7 月 9 日に緊急のセキュリティアップデート(Woindows 版 Firefox 向けなら 18.0.0.203)が公開されたばかりの Adobe Flash Player に、再び深刻なセキュリティ脆弱性が発見されました。すでにゼロデイ攻撃がおこなわれ、情報流出が発生しているそうです。
Adobe 社は、今週のできるだけ早いうちセキュリティアップデートを公開する予定で作業中だそうです。
現時点では防御策がないため、Flash Player の無効化かアンインストールが推奨されています。
この情報を受けて、Mozilla では Flash Player の当該バージョンをブロックリストに追加しました。
このブロックリスト情報が更新されたユーザー環境では、現状で最新であるはずの 18.0.0.203 を含めて、影響を受ける Flash Player のインストールがブロックされます。すでにインストール済みの場合は、[実行時に確認する] が既定動作に切り替わります。
その関係で、7 月 9 日にリリースされた最新版を含めて Adobe 社からの公開が止まっており、Firefox にも正常にインストールできないのだろうと考えられます。
各種の IT 系ニュースサイトか、下記で日本語の情報が得られます。下記からは、Adobe の英語サイトの情報をたどれます。
・Adobe Flash Player の脆弱性対策について(APSA15-04)(CVE-2015-5122等):IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
http://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul ... layer.html現状では、すべての Adobe Flash Player が深刻な脆弱性を持ったバージョンになります。7 月 9 日付けのセキュリティアップデートを適用した方も、油断しないようお気をつけください。
以上、取り急ぎ。