおかしいのがわかります。
通常なら、
X-Mozilla-External-Attachment-URL: file:///C:/Attachments/aa,bb.xls
のように URL 形式で分離先が記述され、分離先には aa,bb.xls というファイルが存在するはずなのですが、問題のケースでは分離先に aa,bb.xls という名前のファイルは正しく保存されるものの、元メッセージのソースは
X-Mozilla-External-Attachment-URL: file:///C:/Attachments/aa
となっていて、分離後のファイルを正しく記述していません。

詳細は省きますが、aa,bb.xls と cc,dd.xls の 2 つを添付した場合は、分離後のソース記述はさらにややこしくなり、同様に Thunderbird 上からは添付ファイルを扱えなくなります。（分離先をファイルマネージャから直接操作すれば、分離された添付ファイルを開くことは可能です。）

現象面をなぞると、明らかにカンマ（,）の部分でファイル名が分断され、X-Mozilla-External-Attachment-URL に正しい URL 指定ができていないように見受けられます。これはセーフモードでも再現します。

ただ、添付ファイルの [分離] は扱いに注意が必要な機能ですし（分離時に警告が出るという意味で）、とおっしゃっているようにカンマを含むファイル名は好ましいものではありませんが、システム上でカンマ付きのファイル名を扱えなくはない以上、Thunderbird の動作（とくに X-Mozilla-External-Attachment-URL の記述）にも問題はあると思います。

なお、分離時の保存ダイアログでファイル名のカンマを消して aabb.xls のようなファイル名にしてやると、Thunderbird 上のアタッチメントバーの表示は aa,bb.xls のままで、[開く] や [名前を付けて保存] は機能します。

Bugzilla を調べたわけではありませんし、当方での検証と考察だけですが、とりあえず以上です。外してたらすみません。

kiki様

当方の環境は、kiki様と全く同じです。セーフモードでも症状を確認しました。
何故そちらでは症状再現しないかは、全くわかりません。何の情報が不足しているのかもわかりません。すみません。

「添付ファイルへのリンク」の意味はkiki様のご理解のとおりです。「アタッチメントバー」という呼び名となるのでしょうか。ともかく、複数のファイルの場合は、このバーそのものが消えてなくなります。kiki様の画面は、ファイルを「すべて分離」（右下の「すべて保存」ボタンの横の▼をクリックして選択実行）を行った後でしょうか？もしそうだとすると、明らかに当方と振る舞いが違うことになります。

「バグ」と軽々しく記したことはお詫びします。「私の使い方等に問題がないですよね？」と問いかけたかっただけです。また、私の実力では"Bugzilla"なるものを調べることはできそうにありません。


偶然的通行人様

フォローありがとうございます。
おっしゃるとおり、
X-Mozilla-External-Attachment-URL
がおかしくなっていることを当方でも確認しました。

以上

自分の環境ではまだ検証していないのですが、
「X-Mozilla-External-Attachment-URL」をキーワードにしてBugzillaを検索してみました。
おそらく以下の報告と類似したケースではないかと思います。
After detaching an attachment into a target folder whose name contains commas, X-Mozilla-External-Attachment-URL is truncated (causing file not found errors and non-responsiveness when user acts on the attachment)

↑の報告では、保存先のフォルダにコンマを含むケースでの検証のようですが、
起きている現象そのものは今回のと似ている（URLの一部が削られている）様に見えます。
ファイルのpathに（ファイル名、フォルダ名のいずれか或いは両方）コンマを含んでいると再現するのかもしれません。

が、問題ないという報告も出ているので、何か他にトリガーとなる条件がありそうにも思います。

meeyar様

Bugzillaの検索ありがとうございます。
類似どころか、私はビンゴだと思いました。絶対pathによるファイル指定を表す文字列の処理に問題があるように思いますね。
１年以上も前のバグ報告のようですが、まだ手つかずということでしょうかね。

ところで、「問題ないという報告」とは何のことでしょうか？

少し書き方が悪かったかもしれません。
kikiさんの検証では、コンマを含む添付ファイルでも問題なく扱えていると、
報告がありましたので、今回問題となっている現象が再現する条件が、
Thunderbirdを使っていること＋何か他の要因
の可能性があるかと思っていました。

同じOS＆Thunderbirdのバージョンで逆の結果が出ているようなので、
考えられる可能性としては、
1）Thunderbirdの初期状態で現象が再現する／回避する方法・設定が存在する
2）Thunderbirdの初期状態では再現しない／一定の条件を満たすと再現する
の二つがあるかと感じました。

問題が出ている環境と、出ていない環境のそれぞれについて、
メールのソース部分（特に、URLの一部が削られているというファイルのpathについて）を
比較してみると、何か手がかりがつかめるかもしれません。

当方の環境でも時間を見つけて検証してみたいと思います。

　

申し訳ありません。
私の解釈が間違っておりました。

添付ファイルを分離後は、該当のファイル名のものはアタッチメントバーやアタッチメントボックス
上のファイル名を右クリックしても、分離して保存した先のファイルを開くなどのダイアログがグレ
ーアウトして扱えません。左クリックは一切反応しない状態でした。

　　[以下は右クリックでグレーアウトしたダイアログ]
　　

偶然的通行人 さんが書かれているように分離後はヘッダが書き換えられます。
分離保存自体は問題ないのですが、ヘッダ情報がカンマで途切れてしまうためにそのファイルへアク
セスできない状態になっていると思われます。

この状態は meeyar さんが紹介された以下のバグが該当するものと思われます。
Bug 580253 – After detaching an attachment into a target folder whose name contains commas, X-Mozilla-External-Attachment-URL is truncated (causing file not found errors and non-responsiveness when user acts on the attachment)


添付ファイルを分離後にアタッチメントバー自体が表示されない現象は再現できませんでした。
明らかにおかしい状態かと思われます。
新規プロファイルで改善されるか試して確認してみてください。
　＃プロファイルに何らかの不具合がある可能性があります。


アタッチメントバーの右端にあるボタンのことでしょうか？
添付ファイル分離後は、そのボタン上で右クリックしても左クリックしてもファイルを操作するメニ
ューは表れません。
また、そのボタン横の "▼" もグレーアウトして使用できない状態になります。
　

kiki様

ご確認ありがとうございます。

>添付ファイルを分離後にアタッチメントバー自体が表示されない現象は再現できませんでした。
>明らかにおかしい状態かと思われます。
>新規プロファイルで改善されるか試して確認してみてください。
>　＃プロファイルに何らかの不具合がある可能性があります。

もともと現象を確認したのは会社のＰＣなのですが、今自宅のＰＣでも確認しました。（メールアカウント等も会社と自宅では別モノとなってます。）
やはり、２つのファイル(aa,bb.xls cc,dd.xls)を「すべて分離」した直後に、アタッチメントバー自体が消えてなくなりました。
「新規プロファイルで・・」とは、プロファイルフォルダを新しく作成するということでしょうか？全く同じ症状を、別のＰＣで確認したのでプロファイルに問題があることが原因とは思えないのですが・・・。

　
繰り返し確認不足で申し訳ありません。
当方でも再現しました。

複数の添付ファイルを分離後、アタッチメントバーが表示されなくなります。
以下の状態になるということですね。


　　[添付ファイル分離前]
　　

　　[添付ファイル分離後]
　　
　

kiki様

確認ありがとうございます。

そうです。その通りです。
こちらこそ説明がわかりにくくて、すみませんでした。

当方の環境でも検証してみました。
Win7 HomePremium、WinXP HomeEdition、Mac OS X 10.6.8上の
Thunderbird8.0で行っています。

１）添付ファイルが１つのとき
皆様ご指摘の通り、添付ファイルを分離すると、分離したファイルは
Thunderbirdからは扱えなくなります。
アタッチメントバーは表示されたままです。
分離後のURLがaa,bb.xlsではなく、aaで切れたままになっているのも確認しました。

２）添付ファイルが２つのとき
添付ファイルを１つずつ分離した場合と、一度に２つ分離した場合とで表示が異なります。

その１：添付ファイルを１つずつ分離した場合
分離した添付ファイルがThunderbirdから扱えなくなるのは、皆様の報告の通りですが、
アタッチメントバーは表示されたままになっていました。
WindowsでもMacでも再現し、新規プロファイルでも起こるので、環境依存性ではないと思います。


この時の、該当部分のソースを以下に示します。


その２：添付ファイルを一度に分離
皆様の報告の通り、アタッチメントバーの表示が消えます。


この時の該当部分のソースは、

見比べてみると、2つ目のファイルではそれぞれX-Mozilla-External-Attachment-URL:の
表示が異なっています。
全くの勘ですが、一度にファイルを分離した場合は、X-Mozilla-External-Attachment-URL:の
記述からpathが消える（間違ったファイル名のみが残る）ために、アタッチメントバーの表示が
おかしくなるのではないかと感じました。

2つ目のファイル名がbb.xlsとなっていることから、
1つ目のファイルのpathがカンマの前（aa）で切れる
2つ目のファイル名に、1つ目のファイル名の残り（bb.xls)が引き継がれる
になっているように思います。

今回はファイル2つまででしか検証していませんが、仮に添付ファイルが
aa,bb.xlsとcc,dd.xlsとee,ff.xlsの３つあって、一度に分離した場合には、それぞれの
X-Mozilla-External-Attachment-URL:の表示が
１つめ→X-Mozilla-External-Attachment-URL: file:///C:/Users/ユーザ名/Downloads/MailDL/aa
2つめ→X-Mozilla-External-Attachment-URL:bb.xls
３つめ→X-Mozilla-External-Attachment-URL: file:///C:/Users/ユーザ名/Downloads/MailDL/cc
となるのではないかと予想します。

長くなりましたが、検証後の報告です。
何かの参考になれば。