きたきた さんが書きました:
他のPCと比べるとデフォルトのフォントサイズが16ですが、私のマシンは15でした。
この状態では、yahooのtopぺーじのフォントが小さく表示されましたが、比較した他のPCでは極端な変化はなくて普通に見ることができました。
今回のyahooの12pxから75%の変化に敏感に反応した結果でしょうか。
敏感というより普通にレンダリングした結果ではないでしょうか。
前便でも申し上げたとおり、ブラウザのフォントサイズ指定などユーザーが施している設定内容が、実際に表示される文字の見え方に影響しますから。
例えば、ユーザーが選択しているフォントの種類によっても見た目の感覚が変わってきます。
Windows なら、同じサイズで指定した MS P ゴシックとメイリオでは、メイリオのほうが字面が大きく設計されているため、見た目が大きく感じられる、といったようなことです。
きたきた さんが書きました:
でもieは? ってのが残りますが
ご存知かと思いますが、Yahoo! のトップページはアクセスしてくるブラウザを判別して、ブラウザの種類に応じた CSS を投げてきます。(実際にご自身で確かめてみてください。未対応のブラウザには警告表示も出ます。)
完全に同一のスタイル指定に対し、ブラウザによって解釈が異なる(表示に影響する)なら、どちらかのブラウザに問題があることも考えられますが、ブラウザごとに異なるスタイルが指定されている条件下で、個々のブラウザでの表示状態を比較しても、客観的かつ公平な評価はできないと思います。
一般的には、サイト側で対応ブラウザという場合、個々のブラウザの標準設定で動作検証をしています。
ユーザー側で、ブラウザの設定内容を変更していたり、アドオンなどを入れて動作をカスタマイズしていた場合、サイト側の意図から外れた表示や動作になることはありえます。
(逆に、サイト側の標準的な表示や動作が気に入らないから、ユーザー側でそれを変更するためにカスタマイズすることがあるのは、ご存知のとおりです。)
もし、何らかの統一的な動作を期待してブラウザ間の動作を比較されるなら、個々のブラウザは標準設定にもどし、できるだけベースとなる条件をそろえてください。そうでないと適正な比較になりませんから。
きたきた さんが書きました:
ユーザー側での改善策として文字だけをズームする方法を試してよくはなりますが、「取り敢えず」的な方法ですが、そもそもyahoo.co.jpのtopページの問題として片付けてよいですか?
Yahoo! 側の単純ミスであれば、やがて修正されると思われます。
しかし、意図した指定であれば、簡単には変更されないかもしれません。
「問題」とおっしゃっているのが、客観的な仕様上の話であれば、
― 文法的に正しく書かれた CSS を ブラウザが適切に解釈・表現できないなら、それはブラウザの不具合であり、修正されるべきです。
― 文法的に正しく書かれた CSS を、指定どおりに解釈・表現しているのであれば、ブラウザの不具合とはいえません。
― 文法的に不備・不正がある CSS に対し、その内容を実行しない(あるいは無視する)のであれば、ブラウザの不具合とはいえません。適正な CSS に修正するのはサイト側の責任といえます。
一方、サイトもブラウザも、それぞれ Web の仕様どおりの動作をしていても、その結果がユーザーの期待や想定から外れていれば、ユーザーは "不適切な表示や動作" と思うことがあるかもしれません。
そういう主観性の高いレベルの話であるなら、サイト側もブラウザ側も自身の不具合としては認識しないし、対応もしないと思います。
| ヘルプページに回避方法が掲載されたりはするかもしれません。
個人的には、Yahoo! の問題とか、Firefox の問題とかいうよりは、現状での Web の限界といったほうがしっくりくるんじゃないかと感じています。
ご不満は残るかもしれませんが、そういう幅のある中でサイト側もユーザー側も、必要に応じて調整しながらサービスを提供したり利用したりしているのが、いまの Web の実情だと思います。
これを "「取り敢えず」的" とおっしゃるなら、そういうことになるんでしょうけど......。
以上です。的外れな話をしていたらすみません。