当方からの問いかけにお答えいただき、ありがとうございました。
応答が遅くなってすみません。
がんちゃん さんが書きました:
●POPです
●受信トレイの中に自分で作ったフォルダです
●次に起動したら消えていました 再稼働してもダメです
●すべてのフォrダを開けてみましたがありませんでした
●更新はすべて「自動」です
これらについては了解しました。以下、これらの事情をふまえて書きます。
トピックのタイトルにもなっている「メールの移動」については、
偶然的通行人 さんが書きました:
がんちゃん さんが書きました:
全てのメールをホルダを作りそこに入れたいのですが方法がわかりません
がんちゃん さんが書きました:
検索ででてきたメールの移動
検索結果としてリストアップされた「全てのメール」を、新しく作った「ホルダ」に入れたいというお話なら、どんな検索方法をおこなったかを明らかにしてください。方法や手順、制約事項などが変わってきますから...。
残念ながらこのあたりのお答えをいただけませんでしたので、どの検索結果をふまえた手順を説明していいか、判断できません。
がんちゃん さんが書きました:
●NTT西のセキュリティです
これだけでは詳細を掴みかねますが、一般論としては、ユーザーの PC にインストールされているセキュリティ対策ソフトが Thunderbird 内のメールデータをスキャンしたとき何らかの誤検知をして、そのデータファイルを削除または別の場所に隔離してしまったようなとき、Thunderbird 上でフォルダが消えることはありえます。
しかしその場合、消えたフォルダに入っていたメールが、Thunderbird 上での検索で出てくることは基本的(*) にありえません。
これは、「すべてのフォルダを開けてみましたがありませんでした」の場合も同様で、本当にどこにも当該フォルダが存在しないのなら、消えたフォルダに入っていたメールが検索で出てくることは、原則的(*) にはないはずです。
(*) [グローバル検索] で検索をかけた場合、インデックスファイルの更新タイミングによっては、消えたフォルダにあったメールが検索結果にリストアップされることはあるかもしれません。しかし、メールの実体ファイルが完全に削除されていたら、リストアップされたメールを復元させることはできないはずです。
また、発生しているトラブルの状況によっては、どこかにメールデータが隠されているのかもしれませんが、現時点の情報だけでは如何とも申し上げられません。
がんちゃん さんが書きました:
●アドオンは すべて無効です
現時点で、この項目に関する重要度は低いと思いますが、状況をきちんと把握しておかないと見落としが出るかもしれませんから...。
どんな種類が何個かはわかりませんが、とにかく何かしらのアドオンが入っていて「すべて無効」になっているのですか。それとも、アドオンが1つも入っていないことを「無効」と表現しておられるのでしょうか。
"アドオンが入っていてすべて無効" だった場合、それはフォルダが消える問題が起こる前からですか。問題が起こってから無効にしたのでしょうか。
がんちゃん さんが書きました:
●メールの送信ができずソネットに遠隔操作してもらいました(受信はOKでした)
これは意外な伏兵が潜んでいた、という印象です。
実際にどのようなレベルまでサポートしたもらったのかが不明なので確たることは申し上げられませんが、このような経過の中でもし予期しない誤操作が発生していたとしたら、特定のフォルダが削除されてしまった可能性も否定はできないと思います。
送信できない問題がどのように解決したのかはわかりませんが、Thunderbird のプロファイルに障害が発生していたのかもしれません。だとしたら、本件の症状を含めて他にもまだ表面化していない問題が潜んでいるかもしれません。
万一に備え、プロファイルのバックアップを取っておくことをお勧めしておきます。
(参考)・Thunderbird のプロファイル | Thunderbird ヘルプ
https://support.mozilla.org/ja/kb/profiles-thunderbird【補足】
「検索したら出てきました」というお話だったので、Thunderbird 上から回復を目指す方向で書いていますが、消えたフォルダにあったメールを Thunderbird 上の操作だけで復元できる条件は限られています。
可能なら、プロファイルの中を確認することもやってみてください。
【重要な注意】プロファイルは、複数のフォルダ、ファイルで構成される、Thunderbird が扱うユーザーデータの中枢です。
Thunderbird の起動中には、プロファイル内のファイルやフォルダを操作・変更しないでください。最悪、Thunderbird が起動しなくなる場合があります。
トラブルシューティングのためにプロファイル内を操作するときは、Thunderbird を確実に終了させた状態で、必要な部分だけを操作してください。
内容確認のためにプロファイル内を観察するだけなら、Thunderbird が起動したままでも問題はありません。
(概要)
Thunderbird 上で「フォルダ」として表示されているものは、システム上では「ファイル」として存在します。これらは、Thunderbird のプロファイル内に存在します。
プロファイルは、[ヘルプ] -> [トラブルシューティング情報] -> [アプリケーション基本情報] -> [プロファイルフォルダ] から確認できます。そこにある [フォルダを開く] ボタンを押すと、そのとき使われているプロファイルのフォルダが開きます。
この中の [Mail] フォルダ -> [アカウント名] フォルダの中に、送受信したメールのデータが存在します。
(例 -- [ ] 付きはフォルダ)
[xxxxxxxx.default]
└ [Mail]
└ [アカウント名]
├ Inbox
└ Inbox.msf
Thunderbird 上で表示される [受信トレイ] や [ごみ箱] などの既定フォルダは、[受信トレイ] なら Inbox 、[ごみ箱] なら Trash という、拡張子のないファイルとしてプロファイル内に存在します。これらが実体ファイルで、この中にメールデータが格納されてます。これら拡張子のないファイルを失うと、Thunderbird 上のフォルダも消え、その中にあったメールは全部消失します。
Inbox.msf や Trash.msf というファイルもありますが、これらは、実体ファイルの要約ファイルであり、実体ファイルをもとに生成されます。もし msf ファイルを失っても、実体ファイルが健在ならそこから再生成できます。しかし、msf ファイルから実体ファイルを復元することはできません。
自作のフォルダは、記号など特殊な文字を使わない限り、そのままの文字で名称が決まります。
例えば、Thunderbird 上で [A社B案件] というフォルダを作ると、プロファイル内には、[A社B案件] という拡張子のないファイルと、その要約である [A社B案件.msf] ができます。
もし、Thunderbird 上で [受信トレイ] の配下に [A社B案件] というフォルダを自作したのであれば、次のようになります。
(Thunderbird 上での表示状態)
<アカウント名>
└ [受信トレイ] …… 実体は下図にある Inbox ファイル、その要約が Inbox.msf
└ [A社B案件] …… サブフォルダ配置用の Inbox.sbd 内に同様のルールで生成
このとき、プロファイル内は次のようになっているでしょう。
(実際には、他のファイル・フォルダも存在しますが、ここでは要点だけを示しています。)
(プロファイル内の構造)
[xxxxxxxx.default]
└ [Mail]
└ [アカウント名]
├ Inbox
├ Inbox.msf
└ [Inbox.sbd] …… サブフォルダ配置用のフォルダ
├ A社B案件
└ A社B案件.msf
プロファイル内に自作のフォルダに該当するファイル(拡張子なし)が存在するかどうかを確認することで、復元の可否を判断できると思います。
以上です。