横から失礼します。
ぼくも pal さん、Cai さんのご意見に同感です。
直接の原因はサイトのつくりにあり、より根本的には政府機関のサイトとしてのポリシーの欠如にあると思います。
ご指摘があった点のほかにも、個々のページの HTML ファイルに文法違反が極めて多いなど、全体的に問題点が満載です。
官公庁の、しかも「公告・公示」という目的のページにおいて、特定の条件でしか閲覧できない状態を放置している時点で、透明性や公平性を大きく損なっていることになりますから、「公共調達の競争性・透明性を確保するため、契約に係る情報の公表を行っています」と自ら宣言している趣旨に反する結果になってしまっていて、お役所の姿勢としても作業結果としてもいただけない話です。
善意に解釈すれば悪気はないのかもしれませんが、公務・公費で作られているページであるからには、公開情報にたいする閲覧の公平性確保は基本中の基本ですし、どうしても特定の閲覧条件が必要ならその旨をわかりやすく明示すべきなのはいうまでもないことです。
それができていないということは、残念ながら "公務" の名にあたいしない仕事ぶりといわざるをえません。
このような事例は、他の省庁でもしばしば見受けられることなので、例示されている省庁だけの問題だとは思いませんが、一方で
Web 標準 を尊重し
アクセシビリティ にも配慮したサイトは世に多く存在しますから、低予算であってもきちんとしたポリシーを持って取り組めば、少なくとも現状のような低水準からは脱皮できるはずです。(省庁によって
情報リテラシー にかなり温度差があるのが現実だと思いますが...。)
対処方法としては、主権者・納税者として、官公庁のこういうダメダメな仕事に気がついたときは率直に指摘し、公的機関の仕事にふさわしい水準に改善するよう叱咤激励していくことが正道だと思います(感情的な公務員バッシングではなく、ですね)。
趣味でやってる個人サイトならともかく、今回のようなケースは、ユーザー側での一時避難的な小手先の対処では、根本的な解決にはならないと思いますので...。
とりあえず以上です。
厳しい言い方になったかもしれませんが、公的機関が率先して情報リテラシーの模範を国民に示してほしいという願いから、コメントさせていただきました。言い過ぎがあったらすみません。