2020/7/11 10:45 赤字部分訂正
EarlgreyTea さんが書きました:
なんというか、電子メールの返信ってどういう意味だっけ?という気分になってきます。
上3つのメールソフトの場合は本来の返信の挙動です。
GmailとかOutlook.comなどは、従来の電子メールにとどまらず、SNSとかの感覚に近いのでしょう。
再度本論から外れての内容で恐縮ですが。
「返信」という『言葉』で解釈するのではなく、
電子メールソフトを「メッセージ通信におけるプロトコルドライバの一種」ととらえると、
「返信」という『操作』がどのような機能を持つべきかの概念が変わってきます。
代表的プロトコルとして、TCPは受信側のACK(確認応答)を待つことなく、
送信側が一定の量(window size)
までのパケットを連続して送りつけることによって
ターンアラウンドタイムによる通信帯域の損失を回避しています。
同様に業務メールの場合では、宛先が返信(ACK?)を返してこない段階でも
送信側が到達させたい文書等を分割したり追加変更したりして
一方的に連続して送りつけるということは多々あります。
※上司から部下へのこの行為は、今時パワハラと言われるんでしょうね :-p
この時、個々のメールに独立にTo: Subject:を付け、
都度新規の送信操作をしてもいいのですが… 面倒ですよね。
別の方法として後続のメールにおいて「最初の自己発信のメールに『返信操作』をする」
ことにより宛先と
References:ヘッダでチェーンする関連メールの情報を継承すれば、
送受信双方の電子メールソフトで一連の内容をスレッド管理できるメリットが生じます。
※SNSのスレッドベース表示と同じことになりますね。
この(商用的な?)使い方を想定する場合、Gmail,Outlook,Thunderbirdは「返信」操作において
「元メールのFrom:が自己アドレスの場合はTo:とSubject:に元のTo:,Subject:を継承する」
挙動によって宛先,件名を手動で書き換える手間を省いているので、
「ブロトコルドライバとして賢い実装」と私は考えます。
別の言い方では「上記のソフトの【返信操作】は言葉通りの【差出人への返答】ではなく、
【元メールを継承した結果の送信】という行為である」と表現すべきでしょうか。
他のメールソフトは「返信」操作を『言葉』で解釈し
「アドレスの中身が何であっても From: か
Reply-to:等 を To: へ機械的にコピー」
するのがポリシーと推測します。
EarlgreyTea さんが書きました:
Thunderbirdの挙動(長く使っていて初めて知りましたが)はちょっと独特で混乱してきます。
bugzillaの公開情報をあさってみましたが、mailnews.reply_to_self_check_all_ident
は8年以上昔に実装されていた事実しかわかりませんでした。
Ver68.0でデフォルトがfalse->trueになった経緯もわかりませんが、
私はfalseのままが自然だと思います。