少し時間が経っていますが、リプライがないようなので......。
ご承知のように、Addressbooks Synchronizer の設定画面の中に、アップロードに関する項目がいくつかあります。
(A)Addressbooks Synchronizer の設定画面内のアップロード項目[設定] -> [アップロード機能を無効にする (再起動が必要)] にチェックを付けると、
[同期] -> [終了時に自動アップロード] と [今すぐアップロード] ボタン
[インポート/エクスポート] -> [アドレス帳をアップロード] の項目が表示されなくなります。
この [アップロード機能を無効にする (再起動が必要)] は、[オプション] -> [詳細] -> [一般] -> [高度な設定] -> [設定エディタ] ( about:config ) 内の設定項目に対応しています。
extensions.addressbookssync.noupload (初期値は false で、チェックを付けると true に変化)
この extensions.addressbookssync.noupload の項目に対し、
mori124 さんが書きました:
特定のユーザーのみアップロードを可能にする
なら、ユーザーごとに user.js で制御する方法が考えられそうです。
(補足)
設定内容によっては、起動後に変更可能なものもあったりしますが、ここで user.js での制御を挙げたのは、Addressbooks Synchronizer のアップロード機能を有効・無効を切り替える設定が、「再起動が必要」だからです。
ユーザーがチェックを外して(アップロード機能を有効にして)再起動しても、起動時に必ず user.js が読み込まれ、その内容が反映された状態で Thunderbird が立ち上がります。
一方、
mori124 さんが書きました:
もしくは アップロード機能を全ユーザーにおいて無効にする
なら、全ユーザーを集中管理(MCD / AutoConfig)の下に置く方法で、[アップロード機能を無効にする (再起動が必要)] の状態を強制的にコントロールすることができるかもしれません。
(参考)
・設定の管理 | 技術的なよくある質問 | 法人向け情報 | Mozilla Japan コミュニティポータル
https://www.mozilla.jp/business/faq/tec ... anagement/(B)Thunderbird のツールバーボタンやメニュー項目Thunderbird 本体およびアドレス帳ウィンドウのツールバー内に配置された [アドレス帳をアップロード] ボタンや、配置前の [ツールバーのカスタマイズ] パレット内に存在する同ボタン、およびアドレス帳ウィンドウの [メニューバー] -> [ツール] -> [アドレス帳をアップロード] や [Upload] を非表示にするなら、ユーザースタイル(userChrome.css)で対応することは可能だと思います。
(例)
#de-ggbs-abs-UploadIcon,
#wrapper-de-ggbs-abs-UploadIcon,
#de-ggbs-abs-TaskUpload,
#de-ggbs-abs-TaskUploads {
display: none !important;}
一般に、ユーザースタイルは Thunderbird をセーフモードで起動すると無効化されるため、簡易的な対応の域を出ませんが、今回のケースではアドオン(拡張機能)である Addressbooks Synchronizer もセーフモードで無効化されるので、非表示化の回避策としてセーフモードは使えないでしょう。
(C)注意点(A)の user.js を使う方法や(B)のユーザースタイルでの制御は、Thunderbird のプロファイルの仕様をよく知っているユーザーなら、どちらもプロファイル内を直接操作して無効化したり、新しいプロファイルを作って回避することは、そう難しくありません。
法人内において実際に施行されているユーザー権限の在り様などにも左右されるでしょうが、「対策の簡便さ」と「効果の確実さ」のバランスの落としどころをどう判断するかで、現実的な対応策が絞り込まれるのではと思います。
お求めの対策になるかどうかわかりませんが、とりあえず以上です。役に立たない話だったらすみません。
(おことわり)
現在、健康上の制約により不定期な書き込みしかできなくなっています。すぐに応答できない場面がかなり多くなりますことを、ご容赦ください。