横から失礼します。
おおかた解決されたようにお見受けしますが、若干の補足として...。
nkr さんが書きました:
OS:WindowsXP SP3
メモリー:512MB
CPU:Pentium III 1.2GHz
SeaMonkey 2.1 のバックボーン(Gecko エンジン)は Firefox 4.0 系と同等です。
JavaScript は J?gerMonkey engine になりましたし、プラグイン・プロセス分離 OOPP(Out of process plugins)が導入されています。ハードウェアアクセラレーションも初期値で有効です。Sync も標準で装備されました(セットアップはユーザーの任意)。
つまり、要求するハードウェア・スペックは明らかに上がっています。実際、初期状態での起動直後のメモリ使用量は、2.0 と比較して 2.1 のほうが有意に増加しています。(メモリ使用量が増えたこと自体が悪いわけではないのですが...。)
このため、とくにスペックが低めのハードウェア環境では、SeaMonkey 2.1 の動作に予期しない問題が起こる場合が考えられます。
例えばご提示の PC スペックで、グラフィックメモリがメインメモリと共用で、セキュリティ対策ソフトその他が常駐していて、SeaMonkey 2.1 で Flash を含むサイトを表示したような場合、システム全体にかなりの負荷がかかることがあります。
必ずそうなるとはいえませんが、このような場合にシステムの描画処理がもたついたり、ちらつきのような反応になったりすることは、ありえる話だと思います。
こうなると、Firefox 側のレンダリングに関するパラメータを調整しただけでは、完全には解決できないかもしれません。
気がつくことは以上です。外してたらすみません。
(余談)
SeaMonkey Project のページを見ると、下記のようになっています。
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SeaMonkey 2.1 - System Requirements
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SeaMonkey 2.0 - System Requirements
このうち、とくに Windows 環境のシステム要件は、SeaMonkey 2.0 と 2.1 の記述がこの投稿をした時点ではまったく同じです。
一方、Firefox のシステム要件は下記のようになっています。
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Firefox 4 システム要件
・
Firefox 3.5 システム要件
SeaMonkey 2.0 が 実質的に Firefox 3.5 系に相当するものだったこと、SeaMonkey 2.1 が Firefox 4.0 系に相当するものであることから見て、Firefox のシステム要件と比べると SeaMonkey のそれはいささか不自然な気もするのですが......。
(参考)Firefox の解説がそのまま SeaMonkey にも当てはまるわけではありませんが、ベース部分の考え方は理解の助けになると思います。記事中のリンク先を含め、読んでみてください。
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Firefox 4 トラブルシューティング:もしアップグレード後に問題が起こったら