トピックが終息したようなので、もうご覧になっておられないかもしれませんが、他の閲覧者のことも意識してコメントをつけさせていただきます。
ただ、水を差すようなことを書き込んでしまう点、前もってお詫びしておきます。
例えばこちらの記事
Firefox 5 がリリースされた を見ていただければわかるはずですが、Firefox 5.0 は新機能が追加されただけではなく、4.0.1 以前にあったセキュリティ上の複数の問題や安定性に関わる修正も施されています。
janx さんが書きました:
しかしBrowser Protection1.10は安全上、早めに有効化させたいと考えています。
お気持ちはわかりますが、「安全上」ということでいえば、ブラウザのセキュリティ脆弱性が Browser Protection の機能で修正されるわけではありません。
Firefox をダウングレードして Browser Protection1.10 を稼動させることで確保される「安全」と、Firefox をアップグレードすることで確保される「安全」は異なります。
理想は Firefox 5.0 上で Browser Protection が動作することですが、それが実現されるまでは工夫してやり過ごすしかありません。
janx さんは Browser Protection で確保される「安全」を選択されたようですが、それは Firefox 5.0 で確保される「安全」を放棄したことと同義だと理解してください。逆もまた同様にいえます。
そのご判断の良し悪しを短絡的に問うつもりはありませんが、Firefox に限らずブラウザのアップグレードを見送る、またはダウングレードするというのは、「安全上」の観点からはリスクを抱え込むことを意味します。
Web ブラウジングにあたって一番基礎となる道具はブラウザで、その機能不足を補うためにアドオン、ツールバーの類を効果的に組み合わせます。Browser Protection のようなツールは安全面での強化を図るものですね。
安全性目的であれ利便性目的であれ、アドオンやツールバーの使用を優先してブラウザ本体のアップグレードの見送りやダウングレードをおこなうなら、その結果一定のリスクを抱え込むであろうことを十分理解しておいてください。
そんなことは百も承知しているということでしたら、余計なお世話ですみませんでした。
(補足)
どうしても Firefox をダウングレードする必要があるなら、いまの時点では 3.6.18 に下げるほうが総合的に考えて得策だと思います。
4.0 系は 5.0 系に引き継がれ、今後 4.0.* というようなアップデートは予定されていません。
しかし、3.6 系は少なくとも 9 月まではメンテナンスが継続され、その間はセキュリティアップデートが提供されます。
(この間に Browser Protection が Firefox 5.0 以上に対応してくれることを期待できますし...。)
ただ、新旧バージョンを行き来してプロファイルを使い回すことのリスクもあるので、ダウングレードに際して注意が必要になりますけど...。