※質問するときは、「フォーラムの利用に関するご案内」、とりわけ「質問するときは」に目を通し、OS の種類や Thunderbird のバージョン、アカウントは IMAP か POP かといった使用環境についての最低限の情報を書き添えることをお勧めします。Thunderbird 38.x 系から 45.0 で動作が変わったらしく、Bugzilla でもいろいろ議論があるようです。
(参考例)・Bug 1254666 - "edit as new message" on a received message prefills the sender as the composing identity
https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=1254666自分なりの理解でいうと、[新しいメッセージとして編集] の性格をどう解釈するかで、考え方が変わってくるような感じでしょうか。
「新しいメッセージ
として」というのは、"既存のメッセージを" という目的語の存在を暗示しています。
この "既存のメッセージ" の解釈として、45.0 ではおそらく、自分が書いて他者に送信したメッセージをもう一度 [新しいメッセージとして編集] し、再送または別の他者に送信する ―― という使い方が想定されているように思われます。
他者が書いて自分が受信したメッセージを相手に返すなら「返信」、別の他者に送るのなら「転送」という機能があるので、自分が書いたわけではない受信メッセージを [新しいメッセージとして編集] して他者に送信するといった使い方は前提になっていない、みたいな......。
しかし、ユーザーごとの事情は様ざまあり、[新しいメッセージとして編集] の使い方もそれだけ多様です。38.x 系以前の動作を好むユーザーさんがおられるのは至極当然のことだと思います。
38.x 系以前では、[新しいメッセージとして編集] を実行する対象となる元メッセージが存在しているアカウントのアドレスが、初期値として差出人欄に入っていました。受信後に、メッセージを別のアカウント配下のフォルダに移動したあと、[新しいメッセージとして編集] を使うようなケースでは、移動後のアカウントのアドレスが差出人欄に入りますが、いずれにしても自分のアドレスが差出人欄に入っていたということです。
宛先は、元メッセージで宛先として指定されていた To アドレスが入ります。自分が作成・送信したメッセージを再編集するという考え方に立てば順当な初期条件ですが、送信漏れのあった人に、元メッセージに注記を付けて送るような場合などには、まったく新規のメッセージとして宛先欄は空のままのほうがいいこともあるでしょう。
受信メッセージに対して [新しいメッセージとして編集] を使った場合、当然ながらその受信メッセージの To アドレス、つまり自分のアドレスが宛先欄に入りますから、書き換えは必須になります。
45.0 では、元メッセージがどのアカウント配下にあろうが、元メッセージの From に入っているアドレス(=そのメッセージの差出人)が、[新しいメッセージとして編集] で開いたメッセージ作成ウィンドウの差出人欄に入ってきます。
この場合、自分が作成者・送信者となっているメッセージ ―― 例えば [送信済みトレイ] や [下書き] や [テンプレート] に入っているメッセージなら、[新しいメッセージとして編集] を実行しても、自分のアドレスが差出人欄に入りますから、これまでと大差はありません。
問題は、受信したメッセージに対して [新しいメッセージとして編集] を使うと、そのメッセージを送ってきた人のアドレスが差出人欄に入りますし、宛先の初期条件は 38.x 系と同じなので自分のアドレスが入り、ややこしいことになるという話です。
38.x 系の動作に戻される可能性もあるでしょうが、現状では 45.0 の動作を念頭において、メッセージ作成ウィンドウが開いた後、差出人欄を手動で切り替えることを習慣づけるぐらいしか、方法を思いつきません。
ストレートな解決策ではなく、把握している情報の紹介に過ぎませんが、とりあえず以上です。的外れな話になっていたらすみません。
(余談)
ぼく自身は、あるアカウント(メールアドレス A)から自分が書いて送信したメッセージ本文を再利用し、別のアカウント(メールアドレス B)から別の人に送信するような場面で [新しいメッセージとして編集] を使うことが多いので、38.x 系以前でも差出人欄の確認と切り替えは意識的にやっていました。そのため 45.0 でもとくに混乱はしなかったのですが、受信メッセージに対して [新しいメッセージとして編集] を多用していたようなユーザーには、不本意な変更(バグ)だろうとは想像できます。
[新しいメッセージとして編集] を実行したとき差出人欄に入るアドレスの初期値については、電子メールのルールやマナーといった原則論から話を進めるなら、45.0 の動作も理解できないわけではありません。ですが現実的な運用実態の中で「新しいメッセージ」という観点からこの動作を考えた場合、元メッセージの存在するアカウントのアドレスを差出人欄の初期値にする従来型のほうが、平均的なユーザーにとってはわかりやすいのではないかと思います。
[color=blue]※質問するときは、「フォーラムの利用に関するご案内」、とりわけ「質問するときは」に目を通し、OS の種類や Thunderbird のバージョン、アカウントは IMAP か POP かといった使用環境についての最低限の情報を書き添えることをお勧めします。[/color]
Thunderbird 38.x 系から 45.0 で動作が変わったらしく、Bugzilla でもいろいろ議論があるようです。
(参考例)・Bug 1254666 - "edit as new message" on a received message prefills the sender as the composing identity
https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=1254666
自分なりの理解でいうと、[新しいメッセージとして編集] の性格をどう解釈するかで、考え方が変わってくるような感じでしょうか。
「新しいメッセージ[b]として[/b]」というのは、"既存のメッセージを" という目的語の存在を暗示しています。
この "既存のメッセージ" の解釈として、45.0 ではおそらく、自分が書いて他者に送信したメッセージをもう一度 [新しいメッセージとして編集] し、再送または別の他者に送信する ―― という使い方が想定されているように思われます。
他者が書いて自分が受信したメッセージを相手に返すなら「返信」、別の他者に送るのなら「転送」という機能があるので、自分が書いたわけではない受信メッセージを [新しいメッセージとして編集] して他者に送信するといった使い方は前提になっていない、みたいな......。
しかし、ユーザーごとの事情は様ざまあり、[新しいメッセージとして編集] の使い方もそれだけ多様です。38.x 系以前の動作を好むユーザーさんがおられるのは至極当然のことだと思います。
38.x 系以前では、[新しいメッセージとして編集] を実行する対象となる元メッセージが存在しているアカウントのアドレスが、初期値として差出人欄に入っていました。受信後に、メッセージを別のアカウント配下のフォルダに移動したあと、[新しいメッセージとして編集] を使うようなケースでは、移動後のアカウントのアドレスが差出人欄に入りますが、いずれにしても自分のアドレスが差出人欄に入っていたということです。
宛先は、元メッセージで宛先として指定されていた To アドレスが入ります。自分が作成・送信したメッセージを再編集するという考え方に立てば順当な初期条件ですが、送信漏れのあった人に、元メッセージに注記を付けて送るような場合などには、まったく新規のメッセージとして宛先欄は空のままのほうがいいこともあるでしょう。
受信メッセージに対して [新しいメッセージとして編集] を使った場合、当然ながらその受信メッセージの To アドレス、つまり自分のアドレスが宛先欄に入りますから、書き換えは必須になります。
45.0 では、元メッセージがどのアカウント配下にあろうが、元メッセージの From に入っているアドレス(=そのメッセージの差出人)が、[新しいメッセージとして編集] で開いたメッセージ作成ウィンドウの差出人欄に入ってきます。
この場合、自分が作成者・送信者となっているメッセージ ―― 例えば [送信済みトレイ] や [下書き] や [テンプレート] に入っているメッセージなら、[新しいメッセージとして編集] を実行しても、自分のアドレスが差出人欄に入りますから、これまでと大差はありません。
問題は、受信したメッセージに対して [新しいメッセージとして編集] を使うと、そのメッセージを送ってきた人のアドレスが差出人欄に入りますし、宛先の初期条件は 38.x 系と同じなので自分のアドレスが入り、ややこしいことになるという話です。
38.x 系の動作に戻される可能性もあるでしょうが、現状では 45.0 の動作を念頭において、メッセージ作成ウィンドウが開いた後、差出人欄を手動で切り替えることを習慣づけるぐらいしか、方法を思いつきません。
ストレートな解決策ではなく、把握している情報の紹介に過ぎませんが、とりあえず以上です。的外れな話になっていたらすみません。
(余談)
ぼく自身は、あるアカウント(メールアドレス A)から自分が書いて送信したメッセージ本文を再利用し、別のアカウント(メールアドレス B)から別の人に送信するような場面で [新しいメッセージとして編集] を使うことが多いので、38.x 系以前でも差出人欄の確認と切り替えは意識的にやっていました。そのため 45.0 でもとくに混乱はしなかったのですが、受信メッセージに対して [新しいメッセージとして編集] を多用していたようなユーザーには、不本意な変更(バグ)だろうとは想像できます。
[新しいメッセージとして編集] を実行したとき差出人欄に入るアドレスの初期値については、電子メールのルールやマナーといった原則論から話を進めるなら、45.0 の動作も理解できないわけではありません。ですが現実的な運用実態の中で「新しいメッセージ」という観点からこの動作を考えた場合、元メッセージの存在するアカウントのアドレスを差出人欄の初期値にする従来型のほうが、平均的なユーザーにとってはわかりやすいのではないかと思います。