文字化けの件、最新の78.7で修正されたようです。
文字化けはなくなりました。

正式公開された 78.7.0 において、JPCERT/CC からのインライン署名されたメッセージの表示、検証が正常に行われることを確認しました。
修正前に受信済みのメッセージも問題ありません。

https://www.thunderbird.net/en-US/thund ... easenotes/

https://mozillazine.jp/?p=6791

リリース記事ではこの項目が該当します。

78.7.0 の candidates ビルドを早く確認してみたいものです。
直接バグ報告していたわけじゃないので、本当に改善するかはまだわからないですから。

Bug 1679769 の続報です。
タイミング的にかなりギリギリでの滑り込みでしたが、78.7.0 での修正が間に合ったようです。

とりあえず 78.7.0 で改善するかもしれませんが、
現状こういう問題があることを JPCERT/CC にお知らせしておきました。

機能更新された 78.6.1 で確認してみましたが、この問題はまだ修正されていませんね。
次のメジャーアップデートである 91 (今年の 7 月リリース予定) まで待たなければいけないかと思っていましたが、Bug 1679769 に対して開発陣から 78 系列での修正が必要であるとするコメントが入っていました。
78.7.0 には間に合うかもしれません。

ベータ版で修正済みというのは朗報です。

前者のようですね。後者はマルチパートな場合 (≒PGP/MIME)。

文字コード関係なく、Enigmail の頃の「HTML メッセージをテキストメッセージに変換するときに行頭のスペース類 (SPACE, NO-BREAK SPACE, CHARACTER TABULATION) をトリミングする処理」が残っていて、space から始まる行があると署名検証に失敗していたようです。

今回の ISO-2022-JP での文字化けはこの処理の副作用だったってことですかね？
確かに自分がテストして文字化けせず検証できた ISO-2022-JP なメッセージは行頭にスペースはありませんでした。

取り急ぎご報告。
Thunderbird 85.0b3 では、PGP鍵の受け入れ後も JPCERT/CC WEEKLY REPORT のメールを文字化けせずに表示できました。
Nightly のどの時点で改善したのかを調べているところです。

【追記】
改善されたのは 2020-12-15 のビルド
pushlog_url: https://hg.mozilla.org/comm-central/pus ... 056d087169

上記でOpenPGP関連は2つかな？
Bug 1679769
Bug 1674964

私も 2021-01-06 付の JPCERT/CC WEEKLY REPORT 来てるので
帰宅したら見てみたいと思います。

2021-01-06 付の JPCERT/CC WEEKLY REPORT が来たので確認してみました。

Thunderbird 78.6.0 / Windows 10 20H2 64bit

確かに OpenPGP 署名の検証をしない状態 (鍵 0xAEE424FF を受け入れていない状態) では ISO-2022-JP 7bit として問題なく表示されますが、鍵 0xAEE424FF を受け入れていると検証の状態にかかわらず文字化けしますね。

昔某所で Thunderbird + GnuPG + Enigmail の日本語環境のテストをしていた時の ISO-2022-JP なクリア署名付きメッセージ (7bit, quoted-printable どちらも) を表示させてみましたが、こちらは文字化けすることなくメッセージの表示、署名検証ができていました。
こちらのバイナリを見てみましたが、半角から全角への KI は ESC $ B (0x1B,0x24,0x42)、全角から半角への KO は ESC ( B (0x1B,0x28,0x42) で、今回のと比較しても違うようなところは見当たらないんですよねぇ……

Thunderbird e2ee (https://thunderbird.topicbox.com/groups/e2ee) か bugzilla に投げたほうがよさそうです。
ISO-2022-JP に限らず ISO-2022-KR や ISO-2022-CN でも同様の問題が起きている可能性があるかもしれません。

私も購読してみることにしました。購読方法はこれですね。
https://www.jpcert.or.jp/announce.html

JPCERT/CC からの署名付きメールが読めないとなるといろいろ影響が大きそうです。
試しに JPCERT/CC WEEKLY REPORT を購読してみました。
次回の配信があったら状況を確認してみます。

ひろひろ さん
同様の問題が起きているとのことで、状況説明ありがとうございます。
正直、わんくん さんの書いていることだとさっぱりわからなかったので助かります。


興味深い考察です。
しかし、残念ながら私はJPCERT/CCのWEEKLY REPORTというメールを購読していませんので、現象を再現させて確認することができません。

ISO-2022-JPデコーダー絡みということだと、60以降の Thunderbird（Firefoxも）では、全角文字列をISO-2022-JPに変換した文字列をそのまま連結させると、継ぎ目部分でエラーとなって代替文字が挿入されるという仕様になっています。

別トピック viewtopic.php?f=3&t=17271 をご覧いただき、それと同じようなISO-2022-JPエンコードの状況かどうか確認していただけますでしょうか。
本文全体が文字化けしているという症状だと、代替文字が挿入されるというのとは違うのかもしれませんが。


再現確認ができない以上、私にはバグ報告は不可能です。
ひろひろ さんから https://bugzilla.mozilla.org/ へバグ登録していただけませんか。

横から失礼します。
私もJPCERT/CCのWEEKLY REPORTを受けておりが、わんくん さんが提起されているこの問題、私の所でも全く同じ現象が生じていてかなり頭が痛いです。ちなみに、

1．初期インストールした環境でOpenPGP Key ManagerでJPCERT/CCの公開鍵をロードしていない場合では本文の文字化けは発生しません。もちろんこの場合は署名の確認も出来ませんが。
2．次にJPCERT/CCの公開鍵をロードすると署名の確認は出来ますが、本文の表示は文字化けとなります。

EarlgreyTeaさんのメールの比較をしてみました。専門家ではありませんので比較すべきポイントがズレているかもしれません。

●JPCERT/CCから送られてくるメール

本文はJISで書かれています。メールのヘッダをみると
Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP
Content-Transfer-Encoding: 7bit
の記載があります。
バイナリで調べてみると半角から全角へ移る際のKIは0x1B,0x24,0x42になっています。よって全角文字はJIS X 0208-1983で記載されているのだと思います。一方、全角から半角へのKOは0x1B,0x28,0x42でASCIIコードになる、を繰り返しています。よって、送信側は問題ないのだと思います。実際にOpenPGP Key ManagerでJPCERT/CCの公開鍵をロードしていない場合では本文の文字化けは発生しませんので。


●CTRL+Lで転送した場合に保存したメール
本文はUTF8で書かれています。メールのヘッダには
Content-Type: text/plain; charset=UTF-8; format=flowed
Content-Transfer-Encoding: 8bit
Content-Language: en-US
の記載があります。TBで開いても文字化けはありません。
これはオプション > 一般 > フォントと配色 > 詳細設定 > テキストエンコーディング の送信メッセージの設定通りになっていると思います。

文字化けですが、署名された本文をTB内部で署名確認のフィルタで通した後のデータを表示させるプログラムが上記のKIとKOのエスケープコードを正しく認識できないような動きに見えます。TBのバグですかね。。

なぜバイナリーを確認されたのか、こちらのアドバイスのテキスト比較はどうなったのか、
そういう経緯が全く書かれていないですし、
「KO　に　0x1B,0x28,0x42　となっていたので、0x1B,0x28,0x4A　にパディング」も？？です。
さっぱり訳が分かりません。
「0x1B,0x28,0x42」は「ESC ( B」でASCIIの開始です。
「0x1B,0x28,0x4A」は「ESC ( J」でJISローマ字の開始です。
これはメールのどの部分で、いったんどんな文面なのですか？