※質問するときは、「フォーラムの利用に関するご案内」、とりわけ「質問するときは」に目を通し、OS の種類や Firefox のバージョンといった使用環境についての最低限の情報を書き添えることをお勧めします。ご利用の環境条件(OS の種類やバージョン、Firefox のバージョンなど)が不明ですし、「ブックマークも同期して使用していた」と仰っている内容が不明なので、いまの段階では立ち入ったところまではアドバイスできません。
「同期」というのは、何かの Web サービスですか、それとも BookSync のようなソフトウェアを介在させていたという話でしょうか?
Firefox の機能に限っていくつかの要点を書きますので、まずはそのあたりを参考にしてみてください。
すでにご承知かもしれませんが、公式サポ―ト記事は次に挙げるとおりです。(必要に応じて記事内のリンク先も参照のこと。)
(参考)
・ブックマークの保存と復元 | Firefox ヘルプ
https://support.mozilla.org/ja/kb/resto ... -move-them・ブックマークを HTML ファイルにエクスポートする | Firefox ヘルプ
https://support.mozilla.org/ja/kb/expor ... r-transfer・HTML ファイルからブックマークをインポートする | Firefox ヘルプ
https://support.mozilla.org/ja/kb/import-bookmarks-htmlFirefox のブックマーク管理画面である [履歴とブックマークの管理] ウィンドウに、[インポートとバックアップ] というメニューがあり、そこから [バックアップ] / [復元] 、[HTML からインポート] / [HTML としてエクスポート] 、[他のブラウザからデータをインポート] が実行できます。
ブックマークの [バックアップ] と [復元] は、Firefox のブックマーク形式で管理されているデータが対象です。
Firefox のブックマークデータは、プロファイル内にある places.sqlite というデータベース形式のファイルに保存されています。
[バックアップ] は、この places.sqlite ファイルから、「タグ」や「表示回数」などの関連情報を含めて JSON 形式で一括保存されます。ファビコンデータは対象の URL が保存されますが、画像のキャッシュは保存されません。
[復元] はその逆で、指定した JSON ファイルの内容で、places.sqlite の中身を置き換えます。
一方、[HTML からインポート] と [HTML としてエクスポート] は、伝統的な Netscape 形式の HTML フォーマットで記述されたブックマークを扱います。
この形式は汎用性が高いので、他のブラウザを対象にしたインポート・エクスポートにも比較的精度よく対応してくれるのが利点です。
[エクスポート] は、データベースとしての関連情報は保存されません。ファビコンデータは、Data URI scheme で画像そのものが保存されます。
[復元] が既存のブックマークを置き換えるのに対し、[インポート] は既存のブックマークにインポートデータを追加するという特徴があります。
(ただし、HTML 形式でエクスポートした基本構造は HTML の仕様に基づいていますが、ブックマークとしての構造は出力元のブラウザの仕様によって細部に違いがあるので、そういった部分はインポートで正常に取り込めないケースはありえます。)
[他のブラウザからデータをインポート] は、Firefox がインストールされている同じシステム環境に、どんなブラウザのどんなバージョンがインストールされているかで、実行できる対象が変わってきます。
例えば、USB デバイスに入れたポータブル版のブラウザを接続しても、システムにインストール情報がないので、[他のブラウザからデータをインポート] では認識されないはずです。
いずれの場合も、復元やインポートの対象となるデータが、取り込み先の Firefox が対応しているブックマーク形式の条件に納まっていることが前提です。
ブックマークの「同期」で生成されたデータがあったとして、そのデータが同期機能(プログラム)によって動的にマッチングされていれば同期をとりつつ異なるブラウザ間で共有できたとしても、その共有データをバックアップしたファイルが Firefox が対応しているブックマーク形式と互換性がなければ、Firefox の [復元] や [インポート] 機能では正常に取り込むことはできない、といえばいいでしょうか...。
まったく復元できないか、一部だけが復元できるのかは、実際の条件によって違うと思いますが、完全な復元が保証されるわけではない、とはいえるでしょう。
Firefox 以外のブラウザでも基本的な考え方は同じはずです。
異なるブラウザ間や、同じブラウザでもブックマークの仕様が大幅に変更された前後のバージョンでは、取り込む側のブラウザが対応しているブックマーク(お気に入り)の形式ならそのまま復元・インポートできますが、そうではない形式の場合は別の方法で対応形式に変換するなどして条件を整えないと、正常な復元・インポートはできません。
ご質問の流れでいえば、特別な手段を用いないで実行できる方法としては、次のようなやり方があります。
個々のブラウザごとにはブックマーク(お気に入り)が不足なく揃っているのなら、旧 PC の Firefox 、Internet Explorer 、Opera のブックマークを、汎用性の高い HTML 形式でそれぞれエクスポートし、それらの HTML ファイルを指定して新調 PC の Firefox でインポートを実行すると、既存のブックマークに追加される形でそれぞれのデータが取り込まれるはずです。その後 Firefox 上で取り込んだブックマークを整理する、という流れです。
整理の手間はかかるでしょうが、ほぼブラウザの機能だけを使ったシンプルな方法なので、新調 PC の Firefox に旧 PC にあった複数のブラウザのブックマークをまとめる上で、トラブルは少ないのではと思います。
(Chromium ベースに移行してからの Opera は、アドオン/拡張機能を使わないとブックマークのエクスポートができなかったかもしれません。)
ここまでが、一般論です。
もし、上記と同じ方法をおこなっているのにうまくいかないという話なら、旧 PC の Firefox 、Internet Explorer 、Opera で保持されているブックマーク(お気に入り)データに問題が起こっているか、「同期」によって個々のブラウザのブックマークに加えられる変更に何か特殊な条件があるのかもしれません。
いまある文面を拝見する限りでは、カギになるのは「同期」だと思われるのですが、それについての具体的な情報がありません。
kttk さんが書きました:
移行元では元々別ブラウザ(ie・オペラ)を使用していて、
後にFirefoxメインに変えブックマークも同期して使用していたのですが、
と仰っているのが、実際にどんな Web サービスやソフトウェアを使って、どんなふうに同期をおこなっていて、PC の新調に際してどんなデータをどういう手順で Firefox に移行しようとしたのか、そのあたりの経過を
具体的に説明していただけると、同じ同期サービスを使っているユーザーさんなどからアドバイスが寄せられるかもしれませんね。
とりあえず以上です。的外れな話だったらすみません。