※質問するときは、「フォーラムの利用に関するご案内」、とりわけ「質問するときは」に目を通し、Thunderbird のバージョンだけでなく、OS の種類とバージョン、アカウントの種別(IMAP か POP か)といった使用環境についての最低限の情報を書き添えることをお勧めします。横から失礼します。
takeshi さんが書きました:
フィルターで「スターが付いているものはフォルダーに移動する」という設定をつけています。
Thunderbird の [メッセージフィルタ] の標準状態では、判別条件に一致したメッセージに対し [メッセージにスターを付ける] の動作を実行することはできますが、判別条件そのものに「スター付き」という項目はありません。
実行する動作に [メッセージを移動する] はありますが、対象となるメッセージの判別条件に「スター付き」はないので、両者を組み合わせて「スターが付いているものはフォルダーに移動する」のフィルタ動作をおこなうことは、通常はできないはずです。
ただし、カスタムヘッダを任意に追加して設定すれば、スター付きかどうかを判別条件にすることはできます。
(例: [X-Mozilla-Status] - [が次と一致する] - [0005])
実際どのようにして「スターが付いているものはフォルダーに移動する」を実現なさっているのでしょうか。何らかのアドオンを併用しているなど、ユーザーが独自に施している設定内容がある場合、一般的な解法が通用しないケースもあります。そのあたりを含めてアドバイスを望まれるなら、もう少し具体的な状況説明をしていただければと思います。
takeshi さんが書きました:
受信フォルダーで内容を確認し、特に重要なものだけ手動でスターを付与しています。
ご存知のように、[メッセージフィルタ] は受信メッセージに含まれる既定データ(件名、差出人、本文、送信日時など)にある一定の法則性を判別条件としてメッセージを選り分け、該当したメッセージに特定の動作を実行するものです。機械的に判別できる要素の存在を前提にして、受信時の自動実行が可能になっています。
一方、個々のメッセージに対して、ユーザーがそのつど内容を吟味して重要度を勘案しながらスターを付ける、といった人為的な判断が関与する場合には、[メッセージフィルタ] を自動的に働かせることはできません。
takeshi さんが書きました:
しかし、手動でフィルターを実行しないと、移動できません。
毎日大量のメールが届くため、手動でフィルターを実行しないと埋もれてしまい、探すのが大変になってしまいます。
受信したメッセージに対しユーザーが個別に判断してスターを付与することが前提で、その結果に対して「スターが付いているものはフォルダーに移動する」という [メッセージフィルタ] の動作を実行するのなら、手動でしかできなくて当然(=受信時の自動実行とかは無理)だと思います。
この場合、スターを付けた個々のメッセージごとにフィルタを実行させるのではなく([メッセージにフィルタを適用])、目的のフォルダに対してフィルタを実行することで([フォルダにフィルタを適用])、フォルダ内の該当メッセージ群にまとめてフィルタの動作を実行させられますから、多少は労力を減らせると思います。
[クイックフィルタ] を使えば、任意のフォルダ内のスター付きメッセージを簡単にリストアップできるので、それを使って「探す」方法もあるでしょう。
Thunderbird 単体の標準機能だけでもこれぐらいのことはできますから、それで納得できるのなら、わざわざアドオンを導入したり、何かしら特別な設定を施して Thunderbird の動作を複雑化する必要はないと思います。
takeshi さんが書きました:
ソフト起動時や、一定間隔で全フィルターを実行するようには出来ませんでしょうか?
アドインを用いても結構です。
上記では納得できず、スターの付与はユーザーの任意判断によるが、スターを付けた結果に対しては定期的かつ自動的に [メッセージフィルタ] を実行したいというお話なら、次のようなアドオンがあるにはあります。
(参考)・Shedule Filters
https://addons.mozilla.org/ja/thunderbi ... e-filters/比較的新しいアドオンなので、現実的な運用実績が不明ですが、機能的にはお望みのことができるのではないかと思います。
紹介する以上、ざっくりとですが試しました。
現時点で最新の Thunderbird 45.1.0 にもインストール可能で、いちおう動作もします。
カスタムヘッダ X-Mozilla-Status で指定した [メッセージフィルタ] 単体との組み合わせでは、指定した時間で [メッセージフィルタ] が自動実行され、スター付きのメッセージが指定のフォルダに移動されました。実行間隔は分単位で指定できます。
導入にあたっては、事前に動作テスト(*) をおこなうことをお勧めします。
ご承知のことなら余計なお世話になって申し訳ありませんが、移動・削除系の自動動作は、ユーザーの理解不足からくる些細な設定ミスなどで、メッセージを消失させたり、移動先を見失ったりする事例がよくあるので、本トピックをご覧になるであろう不特定のユーザーさんを意識して、念のために注意を促しておきます。
(*) 一般論ではなく、既存の [メッセージフィルタ] の条件と Shedule Filters を組み合わせた、そのユーザー環境における実際的な動作状況についての事前確認です。例えば、定期的な受信時に [メッセージフィルタ] が指定された動作をしているタイミングで、Shedule Filters の定期実行が働いたらどうなるのか、といったことなど、[メッセージフィルタ] に施されている実際の設定条件や、導入済みの他のアドオンの影響も視野に入れてチェックしてください。
とりあえず以上です。的外れな話だったらすみません。
[color=blue]※質問するときは、「フォーラムの利用に関するご案内」、とりわけ「質問するときは」に目を通し、Thunderbird のバージョンだけでなく、OS の種類とバージョン、アカウントの種別(IMAP か POP か)といった使用環境についての最低限の情報を書き添えることをお勧めします。[/color]
横から失礼します。
[quote="takeshi"]フィルターで「スターが付いているものはフォルダーに移動する」という設定をつけています。[/quote]
Thunderbird の [メッセージフィルタ] の標準状態では、判別条件に一致したメッセージに対し [メッセージにスターを付ける] の動作を実行することはできますが、判別条件そのものに「スター付き」という項目はありません。
実行する動作に [メッセージを移動する] はありますが、対象となるメッセージの判別条件に「スター付き」はないので、両者を組み合わせて「スターが付いているものはフォルダーに移動する」のフィルタ動作をおこなうことは、通常はできないはずです。
ただし、カスタムヘッダを任意に追加して設定すれば、スター付きかどうかを判別条件にすることはできます。
(例: [X-Mozilla-Status] - [が次と一致する] - [0005])
実際どのようにして「スターが付いているものはフォルダーに移動する」を実現なさっているのでしょうか。何らかのアドオンを併用しているなど、ユーザーが独自に施している設定内容がある場合、一般的な解法が通用しないケースもあります。そのあたりを含めてアドバイスを望まれるなら、もう少し具体的な状況説明をしていただければと思います。
[quote="takeshi"]受信フォルダーで内容を確認し、特に重要なものだけ手動でスターを付与しています。[/quote]
ご存知のように、[メッセージフィルタ] は受信メッセージに含まれる既定データ(件名、差出人、本文、送信日時など)にある一定の法則性を判別条件としてメッセージを選り分け、該当したメッセージに特定の動作を実行するものです。機械的に判別できる要素の存在を前提にして、受信時の自動実行が可能になっています。
一方、個々のメッセージに対して、ユーザーがそのつど内容を吟味して重要度を勘案しながらスターを付ける、といった人為的な判断が関与する場合には、[メッセージフィルタ] を自動的に働かせることはできません。
[quote="takeshi"]しかし、手動でフィルターを実行しないと、移動できません。
毎日大量のメールが届くため、手動でフィルターを実行しないと埋もれてしまい、探すのが大変になってしまいます。[/quote]
受信したメッセージに対しユーザーが個別に判断してスターを付与することが前提で、その結果に対して「スターが付いているものはフォルダーに移動する」という [メッセージフィルタ] の動作を実行するのなら、手動でしかできなくて当然(=受信時の自動実行とかは無理)だと思います。
この場合、スターを付けた個々のメッセージごとにフィルタを実行させるのではなく([メッセージにフィルタを適用])、目的のフォルダに対してフィルタを実行することで([フォルダにフィルタを適用])、フォルダ内の該当メッセージ群にまとめてフィルタの動作を実行させられますから、多少は労力を減らせると思います。
[クイックフィルタ] を使えば、任意のフォルダ内のスター付きメッセージを簡単にリストアップできるので、それを使って「探す」方法もあるでしょう。
Thunderbird 単体の標準機能だけでもこれぐらいのことはできますから、それで納得できるのなら、わざわざアドオンを導入したり、何かしら特別な設定を施して Thunderbird の動作を複雑化する必要はないと思います。
[quote="takeshi"]ソフト起動時や、一定間隔で全フィルターを実行するようには出来ませんでしょうか?
アドインを用いても結構です。[/quote]
上記では納得できず、スターの付与はユーザーの任意判断によるが、スターを付けた結果に対しては定期的かつ自動的に [メッセージフィルタ] を実行したいというお話なら、次のようなアドオンがあるにはあります。
(参考)・Shedule Filters
https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/shedule-filters/
比較的新しいアドオンなので、現実的な運用実績が不明ですが、機能的にはお望みのことができるのではないかと思います。
紹介する以上、ざっくりとですが試しました。
現時点で最新の Thunderbird 45.1.0 にもインストール可能で、いちおう動作もします。
カスタムヘッダ X-Mozilla-Status で指定した [メッセージフィルタ] 単体との組み合わせでは、指定した時間で [メッセージフィルタ] が自動実行され、スター付きのメッセージが指定のフォルダに移動されました。実行間隔は分単位で指定できます。
導入にあたっては、事前に動作テスト(*) をおこなうことをお勧めします。
ご承知のことなら余計なお世話になって申し訳ありませんが、移動・削除系の自動動作は、ユーザーの理解不足からくる些細な設定ミスなどで、メッセージを消失させたり、移動先を見失ったりする事例がよくあるので、本トピックをご覧になるであろう不特定のユーザーさんを意識して、念のために注意を促しておきます。
(*) 一般論ではなく、既存の [メッセージフィルタ] の条件と Shedule Filters を組み合わせた、そのユーザー環境における実際的な動作状況についての事前確認です。例えば、定期的な受信時に [メッセージフィルタ] が指定された動作をしているタイミングで、Shedule Filters の定期実行が働いたらどうなるのか、といったことなど、[メッセージフィルタ] に施されている実際の設定条件や、導入済みの他のアドオンの影響も視野に入れてチェックしてください。
とりあえず以上です。的外れな話だったらすみません。