ご存知の方もいらっしゃると思いますが、改行(禁則処理)に関する小ネタです。
Firefox 15.0 のリリースノート に「CSS word-break プロパティを実装しました」とありました。
Thunderbird 15.0 のリリースノート には、とくにそのような記述は見当たらなかったのですが、同じ Gecko エンジンですから、おそらく効くのではと試したところ、word-break プロパティは働いているようでした。
userContent.css を使って、Thunderbird のメッセージペインやタブなどで表示するメッセージ文字列(プレーンテキストでも HTML でも)に word-break を反映させることができますから、改行をコントロールするバリエーションが増えたことになりますね。
(HTML メール内に埋め込んで使うこともできますが、相手のメールソフトが word-break プロパティに対応していないと、意味はありません。)
電子メールクライアントで、word-break の使用場面も、これを必要とするユーザーも、少ないとは思いますが、多言語混在のメッセージなんかで改行(とくに禁則ルール)をコントロールしたいときなどに、応用の幅が少しは広がるのではないでしょうか。
現在、対応している値(Value)は、nomal 、break-all 、keep-all の 3 つみたいです。
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word-break | MDN
簡単ながら紹介まで。
ざっとは試したのですが、確認漏れや間違いがあったらご指摘いただけるとありがたいです。