横から失礼します。
antares137 さんが書きました:
返信時に、Unicodeで文字が小さくなるのを解消したいです。
「文字が小さくなる」というのは、返信時のどの部分のことを仰っていますか?
返信で開くメッセージ作成ウィンドウに表示されるメール本文のことですか。
それとも、これを下書き保存したあと [下書き] フォルダからそのメールを表示したときや、送信後に [送信済みトレイ] に入った控えを表示したときのことですか。
HTML 形式の場合、メッセージ内部でフォントの種類や文字サイズを指定できるため、個々のメッセージにも目を配る必要がありますが、プレーンテキスト形式をお使いなら、さしあたり次の設定項目を変更して、どう変化するかご自身で確認してみてください。
WADA さんからご指摘がある設定項目のことです。
(1)[オプション] -> [表示] -> [書式] -> [フォントとカラー] にある [詳細設定] ボタンを押し、[フォントと文字エンコーディング] のウィンドウを開きます。
(2)先頭にある [対象言語(T):] は、日本語版 Thunderbird では標準で [日本語] になっていますが、ここから [他の表記体系] を選択します。
(3)その状態で、下段にある各フォントの種類とサイズを調整します。
(説明と注意点)
標準状態なら、[フォント制御] -> [プレーンテキストメッセージに等幅フォントを使用する] にチェックが付いているはずです。
これをふまえるなら、フォントの種類とサイズのうち、[等幅 (Monospace):] の右側にある [サイズ] を好みの大きさに合わせてください。UTF-8 のプレーンテキストメッセージやメッセージ作成ウィンドウに反映されます。([プロポーショナル] の右側にある [サイズ] を変更してもプレーンテキストメッセージには反映されません。)
[対象言語(T):] の [他の表記体系] は、[オプション] -> [詳細] -> [一般] -> [高度な設定] にある [設定エディタ] の、x-unicode の設定値と対応関係にあります。つまり、UTF-8 のメールに対するフォントの種類やサイズを定義している項目です(WADA さんご指摘済み)。
なお [日本語] は、[表示] -> [テキストエンコーディング] の中で [日本語 (***)] の項目に対応するフォントの種類やサイズを定義します。
[対象言語(T):] を切り替えることで、選択可能な言語体系の文字表示を個別に定義できます。
逆に、[日本語] のときと [他の表記体系] のときの、各フォントの種類とサイズをそろえておけば、ISO-2022-JP なテキストメールと UTF-8 なテキストメールを、同じように表示できます。
以上が、Thunderbird 本体の設定から、文字の表示状態を変更・調整する一般的な方法です。
このあたりを調整しても希望どおりの表示にできない場合、どこか別のところに、文字表示に悪影響を与えている原因があるのかもしれません。
いまより具体的な状況説明を追記していただくと、どなたかから追加のアドバイスが寄せられるかもしれませんね。
(補足)
antares137 さんが書きました:
数年前から Unicode で送ってくる人が多く、返信メールのフォントサイズが小さくなるので毎回エンコーディングをIS0-2022-JP とか Shift_JIS とかに変更しています。
Unicode 自体がどういうものかはご存知のことと思いますが、荒っぽく言ってしまえば、世界共通の文字コード規格のことですね。
言語体系ごとに異なる文字コードを使い分ける必要がなく、国際化・多言語化のベースとなる技術です。
電子メールとの関係でいえば、Unicode の規格の中に文字符号化方式も含まれていて、UTF-8 という符号化方式が標準的に使われています。
Unicode も完全無欠ではなく、無理な統合からくる弱点もありますが、一般的なメールでの使用において、ユーザーが神経質になるような問題はないと思います。
コンピューターとインターネットの進化にともなって Unicode が普及し、標準的に使われるようになっているため、「数年前から Unicode で送ってくる人が多く」(*) というのはごく自然な状況だと思います。Unucode への対応が不十分だったり未対応だった製品(OS やアプリケーション)がどんどん新しいものに置き換わっているので、これからもっと Unicode が普及していくと言われています。スマートフォンなどの後発製品では、最初から Unicode を前提に設計されているので、そこで使われるメールは Unicode が標準です(スマートフォンユーザーが増えれば、Unicode のメールも増える理屈です)。
(*) この場合、「Unicode で送ってくる」というのは、Content-Type: charset=UTF-8 でエンコーディング(符合化)されたメールを意味していると解釈しておきます。
したがって、「Unicodeをオフにしたい」というような、単純に Unicode を拒絶する方向での対処は、世の中の趨勢とは逆方向の対応になり、別のトラブルを発生させる恐れがあるため、あまりお勧めしません。
おそらく問題は、
antares137 さんが書きました:
返信時に、Unicodeで文字が小さくなるのを解消したいです。
という antares137 さんの環境固有の現状にあると思われます。ここが解決できれば、「Unicodeをオフに」しなくてもいいってことですよね。
とりあえず以上です。的外れな話だったらすみません。
(余談)
Thunderbird でも Unicode 対応は進んでいます。
次期メジャーバージョンの Thunderbird 52.0(日本語版)では、既定のテキストエンコーディングの初期値が UTF-8 になります。英語版などではすでに変更済みの事柄です。
(参考)
・Thunderbird 52.0 で既定のテキストエンコーディングを UTF-8 へ変更
viewtopic.php?f=25&t=16490//【お知らせ】2017 年、Firefox の大きな変化にご注意 ////////////////////////////・Firefox の各機能サポート終了予定(2017年)について | Mozilla Japan ブログ
https://www.mozilla.jp/blog/entry/10571///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////*ブログ記事は Firefox のものですが、ほとんどが Thunderbird にも当てはまります。