素早い応答ができなくてすみません。
OKU さん、結果報告をありがとうございました。
もうご覧になっておられないかもしれませんが、以下は補足的な意味合いで書きとめさせていただきます。
前便の投稿時点では具体的な検証をする余裕がなかったため理屈上の話だけでしたが、あらためて実地に試してみました(Windows 7 + Thunderbird 68.1.1 <32 bit版>)。
ユーザースタイルについては、次の内容を userContent.css に書けば Thunderbird 68 系のオプション設定タブでご希望の結果を導けることを、当方でも確認しました。
コード:
/*[オプション]->[セキュリティ]->[パスワード]の[保存されているパスワード]ボタンを非表示に */
#securityPrefsPanels > tabpanel > hbox > button[label="保存されているパスワード..."] {
display: none !important;}
/*[保存されているログイン情報]ダイアログにある[パスワードを表示する]ボタンを非表示に */
#togglePasswords {
display: none !important;}
(注)
OKU さんが最初の投稿で示されたスタイルの内、[保存されているパスワード]ボタンのほうは、#securityPrefs と tabpanel の間に tabpanels(複数形の s 付き)がありますが、親階層にあたる tabpanels の セレクタ ID が #securityPrefsPanels なので、上記のコードでは無駄を省くため tabpanels を書いていません。
OKU さんが書きました:
因みに検証のため64bit版でも確認させていただきましたが、64bit版はダメなようでした。
ただ、あえて64bit版を使わなければならない理由はないので、32bit版で対応いたします。
積極的に 64bit 版を使う理由がないなら 32 bit 版で十分ですから、その対応で大丈夫だと思います。
ただ、当方の環境(Windows 7 / 64 bit)では 64 bit 版の Thunderbird 68.1.1 で、ユーザースタイルの方法でも、MCD (Mission Control Desktop) による方法でも、対象のアイテムを非表示化・無効化できましたので、64 bit 版を使う必要のある(すでに使っている)ユーザーも、掲題のニーズをお持ちなら試してみる価値はあろうかと思います。
(補足)
[保存されているログイン情報]ダイアログを開くことを許可している場合、そこにある[パスワードを表示する]ボタンをユーザースタイルで非表示にしても、管理者の意図に対して中途半端な結果しかもたらさない場合があることに注意してください。
理由は次のとおりです。
対象項目を右クリックして開くコンテキストメニューには、[パスワードをコピー]と[パスワードを編集]があります。
[パスワードを編集]は、パスワードを表示しないと働かないので、[パスワードを表示する]ボタンをユーザースタイルで非表示にすれば実質的に無効化でき、ユーザーの故意であれ過失であれ、不用意なパスワード変更を抑制できます。(パスワードを編集するのは、ふつうメールサーバー側と連動しておこなわないと意味がありません。ここで単純にパスワードを書き換えても、ふつうは送受信時の自動ログインができなくなってエラーダイアログが開くようになるだけです。)
一方、[パスワードをコピー]は、[パスワードを表示する]ボタンの状態に関わらず実行できます。ここからパスワードを知れば、ユーザー ID などと合わせて別の環境から対象のメールサーバーにログインできる可能性が生じます。
管理上、個々のユーザーにパスワードまわりをいっさい操作させたくない場合は、[オプション]->[セキュリティ]->[パスワード]の[保存されているパスワード]ボタンを操作不能にし、[保存されているログイン情報]ダイアログを開けないようにすることに注力してください。
以上です。
(おことわり)
現在、健康上の制約により不定期な書き込みしかできなくなっています。すぐに応答できない場面がかなり多くなりますことを、ご容赦ください。