moto3 さんが書きました:
対策としては Charset Menuという拡張機能を作成されている方が居て
それをインストールすることによりエンコード形式を変更して表示できるようになります。
残念なことにThunderbird91.4で文字コードの強制変更機能自体が削除されるため、
このアドオンにより本文をコード変更して表示できるのは91.3までの模様です。
【Charset Menu 1.1.1 作者 Jorg K さんのコメント へのリンク】 最近のThunderbirdは、Backward Compatibility(後方互換/過去にできていた動作の継承)
とかInteroperability(相互運用性/他のシステムとの協調)に背を向け、
「過去のことは知らない。完璧に今の標準に従ってないものは相手にしない。」
という態度になりました。
古いしきたりで、MIMEで文字コードを明示的に埋め込まない形式により送信されてきた
メールは、たとえローカルフォルダに後生大事に保管しておいても「今の標準じゃない」
ものとして91.4以降は切り捨てられることになります。
ビジネス用途のメールアプリケーションとして、こういう後方互換性を失うのは
結構致命的です。なにしろ5年でも10年でも昔のメールを取引の証拠として検索し
掘り出すのは日常茶飯事です。「過去のデファクトスタンダードで送受信したメールの
内容が今のメールアプリでは見れない」ということでは、当時のアプリ+OS+ハードを
無理やり維持するか、それが可能なアプリケーションに移行することを検討しなければ
なりません。
今の段階でもISO-2022-JPでSubjectが書かれたメールを読むためにはVer.31(2015年)
以前を要します。MIME形式でないメールを過去にさかのぼって読もうとしたら
Ver.78とか91.3+Charset Menuを維持することになるのでしょうかね。
※やや脱線しますが、2022年1月施行の「改正電子帳簿保存法」では「電子メール本文に
取引情報が記載されている場合は当該電子メールを[電子データで]保存する必要があります」
と告示されており、しかも税法上の保管期間(7~10年)の間は電子データにおいて
「検索可能」かつ「可読な状態」の維持が義務になりました。みなさんどうします?