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投稿記事Posted: 2016年9月05日(月) 11:31 
本日、某アドオンを利用しているFirefoxを起動すると
"問題を生じる可能性のあるアドオン"というアドオンの無効化を催促するウインドウが表示されました。
アドオンの無効化はせず、"後で再起動"を押しました。
2,3時間経った現在、ウインドウの再表示はされておりませんが、
数日経ったら、また再表示されてしまうのでしょうか?

何卒ご回答の程よろしくお願いいたします。

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投稿記事Posted: 2016年9月08日(木) 08:39 
※質問するときは、「フォーラムの利用に関するご案内」、とりわけ「質問するときは」に目を通し、OS の種類や Firefox のバージョンといった使用環境についての最低限の情報を書き添えることをお勧めします。

tamata さんが書きました:
数日経ったら、また再表示されてしまうのでしょうか?

再表示されるかどうかは、時間経過によって自然にわかることなので、3 日ほどの日数が経っているいま、すでにご自身で把握なさっているかもしれませんが......。いちおう背景について書いておきます。

仰っているのは、Firefox のブロックリストに関わる警告画面のことだと思います。

(参考)・ブロックリストに置かれた安定性とセキュリティの問題の原因となるアドオン | Firefox ヘルプ
https://support.mozilla.org/ja/kb/add-o ... -blocklist

この場合、「アドオン」の名称で括られているものには、「拡張機能」「テーマ」「プラグイン」が含まれます。

Firefox のブロックリストがどういう働きをしているかの大筋は、上記の公式サポート記事に書いてあるとおりです。
ただし現在、「拡張機能」と「プラグイン」の機能は、仕様変更をともなう大掛かりな修正・リフォームの途上(*) にあるため、記事とそのリンク先の一部は現状に合わなくなっている内容があります。しかし、アドオンの安全性と安定性に厳しい基準を置いているという Firefox の基本的姿勢は変わっていません。
 (*) WebExtensions への移行、NPAPI プラグインの段階的廃止など。

新しいアドオンを導入するときや、導入済みのアドオンに対してこのチェック機能が働くことは、上記サポート記事にもあるとおりです。
ブロックリスト本体は必要に応じて更新されています。それぞれのユーザー環境に置かれた Firefox は、定期的(標準的には 24 時間ごと)にこのブロックリスト本体の更新を確認し、この変更内容に従ってユーザー環境内にある既存のアドオンを再チェックしますので、その段階で「問題を生じる可能性のあるアドオン」画面が開くことがあります。(更新されたブロックリストは、プロファイル内の blocklist.xml に反映されます。)

(参考)・ブロックされているアドオン :: Add-ons for Firefox
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/blocked/
に掲載されているブロック対象のリストで、各項目のリンク先を見ればわかりますが、「問題のあるアドオンやプラグインは無効にすることが強く推奨されますが、ここで説明されているリスクを受け入れるのであれば、使い続けることもできます」という場合と、「問題のあるアドオンやプラグインは自動的に無効化され、使用できなくなります」という場合があります。

警告されたが無効にしなかったアドオンは、有効化された状態を維持できますが、[アドオンマネージャ] に「<AddonName> はセキュリティまたは安定性に問題があります」という注意書きが表示されます。

強制無効化の過去事例としては、すでに攻撃が発生している緊急性の高い脆弱性が Flash Player に発見されたとき、ブロックリストにその Flash Player のバージョンが即座に追加され、この更新内容を受け取った Firefox では該当する Flash Player が自動的に無効化された ―― というような流れです。

こういう仕組みなので、別のアドオンに対して、Firefox のチェック機能が "安全性や安定性を確認できないアドオンがある" と検知したときは、再び「問題を生じる可能性のあるアドオン」画面が開くことはあります。

それとも、こういう話ではなく「問題を生じる可能性のあるアドオン」の警告をいっさい出さないようにしたい、という点にご質問の主眼があるのでしょうか?
ユーザー側の都合や事情で、警告に従わず当該アドオンを使い続けることは、上記のようにできなくはありません。また、ブロックリストの機能自体を無効化したり、ブロック条件を変更することもできなくはありません。

しかしこの場合、ユーザー自身がそのようにした結果のリスクをすべて受け入れて、自分自身で安全と安定のコントロールをする必要があります。そして、それらのアドオンが原因で深刻な問題が起こったとしても、自業自得となります。
発生した問題によっては、自身の PC 内の情報が外部に漏えいするなど周囲を巻き込む確率が高いのが、いまどきの情報セキュリティ事故の特徴ですから、単なる "自損事故" ではすまないことも少なくありません。とくに仕事の場面では、出ている警告に従わなかった経緯が "意識的に安全を無視した" と判断されれば、相応の責任が問われるケースも出てくるでしょう。
すでにご承知のことなら余計なお世話になってしまいますが、もしご存知でないなら、こうしたことを理解した上で、判断なさったほうがいいと思います。(質問者だけでなく、今後このトピックをご覧になる多様な方々のことを考慮しての添え書き、ということで......。)

以上です。余計な話だったらすみません。

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投稿記事Posted: 2016年9月08日(木) 09:54 
偶然的通行人様

お世話になります。ご回答ありがとうございます。

利用OS:Windows7
Firefoxバージョン:24.1.0 esr、31.8 esr
利用環境の記載が漏れておりました。申し訳ございません。

blocklistの仕様や動き、目的について理解致しました。
ブロックリスト本体は必要に応じて更新されています。それぞれのユーザー環境に置かれた Firefox は、定期的(標準的には 24 時間ごと)にこのブロックリスト本体の更新を確認し、この変更内容に従ってユーザー環境内にある既存のアドオンを再チェックしますので、その段階で「問題を生じる可能性のあるアドオン」画面が開くことがあります。(更新されたブロックリストは、プロファイル内の blocklist.xml に反映されます。)
→危険にさらされることを承知の上無効にしたとすると、「24h毎にblocklistが更新され、その際新規でblocklistに追加されたアドオンがFirefoxで有効となっていれば、「問題を生じる可能性のあるアドオン」が表示される。」
 ということでしょうか。
 そういうことであれば、一度blocklistから該当のアドオンが消されて、再びblocklistに追加されることにならなければ、「問題を生じる可能性のあるアドオン」は表示されないということでしょうか。
 
何卒ご回答のほどよろしくお願いいたします。

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投稿記事Posted: 2016年9月09日(金) 08:11 
tamata さんが書きました:
→危険にさらされることを承知の上無効にしたとすると、「24h毎にblocklistが更新され、その際新規でblocklistに追加されたアドオンがFirefoxで有効となっていれば、「問題を生じる可能性のあるアドオン」が表示される。」
 ということでしょうか。

警告の出たアドオンを無効化したのなら、それは危険とは逆方向の対処です。
「危険にさらされることを承知の上」ということは、ブロックリストの機能そのものを無効化するという仮定でしょうか?
もしそうなら、ブロックリスト本体がどのように更新されようとも、ユーザーがどんなアドオンを導入しようとも(*) 、「問題を生じる可能性のあるアドオン」の警告は表示されないでしょう。

(*) アドオンの内、拡張機能のインストール時に、署名の有無によってインストールできないことはあります。Firefox のバージョンによっては、すでにインストール済みの拡張機能で署名の検証ができないものは無効化されます。

Mozilla のサーバーに置かれたブロックリスト本体は、緊急時は即座に条件定義が追加されるなど、必要に応じて随時更新されています。
個々のユーザー環境にある Firefox は、定期的(標準的には 24 時間ごと)にこのブロックリスト本体にアクセスして変更を確認し、自身のプロファイル内にある blocklist.xml に反映しています。

ブロックリストの機能が有効な状態で、これまで「問題を生じる可能性のあるアドオン」の警告が出ていなかった環境に、ユーザーが新しいアドオンを導入したとします。
その後、このアドオンがブロックリストに追加されれば、更新されたブロックリストの内容が Firefox に反映された段階で、「問題を生じる可能性のあるアドオン」の警告が出るか、あるいは強制的に無効化されるかもしれません。

(注)
ブロックリストの機能自体を無効化した場合、Mozilla サーバーにあるブロックリストの定期確認そのものがおこなわれなくなり、問題のあるアドオンの検出機能も停止されます。したがって、「問題を生じる可能性のあるアドオン」の警告も出なくなるのは上述のとおりです。
同時にこの状態は、アドオンに関して無防備状態のレベルが跳ね上がることを意味します。ブロックリストに任せていたときと同じ安全水準を維持するためには、ユーザー自身が働かなければなりません。例えば、使用しているアドオンにセキュリティ脆弱性が報告されていないか、すでに攻撃が発生していないかなどの情報を常にチェックし、問題があれば自力で対処する必要が生じるということです。それができないなら、安全水準は確実に下がります。

tamata さんが書きました:
 そういうことであれば、一度blocklistから該当のアドオンが消されて、再びblocklistに追加されることにならなければ、「問題を生じる可能性のあるアドオン」は表示されないということでしょうか。

理屈の上ではそういうことになるのでしょうが、実質的にそのような場面はまず(**) ありません。
なぜなら、問題のあるアドオンが持つセキュリティ面や安定面での不具合が "自然治癒" することはないからです。たいていは(**) 、アドオンの開発・提供者が問題点を修正した新バージョンをリリースすることで解決されます。

ブロックリストは、アドオンの種類だけでなくバージョンレベルまで定義しています。例えば、ある拡張機能のバージョン 3.3 以下に問題があるなら、そのような条件でブロックされます。問題点が修正されたバージョン 3.4 はブロック対象になりません。しかし同時に、3.3 以下がブロックリストから削除されることもありません。さらにいえば、もし次の 3.5 で別の深刻な問題が起こったら、このバージョンがブロックリストに追加されることもありえます。
プラグインのようにバージョンアップごとに必ずセキュリティ脆弱性や種々の不具合修正が入るものは、常に最新バージョンだけがブロックリストから除外され、基本的に古いバージョンはすべてブロック対象になっています。(プラグインの開発・提供元がサポートしているものだけ、ともいえるでしょうか。)

(**) 若干のふくみがあるのは、ブロックリストの条件定義が誤っていたような場合には、その条件が除外・修正されることがありえるからです。

ぼくから申し上げられるのは以上です。

(補足)
本トピックのテーマからは外れますが、関連性をふまえていくつか...。

tamata さんが書きました:
Firefoxバージョン:24.1.0 esr、31.8 esr

24.1.0 ESR のリリースは 2013 年 10 月 29 日、31.8.0 ESR のリリースは 2015 年 7 月 2 日で、どちらもサポートが終了して久しいバージョンです。
現在の Firefox のサポート内バージョンは、48.0.2 と 45.3.0 ESR の2系列です。(近いうちに 49.0 と 45.4.0 ESR がリリースされる予定です。)

参考までに、「Firefox セキュリティアドバイザリ」のページを紹介しておきます。
http://www.mozilla-japan.org/security/k ... refox.html

24.1.0 ESR 、31.8.0 ESR を使わなければならないご事情があるのかもしれませんが、24.x 以降あるいは 31.x 以降に修正された問題の多く(全部とはいいません)が、「24.1.0 esr、31.8 esr」には残っているとお考えください。

同時にアドオンもまた、問題点を修正した新しいバージョンは、古い Firefox で使えないケースがしばしばあります。新バージョンのアドオンが、旧バージョンの Firefox に未対応なら、自動更新も効きません。
結局、旧バージョンの Firefox では、問題のある古いアドオンを使わざるを得ない場面がおのずと増えることになります。そのため、Firefox とアドオン両方の脆弱性がそのまま残り、(必ずトラブルが起こるとはいいませんが)安全性と安定性が低下する傾向は強まります。

理想的には、アドオンの母体となる Firefox 本体をきちんとアップグレードした上で、それに見合うアドオンを厳選してインストールするほうが、十分な安全性と安定性を維持できると思います。
しかし、どうしても現状維持を優先したい(するしかない)というご事情があるのなら、リスクを飲み込んでご自身の責任でお使いいただくしかありません。

(ユーザーは "安全と安定" の維持を目的にブラウザを使っているわけではなく、それぞれやりたいことがあって、その目的のためにブラウザを使います。そのことは承知していますが、このトピックはブロックリストに関する話題なので、"安全と安定" の観点を強調しました。)

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