Thunderbird 3.1.6 (Windows 7)

アカウント設定で、Cc欄に漢字文字を含めると、文字化けします。

[x] 次のメールアドレスをCcの追加する: [漢字名前 <USERNAME@DOMAIN>]
※「漢字名前」の部分が文字化けします。

対策として、prefs.jsを直接編集すれば、なんとか漢字名前は登録できて、
新規メッセージを作成すると、Cc:欄に「漢字名前 <USERNAME@DOMAIN>」が
自動的に追加されるようになります。

しかし、複数のアカウントを作成して、新規メッセージ画面で、
差出人を切り替えると、やはり字化けしたアドレスが追加されてしまいます。

Cc欄に漢字文字があると、正しく処理されないようですが、
何か対策はありますでしょうか。

prefs.js直接編集ということはutf-8でしょうか？　そうなら見た目OKでも受信側で文字化けすると思います。
prefs.jsにiso-2022-jpエンコードで書いてもThunderbirdはCc欄で日本語の面倒を見ない感じで文字化けすると思います。（差出人を切り替えると　云々で予想）

アドレス帳を利用するとか、いろいろ試しましたが別のバグが発症してしまって．．．．ダメですね。(*1)

正規の書式、namae (名前) <namae@domain.jp> などの形式でもやってみましたが ぜんぜんダメです。


*1
アドレス帳のメールアドレス欄に
ニックネーム：namae
namae (名前) <namae@domain.jp>
という形式で登録して、アカウントのCcのところに「namae」だけ書いて、
新規作成時のCcに表示された namaeを矢印で操作すると
なんと、"namae (名前) <namae"@domain.jp> と表示されてアウトです。　＜　バグ

はい、utf-8です。実際にメール送信してみると、
文字化けせずにISO-2022-JPで正常に受信できました。

なるほど、そこだけは問題ないってことですね。
ありがとうございます。

アカウント切り替え時に Cc欄/Bcc欄 が文字化けしてしまう障害の原因は、
MsgComposeCommands.js 内の LoadIdentity() 関数で、設定値を
Unicode対応で取得していないためと判明しました。

対策として、doCcList属性とdoBccList属性を取得する箇所にパッチを
適用すれば、問題が解決しました。

prevCc += prevIdentity.doCcList
-->
prevCc += prevIdentity.getUnicharAttribute("doCcList");

newCc += gCurrentIdentity.doCcList;
-->
newCc += gCurrentIdentity.getUnicharAttribute("doCcList");

※doBccList属性も同様なパッチを適用します。

アカウント設定パネルで、Cc欄/Bcc欄 の漢字が文字化けしてしまう障害の原因は、
AccountManager.js 内の saveAccount() / getAccountValue() 関数で、設定値を
Unicode対応で保存/参照していないためと判明しました。

対策として、doCcList属性とdoBccList属性を保存/参照する箇所にパッチを
適用すれば、問題が解決しました。

---[ AccountManager.js::saveAccount() ]---
dest[slot] = typeArray[slot];
-->
if (slot in {"doCcList":null,"doBccList":null})
dest.setUnicharAttribute(slot,typeArray[slot]);
---

---[ AccountManager.js::getAccountValue() ]---
accountValues[type][slot] = source[slot];
-->
if (slot in {"doCcList":null,"doBccList":null})
accountValues[type][slot] = source.getUnicharAttribute(slot);
---

MsgComposeCommands.js と AccountManager.js への二つのパッチを
適用すれば、Cc欄/Bcc欄 の漢字文字化けの不具合を解決できました。

この不具合について、Bugzilla@Mozilla に報告しておきました。
Bug 632370 - Unicode chars of CcList and BccList are not handled properly
https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=632370

ありがとうございます。


でも、Bugzillaで なんかトンチンカンなレスがついていませんか？
To:にutf-8をサポートしてますし。

Thunderbirdの内部コードがutf-8だろ！　utf-8で認識できないからiso-2022-jpにエンコード出来ていないんだろ！
ってツッコミが必要なんでしょうかね。

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これって、Thunderbirdの内部コードがutf-8なのに、バグでutf-8の文字として扱っていないことが原因で、ちゃんとutf-8で扱ってくれればエンコード指定に従った文字コード（例えばiso-2022-jpなど）になるよってことですよね？
マルチバイト圏の事情を理解してくれない人が多くて辛いですね。
陰ながら応援させていただきます。

アカウント設定で名前欄など漢字対応になっている欄もあるので、
Cc欄やBcc欄も同様な扱いをしてくれるものと期待してしまいますね。
仕様とすればちょっと中途半端だし。修正も簡単にできるのに。


Eudora 6からThunderbirdに移行しようと思って、昨年の12月から
検討を始めました。Bugzilla の文化に少しなじんでから、
漢字対応を働きかけてみることにします。

いや、これは中途半端というより完全にバグだと思います。私は宛先のName部分を消してしまう派なので最初から問題なし、なんですが．．．

Eudoraからですか。ちなみにEudoraでは指定可能な「To: togroup:atesaki1@bc.iij4u.or.jp, ATESAKI2 <atesaki2@nn.iij4u.or.jp>;」形式でのグループ宛先は使えません。エラーにはならずに不正な形式になってしまいます。エラーにならないということはちゃんと処理する仕様なんだと思いますが．．．

EudoraからThunderbirdに移行した直後は、メールの読み込みが遅いし、複数アカウントの同時読み込み時の排他制御がおかしいし、仕事ではよく使うんですが回送という概念も無いし、アカウント管理やパスワード管理もヘンだし．．．．いろいろ「えっ？」と感じるところもあります。
ただ、Eudoraと違って受信したメールを「そのまま保管する」というところは良いです。S/MIMEやGnuPGも使えるし．．．

＃Eudora 8のほうでバグ報告したほうが受け入れられるとか．．．．


で、件名に[問題解決] の表示が付いていましたがMizutoriさんがソースを修正してコンパイルした結果ということで、他の人は解決不可能なので解決済み表示は行わずにこのままにしておきます。

Eudoraで便利に使えていた機能がThunderbirdに無いこともあって
なかなか移行できませんでした。

最近、サーバのメール不正転送対策を強化したところ、Eudoraが
対応できなくなりました。Thunderbirdは、安定してSTARTTLSで
接続保護できるし、同じアカウントでPOPとSMTPで異なるユーザを
割り当てて気むずかしい送信時ユーザ認証も問題なくクリアします。
これで、未来はThunderbirdにあると確信し、移行を決心しました。

最初は、Eudora OSE 1.0 に期待したのですが、機能が不十分でした。
しかも、ソースがThunderbird 3.0.4で少し古く、CcList/BccListが
この時点ですでに漢字対応になっていないことも分かりました。
https://wiki.mozilla.org/Eudora_OSE

そこで一念発起して、Thunderbirdの機能拡張を自作し、Eudora風の
ユーザインタフェースを実装してみることにしました。TODOはまだ
ありますが、少しずつ公開していこうかなと思っています。
少しずつ公開サイト : http://extn.sofrosune.net/ (現在は準備中)

将来的には、AMO に正式登録できればと思います。
https://addons.mozilla.org/en-US/thunderbird/

■View MIME Decoded Header
メッセージソースのヘッダ部分をMIME/BASE64復号して表示します。
Ccリストを一括してテキストコピーするのにも便利です。

■Email Address Helper
メッセージ作成ウィンドウで、To/Cc/Bcc欄にメールアドレスのポップ
メニューを追加します。タイピング無しでメールアドレスが挿入できます。

■Extract Attachment
新着メッセージの添付ファイルを自動的に分離して、ディレクトリに保存します。
これはEudoraで一番愛用していた機能で、Thunderbirdでの最優先でした。
Thunderbird 3.1の新関数detachAttachmentsWOPrompts()を使うと実装は容易で、
有名なAttachmentExtractorアドオンに比べて、非常にシンプルです。

■Forward Attachment
メッセージを転送するとき、分離した添付ファイルを復元して送信します。
通常、分離した添付ファイルは、実体の無いファイルになってしまいます。

■New Message by Template
メニューバーにテンプレート一覧を表示し、メニューから選択できます。
わざわざ、テンプレートフォルダを開かなくて済みます。

■Developer Works
アカウント設定パネルで、アカウント名や送信サーバ名の並び順を変更できます。

■Patch CcList
アカウント設定パネルのCc/Bcc欄に漢字がある場合にも、正しく処理します。
メッセージ作成ウィンドウのCc/Bcc欄のメールアドレスも正しく表示します。
Thunderbird 3.0から、この漢字文字化けの不具合があるようです。
コミュニティの見解はTODOということなので、一足お先に実装してみました。

「同じアカウントでPOPとSMTPで異なるユーザ」というのは私はプラグインで対応していました。なんのプラグインか忘れましたがThunderbirdでのvirtual identityと似たようなものでダミーアカウントを作成してsmtpのみを指定した覚えがあります。

> View MIME Decoded Header
これ、良いですね。ソース表示では本文部しかデコードしないので便利だと思います。
ただし、件名に入力された値の一番最後が文字化けをするでの問題のように間違った実装による不正ヘッダも表示できれば嬉しいですけど．．．

> Extract Attachment
> Forward Attachment
２つともEudoraユーザーのための機能ですね。Eudoraは受信時に添付ファイルを分離してしまいますが、Thunderbirdの現機能を利用しつつ、分離された添付ファイルをEudoraのようにリンクして転送などで扱えるのなら便利だと思います。
添付ファイルのやり取りが多い人ならメールボックスの容量も減るので便利かもしれません。
この部分も不正ヘッダによるファイル名破壊やThunderbird自体のバグによるファイル名の取り扱いに注意が必要かもしれません（途中の改行など）

> Developer Works
これはThunderbirdでのアカウント管理の間に入ってidとアカウント名の対応を取りながら並び替えられるようにするのでしょうか。参照テーブルで対応するという方式ではなくidを振りなおして恒久的に順序を変えられるのでしょうか。idの対応をすべて面倒を見ることができるなら便利だと思います。
例えば、account, id, serverの番号対応などを全て安全に振りなおすのなら大変面白いと思います。私はこの部分を番号で管理しているのが嫌いです。

> Patch CcList
ソース修正での対応ではなくアドオンで対応するということですね。


上記、アドオンに期待します。アドオンのリリース情報やリポートなどは
当フォーラムの「拡張機能・テーマ」でトピックを立てていただければ良いと思います。

bugzillaも英語もよくわからないですが、取り敢えずアカウントを作成してvoteだけしておきました。

Bug 632370 - Unicode chars of CcList and BccList are not handled properly
https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=632370

なにか動きが有ったようです。