Thunderbird 78 でレガシーアドオンのサポートが廃止され、Lightning は本体機能に統合されました。
そのため、Google カレンダーと連動させる拡張機能「Provider for Google Calendar」が使えなくなりました。
作者により 78 対応が進められていましたが、GitHub にてプレリリース版が公開されています。
https://github.com/kewisch/gdata-provid ... /v78.0pre1Thunderbird 本体側への機能追加も必要だったため、これが利用できるのは Thunderbird 78.1.1 もしくは Thunderbird 80.0b1 以降が必要です。
Thunderbird 78.1.1 がリリースされましたので、リリース版のThunderbirdで試すことができるようになったのですが、
実はバージョン指定の不備がありまして、そのままではインストールできません。
以下の手順でインストールが可能です。
- gdata-provider-78.0pre1.xpi をダウンロードする。
- ダウンロードしたファイルの拡張子を .zip にして、「すべて展開」する。
- 展開されたフォルダーに入っている manifest.json ファイルをテキストエディターで開く。
- "strict_min_version": "78.1.1" となっている箇所のバージョンを "78.1" に書き換えて上書き保存する。
- フォルダー内の中身(展開されてできた外側のフォルダーは含めない)を再度 zipファイルにまとめ、その拡張子を .xpi に変更する。
- Thunderbird のアドオンマネージャーの歯車アイコンで「ファイルからアドオンをインストール...」を選択し、修正済みの xpiファイルを指定する。