えっ?ええええ!?・・・
同期でググって Firefox Sync 出てきても、いやこれじゃないしってスルーして
セガのコンテンツ関連のサービスとかでもないし…と探してました。
さすがに想定外です。
では改めて。
私の場合、デスクトップ版のFirefoxを複数端末、Android版Firefoxを1端末、Notes、Pocket、Firefox Monitor などを接続しています。
それで特に問題は起きていないので、事例として参考にはならないかもしれませんが、
経験上こうだろうということを書いてみます。
最初に
MKZ さんが書きました:
また、新しいスマートフォンのブックマークで上書きされた、古いスマートフォンのブックマークを復元することは可能でしょうか?
ですが、バックアップもないでしょうし、無理かなと思います。
まず、Firefox Syncの基本的な動作原理としての注意点
- 端末⇔サーバー間でデータの同期を行うもので、端末⇔端末間ではない
- 同期は変更差分の時刻比較して新しいものを採用していると思われる
- データ反映の方向をユーザーが明示的に指定することはできない
- 端末の時計はきちんと合わせておくべき
こんなところでしょうか。
次に参考までに、私がどうしているかを書きます。
ブックマークやタブに関して言えば、メインのデスクトップ版を起点にして同期させた方がいいと思います。
なぜなら、デスクトップ版とAndroid版では別の場所に項目が出来るので、上書きすることが無いからです。
タブはお互いの「同期タブ」という項目の下にできますし、ブックマークはデスクトップ版なら「モバイルのブックマーク」の下にAndorid版のブックマークが、Andorid版なら「デスクトップブックマーク」の下にデスクトップ版のブックマークが同期されます。
ということで、まずメインのデスクトップ版の同期です。
その前に(大丈夫とは思いますが)念のため、ブラウジングライブラリーの「インポートとバックアップ」にて、ブックマークのバックアップを作成しておくとよいでしょう。
そしてデスクトップ版をFirefox Syncに接続して同期開始します。
ふつうは何事もなくサーバーにデータがアップされて安定するはずです。
万が一、サーバーにすでにデータがあって、逆に意図せずサーバーのデータが降ってくるようでしたら、いったんはそのまましばらく待ちます。
その後に、念のためのバックアップからブックマークの復元を行います。
これにより、一度で新しい変更差分を発生させることで、確実にサーバーにそれを反映させることができます。
デスクトップ版の同期が完了したら、元にする古い端末のAndroid版を接続です。
これはブックマークが被ることはないので問題ないと思います。
これの同期が落ち着いたら、古い端末を切断して新しい端末を接続です。
1つ1つ確実に順番を守って行っていれば大丈夫とは思いますが、もし不安要素がありましたら、いったんデスクトップ版の「モバイルのブックマーク」から「他のブックマーク」の下にでもコピーして退避させておくといいでしょう。
最後に新しい端末を接続したら、サーバーからブックマークが降ってきて反映されるはずです。
ないとは思いますが、万が一サーバー側のブックマークが消されるようなことがあったら、時計があっているか確認したのち、問題なければ先ほどの退避したブックマークで復旧が出来るかと思います。
無事移行が完了した後の運用についてアドバイス。
どの端末が主または従なのか、役割をきちんと決めておくといいと思います。
従の端末は基本は受け取るのみにして、もし従の端末でブックマークを追加するなら、別フォルダーを作ってそこに入れるようにすれば、意図しない事故を防げると思います。