横から失礼します。
本件は、「OSの再インストール」「Thunderbirdの再インストール」の前に「別HDDに退避した」Thunderbird のプロファイルを、「OSの再インストール」「Thunderbirdの再インストール」後の環境(別ドライブ含む)に移行した ―― という流れの中で起こっていることですよね。…
(A)まず、質問者と助言者の間で認識が食い違わないよう、次の公式サポート記事の説明に従い、「プロファイル」の定義を
・Thunderbird のプロファイル | Thunderbird ヘルプ
https://support.mozilla.org/ja/kb/profi ... -user-data「メッセージやパスワード、ユーザー設定などあなたの個人情報を保存したフォルダ」とします。これは、標準では xxxxxxxx.default という名称のフォルダです。(x は8個の任意の半角英数文字)
タグ情報については、WADA さんから詳しいご説明があるように、プロファイル内にある複数のファイルにダグ関連の情報が保持されています。
(1)送受信したメールの実体ファイル(*) 内にある、個々のメッセージのヘッダ(X-Mozilla-Keys)=タグ付けの土台
(2)実体ファイルの要約情報である msf ファイル=(1)のタグ付け情報に連動して変化
(3)タグの名称と色の設定= 既定のタグやユーザーが追加したタグ情報が prefs.js に保管
―― これらが連携して働くことで、スレッドペイン、その下のヘッダビューなどに、設定されたタグ名・タグ色の表示がおこなわれます。どれかひとつの情報が欠落するか、全体の整合性が崩れるようなことがあると、正常なタグ表示は望めなくなります。
(*) 例えば、[受信トレイ] 内にあるメッセージは、プロファイル配下にある Inbox という実体ファイル(拡張子なし)の中に存在します。
(1)(2)(3)はすべてプロファイルの配下に置かれています。
これらの一部だけをコピーしたり、入れ替えたり、書き換えたりして扱うのではなく、プロファイルごと一括した扱いをすれば、通常は三者の整合性が失われることは考えにくいです。
okay さんが書きました:
WADA さんが書きました:
プロファイルディレクトリーの中身などをどうやって移行しているのかは文面からだけではわかりかねますが、こういった問題は無いですか?
プロファイルは、Pathの部分だけを書き換えています。
プロファイルが指し示すPathのデータは、別HDDに退避したものを丸ごとコピーしました。
そういう話だけでなく、WADA さんは次のようなことを含めて実際に移行した手順をお尋ねなのではないでしょうか?
例えば上記
(A)の流れの中で、
(i)何らかのバックアップツールを使って既存プロファイルのコピー・保存を「別HDDに」おこなった
(ii)何らかのバックアップツールを使って(i)の復元を D ドライブにおこなった
―― といったことがあって、水面下でツールの動作不良が起こっていれば、本件の現象を生みだす原因を作ってしまった可能性も十分考えられますから、「どうやって移行しているのか」の具体的な方法・手順を説明してください、と......。
ツールなどは使っていないのなら、「別HDDに退避した」プロファイル(xxxxxxxx.default)を、ファイルマネージャ―(Windows ならエクスプローラ)からフォルダごと D ドライブにコピーした……といった具体的な流れ説明をしてください、ということだと思います。
他に気づくこととしては、「別HDDに退避した」Thunderbird のプロファイルを、「データの保存先をEドライブからDドライブに変更」して配置するのではなく、新しい環境下において Thunderbird の標準条件で作ったプロファイルの場所に配置した場合、タグ情報がどう表示されるかで、問題点の切り分けを進められるかもしれません。
標準の場所に「別HDDに退避した」プロファイルを置いたときは正常にタグが表示されるなら、別ドライブに置いたことに何らかの原因が存在すると推測できるでしょう。そこに着目して調査・点検を進めることになると思います。
一方、やはりタグ情報が正常に表示されないのなら、「別HDDに退避した」プロファイル自体に、すでに何らかの問題が起こっていた可能性が浮上してくると思います。
もし「OSの再インストール」を実行した理由がシステムトラブルにあったりすると、そのあおりを受けてすでにプロファイル内のデータがダメージを受けていたとか、システムトラブル下において「別HDDに退避した」プロファイルのコピーが、正常におこなわれなかったようなケースも考えられます。
「OSの再インストール」「Thunderbirdの再インストール」後の状態として、タグ情報以外は、Thunderbird の表示や動作に異常はないのでしょうか?
仮に、ドライブによってアクセス権限の設定に違いがあったのなら、タグ情報に問題が起こることがあるかもしれませんが、それ以外の多くの部分でも不都合が起こるように思われます。実際のところ、どういう稼働状態なのでしょうか。
アドオン(拡張機能)、とくにタグに作用するようなものを使っていた場合、そこに問題が起こって本症状が発現していることも、ないとはいえないでしょう。例えば、そのアドオン固有の設定情報などが絶対パスで記録されるようになっているものの場合、プロファイルを置くドライブを変えたことが何かしらの影響を及ぼすことも考えられるからです。
トラブルシューティングの定石に従い、セーフモードでの動作確認はやっておいたほうがいいように思います。
とりあえず以上です。的外れな内容や余計なお世話になっていたらすみません。