ご報告、ありがとうございました。> みのおさん さん
EarlgreyTea さんが書きました:
そうなると可能性は
(1) WindowsへのWordやExcelの登録情報が壊れている
(2) 添付ファイルの情報が間違っていてExcelやWordのファイルと認識されない
になるかと思います。
ぼくも同意見です。
(1)に関してご承知かと思いますが、確認を兼ねて最初に全体的な要点を書きます。
Thunderbird に限った話ではありませんが、電子メールで受信した添付ファイルを開くとき、(1)メールソフト -> (2)システム(OS) -> (3)対応プログラム(アプリ)の流れで添付ファイルのデータが引き渡されます。
(a)メールソフトが添付ファイルのヘッダに指定されたファイルタイプやファイル名等の情報に従って書き出した「ファイル」に対し
(b-1)ユーザーが、システムに登録されている既定のアプリ情報から指定、または任意のプログラム(アプリ)を指定してオープン。
(b-2)自動的に、事前に指定されたプログラム(アプリ)に引き渡しオープン。
という流れをたどることにより、docx ファイルなら Microsoft Word で、xlsx ファイルなら Microsoft Excel で、pdf ファイルなら Acrobat DC で、といった具合に添付ファイルを開く動作がすすみます。
みのおさん さんが書きました:
確認しましたところ、handlers.jsonがありませんでした
前便でも申し上げたように、これは添付ファイルのファイルタイプ(ファイルの種類)とそれに対する既定の動作の設定を保存した、Thunderbird 固有のファイルです。
Thunderbird 60.3.3 をお使いで、プロファイル内に handlers.json が存在しなかったということは、最初のご質問に書いてあった「受信の動作設定画面を開くとすべて空白になっていました」の状況が起こっても不思議ではありませんし、その表示状態自体は必ずしも異常というわけではありません。
しかし、問題に気づく以前は Thunderbird 60.x の [オプション] -> [添付ファイル] -> [受信] に複数の項目が存在していたのが確かなら、何らかの原因で handlers.json が削除された可能性があります。
また、「<ファイル名> を開く」ダイアログで、「今後この種類のファイルは同様に処理する」にチェックを付けて実行しているのに、[オプション] -> [添付ファイル] -> [受信] の画面にそのファイルタイプ(ファイルの種類)が登録されない(=プロファイル内に handlers.json が生成されない)のなら、Thunderbird に何かしらの異常が起こっている可能性が考えられます。
みのおさん さんが書きました:
修復を行おうとしましたが、wordやexcelを開くこうとするとTWINUIしかなく
プログラムの選択には
wordやexcelがありませんでした
これは、添付されてきた docx ファイルや xlsx ファイルに対し、[開く] を実行したとき出てくる「<ファイル名> を開く」ダイアログの [プログラムで開く:] の右にある [xxxxx (既定)] のドロップダウンを展開し、[その他...] を選択して開く「プログラムの選択」ダイアログのプログラム一覧に、Word や Excel がなく、TWINUI という項目だけがあった、ということですよね。
ユーザーが意図的に変更していなければ、Microsoft Office がインストールされている環境なら、通常は Windows の既定のアプリ一覧に Word や Excel があるはずです。
Thunderbird の「プログラムの選択」ダイアログは、選択された添付ファイルのファイルタイプをふまえて、この Windows に登録されている既定のアプリの情報を読み込んでいます。もしここが「TWINUIしかなく」ということであれば、Thunderbird ではなく Windows のほうに何かしらの問題が起こっている可能性が浮上してきます。
TWINUI については、Windows 側の問題なので、マイクロソフト コミュニティ などで調べてみてください。
(一例)
answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/all/%E6%97%A2%E5%AE%9A%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%97/35ce7642-6e95-4304-829a-d9a236b0519a
answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/all/twinui%E3%81%A8%E3%81%AF%E4%BD%95/496720e3-0a8c-4257-bff5-83ad4a7bd4f7
Windows 側の問題でプログラムの選択ができないとしたら、さしあたりのテストとして、添付の docx ファイルに対して [開く] から [ファイルを保存する] を選択し、[今後この種類のファイルは同様に処理する] にチェックを付けて実行してみてください。
プロファイル内に handlers.json が生成され、[オプション] -> [添付ファイル] -> [受信] を見たとき、[ファイルの種類] に「DOCX ファイル」が追加され、その動作設定が「ファイルを保存する」になっていたら、Thunderbird の動作は正常だと判断できます。
動作の変更は、このあといつでも [オプション] -> [添付ファイル] -> [受信] の [動作設定] からできます。まずは Thunderbird 自体が正常に機能しているのかどうかを調べる意味で、この手順を試してみてください。(設定した動作を削除することも可能ですし、最悪でも handlers.json を削除すれば初期化できます。)
みのおさん さんが書きました:
ただ、pdfだけはacrobatDCがありました
また、オプションの「添付ファイル」の「受信」はacrobat以外は空っぽでした
[オプション] -> [添付ファイル] -> [受信] の画面の、[ファイルの種類] に PDF ファイルの項目だけがあり、その [動作設定] を展開すると、Acrobat DC が候補にあったということでしょうか?
当初の文面では、「受信の動作設定画面を開くとすべて空白になっていました」とあるのですが、じつは PDF ファイルの項目はあったということなのか、その後登録したということでしょうか?
偶然的通行人 さんが書きました:
Thunderbird で表示されるメニューや項目の名前は、要約せず表示されている通りの名前で、どこの、どんな機能かを書いていただけると、このフォーラムを見ている人たちに正確に伝わると思います。
にもう一度注目して、操作した手順や、起っている出来事を、できるだけ具体的に書いてください。(もし何かしらのハンディキャップがあって文字入力が困難な事情等があるなら、そう仰ってください。ご事情をふまえた対応を心がけましょう。)
みのおさん さんが書きました:
wordやexcelのプログラムのありかを探して
プログラム選択を行うしかなにのでしょうか?
Thunderbird 側でできる対処としてはそうなります。
「プログラムの選択」 ダイアログで、下段にある [参照] ボタンを押すと、ファイル選択ダイアログが開くはずです。
ここで、任意のプログラム(アプリ)の実行ファイル(*.exe)を指定することで、一覧にないプログラムを指定できます。例えば、docx ファイルを Word で開きたいなら、Word の実行ファイル(WINWORD.EXE)を選択することになるでしょう。
この場合、使いたいプログラムの実行ファイルのありかをユーザーが探して選択・指定する必要がありますが、システム既定のアプリではない別のプログラム(アプリ)を任意に指定できる自由度はあります。(あるファイルタイプに対し、間違って不適切なプログラムを指定すると、そのファイルタイプの添付ファイルを開く際に問題を起こすこともあるので、そのあたりは注意してください。)
ただし、そもそもの問題として、Windows が管理している既定のアプリ情報に異常が起こっているのだとしたら、そちらの問題をきちんと修正するほうが優先度は高いように思います。
なぜなら、Windows のシステムに何かしらの問題があれば、 Windows 上で動作する Thunderbird や他のアプリが、その問題の影響を受ける場面が出てくるからです。
(2)に関してEarlgreyTea さんのご指摘のように、その添付ファイルのファイル情報が間違っている可能性も否定はできません。
この場合、差出人が別人からの docx の添付ファイルに対して [開く] を実行し、その動作結果に違いがあるなら、特定の差出人の添付ファイルだけが間違ったファイル情報を持っていると推測できます。
みのおさん さんが書きました:
添付ファイルの情報が誤っているというのは、どういうことなのでしょうか?
(解説の一例)
・電子メールプロトコル再入門 ― 第4回
メールの添付ファイルを実現するMIMEのマルチパートとは?
ascii.jp/elem/000/000/588/588971/
電子メールのヘッダにおいて、添付ファイルパートの Content-Type: の内容が、添付されているファイルタイプを定義しています。
通常、メールソフトはこのファイルタイプ(Content-Type)で添付ファイルの種類を判断します。
例えば、docx ファイルに対しては、
Content-Type: application/vnd.openxmlformats-officedocument.wordprocessingml.document;
という指定が正解で、その定義に従って添付ファイルを処理しようとします。しかし送信側の設定ミスや障害などで、
Content-Type: application/octet-stream;
のような汎用的なファイルタイプで指定されていることがあります。
ただ、そのような場合でも、[その他] で開いた「プログラムの選択」ダイアログが「TWINUIしかなく」というのは、ちょっと考え難いです。
添付ファイルをいったん保存したときは、ファイル名の指定に従って保存されるファイル名が決まりますから、それが "ABCDE.docx" のような名前で、拡張子に .docx があれば、その保存ファイルをダブルクリックして開くときは、Windows レジストリに登録されている情報をもとに、拡張子に応じたプログラム(アプリ)が起動します。Windows のシステムでは、ファイルタイプよりも拡張子を優先しているからです。
とりあえず以上です。役に立たない話になっていたらすみません。
(おことわり)
現在、健康上の制約により不定期な書き込みしかできなくなっています。すぐに応答できない場面がかなり多くなりますことを、ご容赦ください。