少し時間が経っていますが、リプライがないようなので......。
y_Akatuki さんが書きました:
FireFoxの初回起動画面についてはツアーを含めて抑止できましたが、
スクリーンショット機能の初回ツアー(解説)画面が抑止できません。
Firefox を初インストールするか、新規プロファイルで起動したときの、初回起動時におけるツアー機能を停止できたのなら、それ以外にスクリーンショット機能(Firefox Screenshots)に関するツアー画面はないと思うのですが......。
具体的に、どのような操作をおこなったとき表示されるものを「スクリーンショット機能の初回ツアー(解説)画面」と仰っていますか。
例えば、ナビゲーションツールバーにある [ブラウジングライブラリー] アイコンを開くと、その中に [スクリーンショット] のアイコンがあり、これを押すと screenshots.firefox.com のサイトに飛ばされますが、このあたりのことを仰っているのでしょうか?
「FireFoxの初回起動画面についてはツアーを含めて抑止できました」であるなら、いまさら説明するまでもないことだと思いますが......。
インストール後、または新規プロファイルで Firefox を最初に起動したとき、ホームページ画面(about:home )あるいは新しいタブページ(about:newtab )の左上にある大きめの Firefox アイコンの横に青い背景で「Firefox を使うのは初めてですか? 使い方と機能をご紹介します。」の案内が表示されます。Firefox アイコンかこの青枠をクリックするとツアー画面が表示されるのは、ご承知のとおりです。
ツアー画面には 6 つの項目があり、その中に [Screenshots] があります。ごく簡単な説明があり、右下の [Screenshots のウェブサイトへ移動する] をクリックすると https://screenshots.firefox.com/#tour のページを開きます。
この URL は onboarding の UI に直接埋め込まれているためか、about:config からは操作できないようですし、開いてしまえば通常のブラウジングと同じです。
表示されたツアー画面で [ツアーをスキップ] を押すと、ホームページや新しいタブページに青い背景の案内は表示されなくなり、同じ場所にウォーターマーク化された Firefox のアイコンが残ります。この灰色の影のようなアイコンにマウスポインタを乗せるとカラー表示になり、クリックすると再びツアー画面を開くことができます。
上記のツアー機能は、[トラブルシューティング情報] -> [Firefox の機能] の中にある [Photon onboarding] が担っています。
なので、about:config から
コード:
browser.onboarding.enabled ; true(初期値)
の値を false に変更して Firefox を再起動すれば、[Photon onboarding] によるツアー機能全般が停止され、「Screenshots」項目も含めたツアー画面全体が表示されなくなります。
コード:
browser.onboarding.newtour
browser.onboarding.updatetour
あたりを調整すれば、ツアー機能を有効(true)にしたまま、表示する項目をコントロールすることもできます。
y_Akatuki さんが書きました:
初期ユーザに対してツアー(解説)系のページをすべて抑止したいです。
この「ツアー(解説)系のページをすべて」は、オプション設定内のいくつかの項目にある [詳細情報] リンクなども「(解説)系のページ」として含む、という意味でしょうか。
ホームページ画面や新しいタブページから開く「ツアー機能」は、[Photon onboarding] のことなので上記でまとめて停止できますが、オプションやプライベートブラウジングその他の情報提供のリンクもひっくるめての話であれば、about:config の設定だけで抑止するのは、ちょっと難しいと思います。
このあたりはすでに対策済みのことと思いますが、例えば [ヘルプ] -> [Firefox ツアー] のメニューを動作しないようにするだけなら、browser.uitour.url の値を削除して空白にすれば目的を果たせます。けれども、[Firefox ツアー] のメニューを残したままにしておくと、そこを選択しても無反応なことにユーザーが不安や不満を持ち、管理者にヘルプを求めたり苦情を言ったるする場面が出くるので、[Firefox ツアー] のメニューを非表示化するなどの対処を、合わせて実施する必要が出てくるかもしれません。
同じような理屈で、Firefox の様ざまな機能を使うことは許容し、使える条件も残してあるが、それに関する情報提供を抑止するような形をとると、我流での使用に走るユーザーが出てきて、かえってトラブルを増やす場合もありそうです。会社などであれば、ユーザーが必要な情報を探すことに時間を費やして生産性を低下させるような場面が出てくるかもしれません。
ユーザーの水準、運用条件などにも左右されますから一概に言えないのは承知していますが、使用を許可する機能と提供する情報のバランスが重要でしょう。ある機能を使わせたくないなら、その機能を無効化することを主軸に、関連する情報提供も停止する ―― というほうが、軋轢が起こりにくいように思います。
でも実際のところ、適度なバランスの判断が難しい、とは思います。
玉石取り混ぜて情報を垂れ流しても、「初期ユーザ」はそれを消化しきれず混乱することになるかもしれません。かといって "知らしむべからず依らしむべし" 的な方向に傾き過ぎては、「初期ユーザ」はずっと「初期ユーザ」のまま成長せず、些細なことでも管理者に依存する状況が生まれるかもしれません。
何を目的として「初期ユーザに対してツアー(解説)系のページをすべて抑止したい」のか、そのあたりの方針を y_Akatuki さんがどうお考えなのか、y_Akatuki さんの管理下にある Firefox の規模や構成条件がどうなっているかなどの事情がもう少し明らかになれば、アドバイスできる事柄も変わってくるかと思います。
他にも利用できそうな手段はありますが、事情がよくわからないので、さしあたり掲題に関係しそうな事柄を述べさせていただきました。
ご希望と違う話だったらすみません。
(おことわり)
現在、健康上の制約により不定期な書き込みしかできなくなっています。すぐに応答できない場面がかなり多くなりますことを、ご容赦ください。