※質問するときは、フォーラムの利用に関するご案内 、とりわけ 質問するときは に目を通し、OS の種類や Firefox のバージョンといった使用環境についての最低限の情報を書き添えることをお勧めします。横から失礼します。
(前置き)
「開けるサイト開けるサイト全部が、ぼやけます!」だと、ここに書かれたアドバイスを読むのも一苦労かもしれません。可能なら、トラブル対策のための情報を読むのには、別のブラウザを使ってください。
(本題)
不正常な動作になってご不満があるのはわかりますが、そういう問題がいっさい起こっていないユーザーもいるので、おそらくユーザー環境に依存した問題なのだろうと思われます。
この場合、問題が発生しているユーザーの環境条件や設定内容などがわからないと、何が原因(あるいはトリガー)で、どこをどうすれば改善できるか、適切なアドバイスができません。
それだけではなんなので、とりあえず一般論を書きます。
豆ゆり さんが書きました:
全体的に大きくなったんです。
今回の更新箇所スケーリングというのが原因みたいですね
Windows 版の Firefox 22.0 は Windows(7 / 8)のスケーリング機能に従うようになったので、ユーザーが施している Windows 側の設定との組み合わせによっては、おっしゃるような問題が起こるケースはあるかもしれません。
しかし、今の段階ではそれだけが原因だと断定してしまうこともできません。Firefox に新しい機能が追加されたとしても、それが根本原因になってすべてのユーザーに問題が起こっているわけではないからです。
ユーザーが施している Windows 側での設定の影響、あるいは Firefox に何かしらのアドオンを導入しているような場合、Windows OS + Firefox + そのアドオンの組み合わせによって発生する問題である可能性もあります。
そのため、問題が起こるユーザー環境での状態を詳しく調べてみないと、本当の解決策も見えてこないと思います。
さしあたり、次のうち「Firefox をセーフモードで起動する」を試してみてください。
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基本的なトラブルシューティング他のトラブルシューティング項目も、点検すべき項目としては重要ですが、本件については「セーフモード」での動作確認が最優先でしょう。
少なくとも、アドオンがからんでいるか否か、ハードウェアアクセラレーションが影響しているか否か、といったことは切り分けられると思います。
せーフモードで問題が起こらないなら、導入しているアドオンのどれか(または複数の組み合わせ)が悪影響を及ぼしている可能性が高いですし、ハードウェアアクセラレーションを無効にすることで改善が期待できるかもしれません。
一方、セーフモードでも問題が起こるのなら、Windows 版 Firefox 22.0 のスケーリング機能に的を絞って、影響しそうな次の設定を切り替えた上で、テストしてみると何かわかるかもしれません。
(1)ローケーションバーに about:config と入力して [Enter] キー押下。
(2)警告文をよく読み、[細心の注意を払って使用する] ボタンを押下。
(3)開いた画面の [検索] 欄に layout.css.devPixelsPerPx と入力。
(4)下欄に、同名の設定項目が表示される。初期値は -1.0 。
(5)この設定名をダブルクリックするか [右クリック] -> [値を変更] で設定ダイアログを開く。
(6)入力欄に 1.0 と入れて(あるいはマイナス記号を削除して) [OK] で閉じる。(変更すると項目行が太字になる)
(7)about:config のタブを閉じ、念のため Firefox を再起動。
layout.css.devPixelsPerPx は、CSS で指定されるピクセル値とモニタ上で表現される画素の関係を規定する設定値だったと記憶していますが、この値は、Firefox 21.0 までは 1.0 で「1.0 倍」という意味だったと思います。
22.0 ではこれが -1.0 に変わっています。このマイナス記号の付加は、おそらく「自動」化を意味していると思われます。つまり、Windows 側の設定に自動的に追従するというようなことではないでしょうか。
これを、21.0 相当の値に戻して動作を確認してみることで、この設定の影響があるかどうかを切り分けれられると思います。
これで問題が起こらないなら、22.0 のスケーリング機能が影響していたことになりますが、スケーリング機能が不適切に働いた原因はわかりません。
この機能は Windows の設定に追従するものなので、ユーザーが Windows 側で施している設定内容などが不明なままだと、本当のところは見えてこないからです。
しかし、Firefox の動作に限っていえば、ユーザーがそれで満足できるなら、layout.css.devPixelsPerPx の値を 21.0 相当に戻す方法で、とりあえずの解決とみなすことはできるでしょう。
一方、それでもなお問題が改善されないとしたら、もっと別の、あるいはもっと深い部分に原因があるのかもしれません。
これについては、現状の質問文からでは何とも申し上げられません。(「気分が悪い」ということだけは伝わってきますが......。)
[ヘルプ] -> [トラブルシューティング情報] の内容をここに提示するなど、問題を抱えたユーザーの環境条件をもっと具体的に示していただければ、他のユーザーさんからさらなるアドバイスが寄せられるかもしれませんね。
とりあえず以上です。的外れな話だったらすみません。
(当方は開発者でもなんでもない一介のエンドユーザーですから、技術的な表現で不適切な書き方があるかもしれません。他のユーザーさんからフォローいただけるとありがたいです。)
(余談)
どんなブラウザでも、バージョンアップされた直後は、ユーザーが訴える不具合の件数は増えます。ユーザー環境によっては、新機能や修正された内容がうまく働かず、不具合として現れるケースが増えるからです。
同じ OS でもユーザーが施している設定内容、導入しているソフトウェアとその設定内容は同一ではありませんし、ハードウェアの種類と構成も一律ではありません。ユーザー環境はじつに多様です。そのため、ある条件に合致したときだけ問題が起こるケースが出てきます。
たまたま自分のところで不具合が起こると腹立たしいことは理解できますが、どんなブラウザに乗り換えたとしても、バージョンアップの際の不具合に遭遇する可能性をゼロにすることはできないでしょう。
問題が起こったとき、(専門的でなくていいので)発生する環境条件を詳しく報告したり、原因切り分けのテストをおこなってその結果を報告するなどをおこなうことで、当該の問題の在り様を多くのユーザーと共有でき、根本的な問題解決に向けた流れを作り出す展望もひらけます。
しかしそういう努力を怠ると、単にクレームをつけただけの話で終わります。Firefox 以外のブラウザに乗り換えたとしても、これは同じことです。