Kesuke540 Brown さんが書きました:
まず、Thunderbirdの初回インストールVer.はわかりません1年半くらい前にインストールしたかと思います
具体的な経過に記憶がないなら仕方ありません。これまでの経過に特殊な事情がないことを期待して、いまわかっている範囲で考えましょう。
前便では、
Kesuke540 Brown さんが書きました:
セーフモードで起動してみたら アカウント設定画面が開き 設定変更が無事終了しました。
当面の目的は達成したので、Thunderbirdを使う上では問題ないのですが、
通常モードで開くとやはり、アカウント設定画面は開きません
というお話だったので、アドオン(拡張機能、テーマ)に原因がある可能性が高いと思ったのですが......。
Kesuke540 Brown さんが書きました:
何かアドオンが不具合の要因になっている可能性を疑い、セーフモード立ち上げ時に
・すべてのアドオンを無効にするのチェック
・ツールバーとコントロールをリセットするのチェック
両方にチェックを入れて再起動しましたが、症状は改善されませんでした。
この手順は、2項目にチェックしたあと [変更を実行して再起動] ボタンを押したということでしょうか?
もしそうなら、導入しているアドオンはすべて無効化され、ウィンドウやツールバーなどの状態が初期化されるとは思いますが、セーフモードで動作しているわけではありません。
(参考)
・Thunderbird のセーフモード | Thunderbird ヘルプ >> セーフモードであるか確認するには
https://support.mozilla.org/ja/kb/safe- ... euaoaoaeagに書いてあるように、セーフモードで Thunderbird が実行されていれば、アドオンマネージャーの上部に、[セーフモードによりすべてのアドオンが無効化されています。] という注意書き(のバナー)が表示されます。
しかし、Kesuke540 Brown さんがおこなった上記の手順では、この注意書きが表示されていないはずです。
[変更を実行して再起動] を実行したあとは、通常モードで起動してもアドオンはすべて無効化された状態のままです(ユーザーが再び有効化しない限りは)。
単純にアドオンのどれかが原因なら、この状態の通常モードでも問題は起こらないはずですが、「症状は改善されません」ということですよね?
それなら、セーフモードでは動作が抑制されているが、通常モード([変更を実行して再起動] 含む)では普通に動作できる "何か" が、原因になっている疑いが出てきます。
(1)
公式サポ―ト記事に書かれているように、「セーフモード は、Thunderbird の問題を解決するための特殊な実行モード」です。
セーフモードでは、アドオンの強制無効化の他に、ハードウェアアクセラレーション機能やユーザースタイルなども強制的に無効化されます。([変更を実行して再起動] では、アドオン以外は無効化されません。ツールバーとコントロールは、無効化ではなくリセットです。)
もっとも Thunderbird は、Firefox と異なり初期設定でハードウェアアクセラレーション機能が無効になっていますから、ユーザーが意図的に有効化しているか、アドオンなどの作用で知らないうちに有効化されていない限り、無効状態が維持されているはずです。
もし、ハードウェアアクセラレーション機能が有効化されていて、これが何らかの悪影響を及ぼしていた場合、これが無効化される [セーフモードを続ける] では問題が起こらないが、無効化されない [変更を実行して再起動] では問題が起こり続ける可能性はありえます(いまの段階で断定はできませんが)。
メニューが表示されないという問題なら、ユーザースタイルが影響していることも考えられますが、そういう問題はなさそうですし、「Escキーでグレイアウトは元に戻ります」ということになるのなら、ユーザースタイルの問題とはちょっと考えにくくなります。(アドオンと組み合わせて、何かしらのユーザースクリプトをお使いなら、疑いは残るかもしれませんが...。)
(2)
同時に、アドオンへの疑いも捨てきれません。
Kesuke540 Brown さんが書きました:
何かアドオンが不具合の要因になっている可能性を疑い、セーフモード立ち上げ時に
・すべてのアドオンを無効にするのチェック
・ツールバーとコントロールをリセットするのチェック
両方にチェックを入れて再起動しましたが、症状は改善されませんでした。
何を確認したくてこの操作をおこなわれたのかわかりませんが、このままでは個々のアドオンの点検にはなりません。
面倒かもしれませんが、前便で紹介したリンク先を参考にしながら、導入しているアドオンをひとつずつ点検しておくことをお勧めします。
(注意)
ご自身であれこれ試されるのはかまいませんが、意味を理解せず部分的な聞きかじりで実行すると逆効果になる事項もあるので、その点はご注意ください。
個々のアドオンを点検しておく理由は、仮にハードウェアアクセラレーションなど Thunderbird の本体機能を、ユーザーが把握していないところでアドオンが変更しているのなら、そのアドオンの動作を改善しない限り同じ問題がくり返される危険が残るからです。以前は正常に動作していたアドオンが、Thunderbird 本体のバージョンアップに追従できていなければ、動作異常を起こしてしまうこともありますし、複数のアドオンの組み合わせで起こる問題もありえますから...。
(補足)
最初に「Thunderbird初心者です」と名乗られているので、まずできるところからの点検方法や対策を書いていますが、最終的には新しいプロファイルでの動作を試すなり、新しいプロファイルに引っ越すなり、大掛かりな対応が必要になるかもしれません。
(3)
meeyar さんからのアドバイスにも注目してください。
アドオンの名称とバージョンを見ただけで問題のあるアドオンかどうか簡単には判別できませんが、同じアドオンを使っていて同じような問題に遭遇したユーザーさんや、そういう情報を知っているユーザーさんから、新たなご助言が寄せられることに希望が出てきます。
[ヘルプ] -> [トラブルシューティング情報] の [拡張機能] で、Thunderbird に導入されているアドオンを一覧でき、簡単にコピーできます。
(補足)
トラブルシューティングでは、具体性はとても重要です。
単に「できる/できない」ではなく、何について、どんな操作を、どういう手順でおこなったときに、どういう結果になるのか、エラーメッセージが出ているならその内容、といった具合に起っていることをありのままに書くことで、質問者のところで起こっている実際の事情が他者に伝わり、精度の高いアドバイスを得やすくなります。
最初からそれができない場合は、助言者が問診するなどして状況の具体的把握に努めますが、質問者がそれにまともに答えてくれないと、お手上げになるケースも多いです。
(4)
WADA さん、アドバイスありがとうございます。
WADA さんが書きました:
こういった位置やサイズの情報は、localstore.rdfというファイルに保存されていたと思います。
プロファイルディレクトリーの中のlocalstore.rdfというファイルを消して再起動すると、どうなりますか?
Tunderbird 38.x 系以降、localstore.rdf は実質的に使われていません。
Thunderbird の各ウィンドウの位置やサイズ、ツールバーの状態などを保存するという localstore.rdf が担っていた役割は、xulstore.json に移っていて、現役バージョンの Thunderbird 45.x でも同様です。
質問者は最初に「Thunderbird初心者です」と名乗られているので、プロファイル内を直接操作する作業は敷居が高いかもしれませんが、もし試すなら、xulstore.json ファイルを対象に試してみてください。
ただし、ウィンドウの位置やサイズだけでなく、ツールバーの配置など Thunderbird のルック・アンド・フィールがすべて初期値に戻されます。
(参考)・Thunderbird のプロファイル | Thunderbird ヘルプ
https://support.mozilla.org/ja/kb/profiles-thunderbirdもうひとつ、[アカウント設定] ウィンドウは、これが開いていると Thunderbird のメインウィンドウを選択・操作することができません(少なくとも Windows 版では...)。[アカウント設定] ウィンドウを閉じるまで、アカウント設定に関する操作しか受け付けなくなるからです。
このため、ディスプレイの表示域外や微小サイズになっていたとしても、[アカウント設定] ウィンドウが開かれているあいだは Thunderbird 本体の操作ができなくなる可能性が高いので、それと気づきやすいかと思います。
とりあえず以上です。
[quote="Kesuke540 Brown"]まず、Thunderbirdの初回インストールVer.はわかりません1年半くらい前にインストールしたかと思います[/quote]
具体的な経過に記憶がないなら仕方ありません。これまでの経過に特殊な事情がないことを期待して、いまわかっている範囲で考えましょう。
前便では、
[quote="Kesuke540 Brown"]セーフモードで起動してみたら アカウント設定画面が開き 設定変更が無事終了しました。
当面の目的は達成したので、Thunderbirdを使う上では問題ないのですが、
通常モードで開くとやはり、アカウント設定画面は開きません[/quote]
というお話だったので、アドオン(拡張機能、テーマ)に原因がある可能性が高いと思ったのですが......。
[quote="Kesuke540 Brown"]何かアドオンが不具合の要因になっている可能性を疑い、セーフモード立ち上げ時に
・すべてのアドオンを無効にするのチェック
・ツールバーとコントロールをリセットするのチェック
両方にチェックを入れて再起動しましたが、症状は改善されませんでした。[/quote]
この手順は、2項目にチェックしたあと [変更を実行して再起動] ボタンを押したということでしょうか?
もしそうなら、導入しているアドオンはすべて無効化され、ウィンドウやツールバーなどの状態が初期化されるとは思いますが、セーフモードで動作しているわけではありません。
(参考)
・Thunderbird のセーフモード | Thunderbird ヘルプ >> セーフモードであるか確認するには
https://support.mozilla.org/ja/kb/safe-mode#w_akckciccckcoadaaaoaocjeuaoaoaeag
に書いてあるように、セーフモードで Thunderbird が実行されていれば、アドオンマネージャーの上部に、[セーフモードによりすべてのアドオンが無効化されています。] という注意書き(のバナー)が表示されます。
しかし、Kesuke540 Brown さんがおこなった上記の手順では、この注意書きが表示されていないはずです。
[変更を実行して再起動] を実行したあとは、通常モードで起動してもアドオンはすべて無効化された状態のままです(ユーザーが再び有効化しない限りは)。
単純にアドオンのどれかが原因なら、この状態の通常モードでも問題は起こらないはずですが、「症状は改善されません」ということですよね?
それなら、セーフモードでは動作が抑制されているが、通常モード([変更を実行して再起動] 含む)では普通に動作できる "何か" が、原因になっている疑いが出てきます。
(1)
公式サポ―ト記事に書かれているように、「セーフモード は、Thunderbird の問題を解決するための特殊な実行モード」です。
セーフモードでは、アドオンの強制無効化の他に、ハードウェアアクセラレーション機能やユーザースタイルなども強制的に無効化されます。([変更を実行して再起動] では、アドオン以外は無効化されません。ツールバーとコントロールは、無効化ではなくリセットです。)
もっとも Thunderbird は、Firefox と異なり初期設定でハードウェアアクセラレーション機能が無効になっていますから、ユーザーが意図的に有効化しているか、アドオンなどの作用で知らないうちに有効化されていない限り、無効状態が維持されているはずです。
もし、ハードウェアアクセラレーション機能が有効化されていて、これが何らかの悪影響を及ぼしていた場合、これが無効化される [セーフモードを続ける] では問題が起こらないが、無効化されない [変更を実行して再起動] では問題が起こり続ける可能性はありえます(いまの段階で断定はできませんが)。
メニューが表示されないという問題なら、ユーザースタイルが影響していることも考えられますが、そういう問題はなさそうですし、「Escキーでグレイアウトは元に戻ります」ということになるのなら、ユーザースタイルの問題とはちょっと考えにくくなります。(アドオンと組み合わせて、何かしらのユーザースクリプトをお使いなら、疑いは残るかもしれませんが...。)
(2)
同時に、アドオンへの疑いも捨てきれません。
[quote="Kesuke540 Brown"]何かアドオンが不具合の要因になっている可能性を疑い、セーフモード立ち上げ時に
・すべてのアドオンを無効にするのチェック
・ツールバーとコントロールをリセットするのチェック
両方にチェックを入れて再起動しましたが、症状は改善されませんでした。[/quote]
何を確認したくてこの操作をおこなわれたのかわかりませんが、このままでは個々のアドオンの点検にはなりません。
面倒かもしれませんが、前便で紹介したリンク先を参考にしながら、導入しているアドオンをひとつずつ点検しておくことをお勧めします。
(注意)
ご自身であれこれ試されるのはかまいませんが、意味を理解せず部分的な聞きかじりで実行すると逆効果になる事項もあるので、その点はご注意ください。
個々のアドオンを点検しておく理由は、仮にハードウェアアクセラレーションなど Thunderbird の本体機能を、ユーザーが把握していないところでアドオンが変更しているのなら、そのアドオンの動作を改善しない限り同じ問題がくり返される危険が残るからです。以前は正常に動作していたアドオンが、Thunderbird 本体のバージョンアップに追従できていなければ、動作異常を起こしてしまうこともありますし、複数のアドオンの組み合わせで起こる問題もありえますから...。
(補足)
最初に「Thunderbird初心者です」と名乗られているので、まずできるところからの点検方法や対策を書いていますが、最終的には新しいプロファイルでの動作を試すなり、新しいプロファイルに引っ越すなり、大掛かりな対応が必要になるかもしれません。
(3)
meeyar さんからのアドバイスにも注目してください。
アドオンの名称とバージョンを見ただけで問題のあるアドオンかどうか簡単には判別できませんが、同じアドオンを使っていて同じような問題に遭遇したユーザーさんや、そういう情報を知っているユーザーさんから、新たなご助言が寄せられることに希望が出てきます。
[ヘルプ] -> [トラブルシューティング情報] の [拡張機能] で、Thunderbird に導入されているアドオンを一覧でき、簡単にコピーできます。
(補足)
トラブルシューティングでは、具体性はとても重要です。
単に「できる/できない」ではなく、何について、どんな操作を、どういう手順でおこなったときに、どういう結果になるのか、エラーメッセージが出ているならその内容、といった具合に起っていることをありのままに書くことで、質問者のところで起こっている実際の事情が他者に伝わり、精度の高いアドバイスを得やすくなります。
最初からそれができない場合は、助言者が問診するなどして状況の具体的把握に努めますが、質問者がそれにまともに答えてくれないと、お手上げになるケースも多いです。
(4)
WADA さん、アドバイスありがとうございます。
[quote="WADA"]こういった位置やサイズの情報は、localstore.rdfというファイルに保存されていたと思います。
プロファイルディレクトリーの中のlocalstore.rdfというファイルを消して再起動すると、どうなりますか?[/quote]
Tunderbird 38.x 系以降、localstore.rdf は実質的に使われていません。
Thunderbird の各ウィンドウの位置やサイズ、ツールバーの状態などを保存するという localstore.rdf が担っていた役割は、xulstore.json に移っていて、現役バージョンの Thunderbird 45.x でも同様です。
質問者は最初に「Thunderbird初心者です」と名乗られているので、プロファイル内を直接操作する作業は敷居が高いかもしれませんが、もし試すなら、xulstore.json ファイルを対象に試してみてください。
ただし、ウィンドウの位置やサイズだけでなく、ツールバーの配置など Thunderbird のルック・アンド・フィールがすべて初期値に戻されます。
(参考)・Thunderbird のプロファイル | Thunderbird ヘルプ
https://support.mozilla.org/ja/kb/profiles-thunderbird
もうひとつ、[アカウント設定] ウィンドウは、これが開いていると Thunderbird のメインウィンドウを選択・操作することができません(少なくとも Windows 版では...)。[アカウント設定] ウィンドウを閉じるまで、アカウント設定に関する操作しか受け付けなくなるからです。
このため、ディスプレイの表示域外や微小サイズになっていたとしても、[アカウント設定] ウィンドウが開かれているあいだは Thunderbird 本体の操作ができなくなる可能性が高いので、それと気づきやすいかと思います。
とりあえず以上です。