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注意喚起:Firefox 57 からは拡張機能が「WebExtensions」仕様に限定されます。 https://forums.mozillazine.jp/viewtopic.php?f=16&t=16858 |
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作成者: | 諸行無常 [ 2017年11月02日(木) 23:46 ] |
記事の件名: | 注意喚起:Firefox 57 からは拡張機能が「WebExtensions」仕様に限定されます。 |
ご承知でしょうが、 Firefox は、11月14日, 2017 Release の v57 のメジャーアップデート版からは、拡張機能が「WebExtension」仕様に限定されます。 完全移行化の実施日は確定しています。 旧仕様の拡張機能は、完全に使用できなくなり、その実装品は強制的に排除されてしまいます。 そのための準備(点検と具体的な移行化)が必要になるでしょう。 主要な拡張機能は、WebExtension 仕様が公開されています。 また、新仕様への対応を断念した「絶版」品も散見されます。 その時になって、慌てることがないように十分に再点検をしておきましょう。 因みに、All-in-One Sidebar、Beyond Australis など人気の拡張機能が、「絶版」決定の宣言に至っています。 「魚拓」ツールの Mozilla Archive Format, with MHT and Faithful Save も e10s(コンテンツのマルチプロセス化)の環境下では、機能不全になっており、v57 以降からは利用不能(アーカイブ分の展開も不可能)になります。 Stylish、Easy Copy、Self Destructing Cookies、Video DownloadHelper、Dark Background and Light Text、etc と 枚挙に暇がないほどです。 どうしても「旧仕様(Legacy version)の拡張機能」を利用し続けたい場合には、 最有力の方策は、 旧仕様のアドオンも互換対応していくことを決定した「Waterfox」を併用することでしょう。 ~ 2週間ほど前から併用を始めてみました。パフォーマンスに問題はなく、気に入っています。~ ※ Waterfox は、64 bit の OS が必要条件です。DL では、英語版ですが、実装後に日本語版に切り替えができます。 > Waterfox - The free, open and private browser Waterfox - Wikipedia レガシーアドオン対応を継続するFirefox派生ブラウザー「Waterfox」の今後が明らかに - 窓の杜 現行の ESR 52 がベースの Cyberfox は、今後の開発を断念し、ESR 版の終息(2018.6月予定)とともに、幕引きすることを宣言してしまいました。 Pale Moon は、Firefox / Mozilla コードからの派生ブラウザーですが、独自のソースで独自に開発・構築した「Goanna」レイアウトエンジンに完全移行化しています(セキュリティー機能は、ESR 52 から移植されています)。そのため、拡張機能は「Pale Moon Add-ons Site」からの選択肢に限定されます。 参考事例として MozillaZine.jp フォーラム • トピック - アドオンは使えなくなるのでしょうか? MozillaZine.jp フォーラム • トピック - 【レポート】Firefox 57 (Firefox Quantum) のカスタマイズについて MozillaZine.jp フォーラム • トピック - uBlock Origin の設定が消えました MozillaZine.jp フォーラム • トピック - ソフトを使って編集したページを再編集したい 「v57」更新の期日が迫っています。 衆知を集め、不具合や不測の事態を招かないようにしたいものです。 「拡張機能」に類する情報や助言などをお寄せ下さい。 |
作成者: | 諸行無常 [ 2017年11月10日(金) 20:00 ] | ||||
記事の件名: | Re: 注意喚起:Firefox 57 からは拡張機能が「WebExtensions」仕様に限定されます。 | ||||
続報です。 v57(Firefox Quantum)の概要は 「Mozilla Japan コミュニティ」~Mozilla, Firefox, Web 技術などの最新情報をお伝えします~ での https://medium.com/mozilla-japan/firefox-quantum-beta-developer-edition-b1f17a4c61d4 が参考になります。 Mozilla 製品は、 通常版、ベータ版(プレリリース版)、Developer Edition(ウェブ開発者向け)、Nightly(開発プロジェクト版) などが利用できます。 >プレリリース版でブラウザーの新機能を試そう | Firefox ここ 2週間ほど、 ① Waterfox 55.2.2 (64 ビット) ② Firefox Quantum (ベータ版 57.0/64 ビット) ③ Firefox Developer Edition 58.0b1 (64 ビット) を併用しながら実装品の拡張機能について、動作検証を行っています。 ◆使用環境:Windows 8.1 64-bit(Intel Core i3 3227U @ 1.90GHz/4.00GB シングル-Channel DDR3)の Ultrabook Windows タスクバーには、Compact Tray Meter と Process Explorer 64 を常駐させ、リアルタイム監視。 その「実装品」についての不具合や、作者の動向に関する考察です。 ア、「旧式」として無効化された拡張機能 ◆内訳は、下記の添付ファイル(スクリーンショット)の 14 アイテムです。 「旧式」として無効化された拡張機能.png ◆「絶版」確定品は、既に Remove(削除)済です。 ◇ 魚拓ツールの愛用品 Mozilla Archive Format, with MHT and Faithful Save(MAFF) は、その代用品として Save Page WE を実装しましたが、MAFF は可逆圧縮するため、そのファイルサイズの差が「桁違いに甚だしく」大いに不満です。MAFF の使い勝手、パフォーマンス、Quality は比類なきもので、その代わりになるものは見当たらず、Waterfox を併用する動機になっています。 ◇ Self Destructing Cookies は、Cookie AutoDelete が代用品です。 ◇ Beyond Australis(Hide 機能による自動の全画面化) は、「F11」Key(手動の全画面化)で代用です。 などなど。 ◆この内訳には、絶版未確定(動向不明)分も含まれます。 ◇ Easy Copy(タブのタイトルや URL の右クリックコピペ機能)は、FoxyTab に類似機能が備わっているので、それで我慢することにしました。(FoxyTab には、タブカウンター機能など拡張機能が豊富なので重宝はしますが・・・。Easy Copy では、ページ内ならばどこで右クリックしても機能しますが、FoxyTab では「タブ」上でのピンポイントでしか機能(有効化)しないため使い勝手が悪く、しかもプルダウンメニューがツリーの階層になっており、順にたどる手間がかかり面倒です。これならば、URL のコピペは、アドレスバーから直接コピペした方が効率が良い。 ※ API の制約で、特定のページでは「ページ上のものをコピペできない」ように、意図的に仕組まれていることが主因で、アドオン開発者の所為ではありません。 ◇ Secure Login (Embedded WebExtension) は、実状は(Firefox Quantum からは、HOOK の制限があるため)互換不全で、無効化されてしまいます。KeePass Password Safe 2.37 と連携させているので様子見です。 ◇ ブックマークを新しいタブで開く (Open Bookmarks in New Tab)、リンクを新しいタブで開く、ロケーションバーから新しいタブを開く/いずれも同一作者: Piro (piro_or) さんのアイテムですが、Quantum での「UI」刷新のため、発展的廃版を選択したようです。 なお「新しいタブで開く」は、他の作者から WebExtension 版が公開されており、それを実装しました。 ◆現状では、旧式ながらも「WebExtension」仕様を開発中のものは、 ◇ Video DownloadHelper が、7.0 を開発中との告知がされていました。 イ、「実装」可能品での考察 ◆同様に、30 アイテムです。 「実装」できた拡張機能~2-1~.png 「実装」できた拡張機能~2-2~.png ◆その実情では、 ◇ Dark Background and Light Text 0.6.0 を「Enabled」での運用時、(HOOK 制限のある)特定のサイト(アドオンマネージャ-など)を開くと同時に、CPU 負荷と RAM 消費量が跳ね上がり、PC がハングアップ(応答中)し、フリーズ(固まる)してしまうことさえあります。 作者のホームページを確認したところ「その issue(改善すべき問題点)を認めており、しかし、Mozilla の API の制限により現状では解決不可能で、API の見直しがなければ展望が開けない」との嘆き節が吐露されていました。このアイテムは、サイト別の設定が可能なので、試行錯誤していますが四苦八苦です。愛用品なので、Remove せずに default(起動時の状態「設定」)を「Disabled」にし、腫れ物に触るようにお付き合いをしています。 旧式をサポートする Waterfox では、旧式の Dark Background and Light Text 0.5.13 が(現状の選択肢では)最適です。 ◇ S3.Google Translator については、Waterfox の場合ならば、旧仕様(XUL 規格)の「5.35」の方が多機能でありパフォーマンスも秀でています。 ◇ 同様に、uBlock Origin も Waterfoxでは旧仕様の「1.13.8」が最適です。 ◇ 総じて、WebExtension 仕様は「API」の制約によって、拡張性と使い勝手がスケールダウン(粗品の様な役回り)している感じです。しかし、拡張機能の魅力は普遍であり、「無い物ねだり」ではなく「どう活用するか」の観点で、応援していきたいと感じました。 ウ、「テーマ」については 眼精疲労対策と省電力化の観点で、全面「黒」での画面を好んでいます。 その目的に適った「FT DeepDark」を愛用していますが、未対応(開発を検討中と表明していたが、断念に傾いているよう)です。 やむを得ず、バックグラウンドの既定値設定を「黒」に変更し、且つ、Black by MaDonna (作者: MaDonna) を代用していますが、あちこちに白抜き箇所(HOOK 制限箇所)が生じ、中途半端感は否めません(テーマの標準仕様:Dark よりは優れています)。 Waterfox ならば、FT DeepDark 14.4.7 を実装できます。 【締め括り】:Firefox Quantum について ● Firefox が実現していた「拡張性」や「パーソナライズ」の自由度、「パーソナル・コンピューター」としての本質的な汎用性は、変容しました。恐らく、戸惑いを覚えるユーザーやアドオン開発者は少なくないと思われます。 Mozilla もその自由度と汎用性の観点を重視していたため、慎重な分析(リサーチ)と構想力(先進性)、大胆な判断(英断)の下での方向性(事業構想)です。もはや、ユーザーに「賛否」の選択肢は存在しません。 ●「Mozilla」は、パワーユーザーや哲学(非営利、ユーザー本位、オープンソースプロジェクト)に共鳴しているユーザーには好まれていますが、実ユーザーの大半を占めるエントリーユーザーやビギナーユーザーにとっては「使いこなすことが容易ではない」ようで、離反している傾向が顕著に感じられます(周囲の大方は、次第に、簡単・お手軽・便利な「Google」に移行していきます)。 ● 老若男女、スキルを問わず、万人に支持される「存在」であるべきで、リーディングカンパニーの観点が求められています。 Mozilla だからこそ、ユーザーから信頼される事業(透明性と誠実さ)が実現できます。需要に応え、需要を創造するためのプロジェクトが Quantum なのでしょう。 ● 実際に、その新ブラウザ(②、③)を使い、使い続けてみるほどに、先進的で革新的なパフォーマンスを実感しており、「得心が行くもの」であり、ブラウザの先進性(リーディングカンパニー)と将来性(Mozilla の確固たるブランド価値)の感触も得ました。 ● 感じ方は、使い方や嗜好もあり、十人十色です。「旧仕様」からの転換を受け容れづらいユーザーには、幸いにも Waterfox の選択肢も残されています。 「好むか好まざるか」ではなく、Firefox Quantum によって実現できた「目覚ましい高性能ぶり」と「将来性」を評価したいとの思いです。 以上、私見です。 あくまでも「主観」なので、ご参考まで。 ※「Mozilla ユーザー」や「Mozilla 支持者」を増やしていきたい(少なくとも離反するユーザーをなくしたい)との思いです。 そのためにも「ビギナーユーザーやエントリーユーザー」に寄り添い、ユーザー層の拡大とボトムアップを図っていくことは大切な観点です。 当コミュニティーは、エンドユーザーの互助によるフォーラム(掲示板)ですが、その「一助になる存在」でありたいとの思いです。
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作成者: | 諸行無常 [ 2017年11月11日(土) 19:04 ] |
記事の件名: | Re: 注意喚起:Firefox 57 からは拡張機能が「WebExtensions」仕様に限定されます。 |
先ほど Firefox Quantum (ベータ版 57.0/64 ビット)を起動させたところ 拡張機能(アドオン)の「Dark Background and Light Text」が自動更新され、0.6.0 から 0.5.99b5 のベータ版にダウングレードされていました。 0.6.0 での過敏さがなくなり、ハングアップは抑制され、フリーズに至るほどではなくなりました。 ※ 起動時や特定のサイトでは、部分的にホワイトフラッシュ(白く発光)し、もたつくようなタイムラグが生じますが。 ホームページ(GitHub)には、「ダウングレード更新」についての記述がないが、「有効な legacy version を自動更新を無効化して使用して欲しい。v57(通常版)リリース時には、対策版を公開する予定」とのコメントがあった。 緊急的な当面の回避策らしい。 追記(同日、20:13) 検証したところ「特定のサイト」が、スルー(Disabled)される設定になっています。 挙動は微妙ですが、深刻ではなさそうなので、default(起動時の状態「設定」)を「Enabled」にして様子を見ます。 |
作成者: | 諸行無常 [ 2017年11月23日(木) 10:16 ] |
記事の件名: | Re: 注意喚起:Firefox 57 からは拡張機能が「WebExtensions」仕様に限定されます。 |
拡張機能(アドオン)の「Dark Background and Light Text」の続報です。 「WebExtension」仕様での不具合対策で、連日のように「更新」版が公開されています。 最新版「バージョン 0.6.6」では、今までの不安定さが失くなり、機能が安定しています。 日進月歩のように、対策が進んでいます。 「最新版」を数日来、検証していますが、どうやら大丈夫のようです。 自動更新も「規定」が適当でしょう。 |
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