先に挙げた Bugzilla にあるように、HSTS 関連の動作が影響しているようです。
・HTTP Strict Transport Security
https://ja.wikipedia.org/wiki/HTTP_Stri ... t_Security(別トピック)・埋め込み動画の再生不可能になりました
viewtopic.php?t=15939にも書いたのですが、Bugzilla で提示されているように、SiteSecurityServiceState.txt を処理したプロファイルで Firefox 44.0.2 を起動すると、ご提示のサイトに埋め込まれた YouTube 動画のコントローラ部分は隠れることなく表示されました。(この動画は HTML5 Player で再生されました。)
しかし、いったん Firefox を終了し、再び起動してご提示のサイトにアクセスすると、
gensur さんが書きました:
再生中に動画下部のコントローラ部分にカーソルを移動すると表示されるはずの左端のプレイボタンや右端のYoutubeのロゴ、全画面表示ボタンなどが見えず、
プログレスバーと、経過時間だけが表示されます。
という状態が再現します。
別トピックと本トピックでは、当該サイトの埋め込み方法が異なるので、症状の現われ方も違うのだろうと思いますが、初回アクセス時は http を使っていたソースのうち、サーバーから HSTS の指示があったサイトについては SiteSecurityServiceState.txt に記録され、次回以降は https でのアクセスに切り替えられることを契機として、動画の再生やプレーヤーの表示に思わぬ影響が出ているように見えます。
(動画の再生に利用するソースを複数の外部サイトから引っ張ってくるような作りになっているサイトほど、複雑な影響を受けそうですね。)
ぼくには技術的な詳細はわかりませんが、理解できる範囲で Bugzilla を参考に手順を追ってテストした結果、以上のようになりました。
HSTS 自体はセキュリティ上有用な機能なので、SiteSecurityServiceState.txt を削除するなどして蓄積してきたデータを破棄すると、https でのアクセスを前提として登録されたサイトも、次回のアクセスでは無防備な状態になり、スキを作ることになります。
根本的には Firefox の動作が改善されることがベストなのだと思いますが、当面の回避策としては、上記のようなリスクを伴うことをふまえ、個々のユーザーがどういう対応をするかを判断することになろうかと思います。
とりあえず以上です。的外れな話になっていたらすみません。