素早い応答ができなくて申し訳ないです。
knaokijp さんが書きました:
Thunderbirdバージョン:自動アップデートで随時最新バージョンにしています
すみません。訂正です。
Thunderbird 52.x 系から 60.0 への自動更新は現在止まっています。この場合、理屈の上では、以前から使い続けて来た Thunderbird の最新バージョンは 52.9.1 ということになります。
このような状況の中で、もし一部のユーザーが手動で 60.0 にアップデートしたとか、別にインストールしたようなことがあって、52.x 系と 60.0 系の2つのバージョンでひとつのプロファイルが併用された場合、前便で申し上げたようなパスワードまわりの動作不良を誘発することはありえます。(が、これは本件の本筋ではなさそうです。)
knaokijp さんが書きました:
ただ、最新バージョンになる以前からこの障害は発生しておりますので、
バージョンに起因したものではないと考えています。
knaokijp さんが書きました:
プロファイルの共有は一切行っておりません。
各Thunderbirdのプロファイルは、PCごとに設定されており、インストール時のデフォルトパスに保存されています。
プロファイルの共有がいっさいなく、異なるバージョンの併用によって起こっている問題だとは考えられない、ということですね。
この状況から推測するに、各ユーザーのメールアドレスはそれぞれ別で、メールサーバーのユーザー ID とパスワードもそれぞれ違うのですよね。
そうなると、ご指摘があるようにサーバー側の問題かもしれませんし、Thunderbird 以外の何かがプロファイルに干渉している可能性も視野に入れる必要が出てくるかと思います。
knaokijp さんが書きました:
これに関しては、追加情報として先日メールサーバーに不具合が発生して、通信がしにくくなった際にも、
一斉にパスワードを求められる症状が発生ましたので、サーバーに接続出来ないまたはしにくい時に発生する可能性は高いです。
ですが、Outlookなどのメールソフトであれば、メールサーバーに障害が発生して接続しにくくなっただけで、
パスワードが求められるようなことはないと思いますが、Thunderbirdではメールサーバーと疎通出来ない場合に、
このような事象が発生する可能性は考えられるのでしょうか?
ご承知のことと思いますが、POP での受信がおこなわれたとき、サーバー(S)とクライアント(C)の間でおこなわれる通信内容には、
:
(1) S パスワードを要求
(2) C パスワードの提示
(3) S 認証完了
(4) C ログイン
:
のような部分があり、サーバーから(1)の要求を受けた時、クライアントは(2)を実行するため、パスワード入力ダイアログを出してユーザーにパスワードの入力を求めます。正しいパスワードが送信されれば、以後のプロセスが進みます。
通常、ログインパスワードが保存してあるアカウントのメールサーバーにアクセスしたときは、この一連の流れが Thunderbird によって自動処理(自動ログイン)されるので、パスワード入力ダイアログが開くことがないのはご存知のとおりです。
「サーバーに接続出来ない」場合は、そもそもメールサーバーからのパスワード要求が Thunderbird に届くことはないので、自動ログインも作動しないはずですし、パスワード入力ダイアログが開くことも考え難いです。
「接続しにくくなった」というのは、メールサーバーの応答性が極端に低下しているような場合かと思いますが、そのような状態のサーバーにどんな問題が起これば、クライアントの Thunderbied で正常に機能していた自動ログインをスルーして、パスワード入力ダイアログを開くような動作を起こせるのか、ぼくの力量ではちょっと見当がつきません。「接続しにくくなった」の程度にもよるのでしょうが、単純にタイムアウトエラーが出るだけのように思えるからです。
knaokijp さんが書きました:
はい、パスワードを入力すると問題なく送受信可能になります。
knaokijp さんが書きました:
特定のユーザーのみに発生するわけではなく、毎回この問題が発生するユーザーは違います。
ひとりのユーザー環境に着目したとき、Thunderbird にパスワードが保存してあっても、自動ログインが働かずパスワード入力を求められることがあり、そのような場合でも手動入力で継続すればメールの受信はでき、その後しばらくは再保存したパスワードで自動ログインが働くようになり、また月曜日に問題が再発する、というサイクルなんでしょうか...。
では、あるユーザーにこの問題が起こっているとき、別のユーザーはパスワード入力ダイアログが開くことなく普段通りにメールを受信できていたりするのでしょうか。
メールサーバーの障害に原因があるとすると、そのときメールを送受信しようとしたユーザー全員が等しく影響を受けると考えるのが自然だと思うのですが、同じメールサーバーを使っているユ―ザーが同じ時期に受信をおこなっても、本事象の発生に差があるのなら、その理由がよくわかりません。
knaokijp さんが書きました:
一般的なパスワードを求められる画面が表示されて、エラーコードなどは表示されません。
(a)普段、Thunderbird の自動ログインは送受信とも正常に機能している。
(b)あるタイミングでこれが働かなくなり、送受信の操作でパスワード入力ダイアログが開く。
もし、Thunderbird に保存されているパスワードが破損した、サーバー側の認証機能に障害があったなどで認証に失敗したときなんかは、
「ログインに失敗しました。ユーザー名またはメールアドレス、パスワードが正しいか確認してください」
「<サーバー名> のユーザー <ユーザー ID> 用の
新しいパスワードを入力してください」
など、何かしらエラーや警告のメッセージが出るはずなのですが、そういったメッセージは表示されず、通常のパスワード入力ダイアログが開くという点も不可解です。
「一般的なパスワードを求められる画面」が出るのは、Thunderbird 的にはエラーではなく、当該メールサーバーに対するパスワードが保存されていない(あるいは検知できない)ため、ごく当たり前の手続きとしてユーザーに入力を求めている、という流れになるからです。
そしてその文脈でいうなら、次のことも気になります。
(b)のあとユーザーがパスワードを入力して、[OK] ボタンを押せば、正常にメールが受信できるんですよね。ならば、メールサーバー、ユーザー ID 、パスワードの組み合わせに齟齬はないことになります。
このとき、[パスワードマネージャーにこのパスワードを保存する] に チェックを付けているのでしょうか。
もし、保存されていた Thunderbird のパスワードが削除されていたとかなら、新規登録と同じ結果になりますが、以前に保存されていたパスワードが残ったままなら、追加でパスワードが登録される可能性が考えられます。つまり、「パスワードが定期的に求められる状況」が起こるたびに、保存されているパスワード情報が増えていくという感じです。
本件の問題が頻発しているユーザーの [保存されたログイン情報](通称:パスワードマネージャー)を、問題が起こる前後で比較調査できれば、何か見えてくるものがあるかもしれません。
knaokijp さんが書きました:
①PC構築時にプロファイルをコピーしていました
(引用、以下略)
この場合のプロファイルと仰っているのは、~\Profiles\<xxxxxxxx.default> を丸ごとコピーでしょうか。それとも、その中の必要なデータだけを選択的にコピーでしょうか。
既述のように、パスワードを含むログイン情報は logins.json に暗号化して保存されており、その際の暗号鍵が key*.db です。
プロファイルを丸ごとコピーすると、コピー元のアカウントも、そのログインパスワードも、そっくりコピーされることになります。
ということは、管理者が新しい PC を使用するユーザー専用のアカウントを設定し、その内容を持ったプロファイルを、新しい PC にコピーしているということでしょうか。
そうでなければ、同じアカウントを複数のユーザー環境で使用することになってしまいかねません。
選択的なコピーの場合、logins.json と key*.db は必ずペアで扱わなければなりません。
そのあたりに抜かりはないと思いますが、ペアが切り離され logins.json だけコピーした場合、パスワードを保存したときに使われたのとは異なる key*.db を使うことになるため、logins.json に保存されたパスワード情報を正しく復号できなくなります。
knaokijp さんが書きました:
②mail.strip_sig_on_reply を false に設定しています
これは、メール本文内に書かれた署名のことで、返信時に元メールの署名を活かすか削るかの選択なので、ログインパスワードの問題とは直接的な関係はないと思われます。
knaokijp さんが書きました:
②stylishというアドオンを最近まで導入していました
ご提示のスタイルは、オプション設定から開く パスワードマネージャー にある [パスワードを表示する] ボタンを非表示にするものですね。これも、直接的な関係は薄いと思われます。(Stylish 自体は、アンインストールしておくことをお勧めします。)
knaokijp さんが書きました:
原因は不明ですが何故か月曜日の朝に多く発生し、それ以外のタイミングではほぼ発生しません。
週末に各ユーザーの PC は電源を落としていて、週明け月曜日に電源を入れてメールの受信をおこなうのだとすると、その間に各 PC に干渉してくるものがあることは考え難くなります。やはりメールサーバー側に何かしらの要因があると考えるのが自然かと思いますが、メールサーバー側にどんな問題が起これば、本件のような事象が発生するのか、やはりそのあたりがわかりません。
LAN の実情なども視野に入れたほうがいいのかもしれませんし、考えたくはありませんが何らかの人為的な攻撃を受けている結果、ということも念頭に置いたほうがいいのかもしれません。
knaokijp さんが書きました:
情報が後出しになり申し訳ありませんが、下記追加情報がありましたので記載致します。
言い訳めいて申し訳ないのですが、御社の Thunderbird の設定内容の詳細、管理の実態や運用のルール、利用しているサーバーの実情等を具体的に把握できない立場の者にとっては、あまり的を絞ったアドバイスはできそうにありません。(というか、単にぼくの力量不足なだけですけど...。)
とりあえず以上です。あまり役に立つ話ができず、すみません。
(おことわり)
現在、健康上の制約により不定期な書き込みしかできなくなっています。すぐに応答できない場面がかなり多くなりますことを、ご容赦ください。