横から失礼します。
すでに kiki さんからアドバイスが寄せられていますが、今後 Thunderbird を使う上で役に立つかもしれないことを、いくつか追加で書き込ませていただきます。
opanchi_1963 さんが書きました:
又、Thunderbirdはメールのヘッダー情報から何を読み取って受信時間、送信時間を表示するのですか?「Date:」でなければ何の情報なのでしょうか。
送受信したメッセージを Thunderbird で一覧表示するのはスレッドペインです。
ここのスレッドペイン列(カラム)には、日時に関する項目が2つ存在します。
[送信日時] と [受信日時] です。
通常、初期状態では [送信日時] が表示されていて、これはメールヘッダの Date フィールドに記録された日時を表示します。
メールヘッダの Date フィールドは、実際にそのメッセージに対して "送信" が実行された日時、またはそのメッセージが送信用に確定された日時が入ります。
Date フィールドは、送信側で決まる日時です。ほとんどのメールソフトが、この項目を表示対象としています。
[受信日時] は、メールヘッダにある最後の Received フィールドの日時が表示されます。
受信メッセージのソースを表示させたとき、一般に Received フィールドは経由したサーバーの数だけ存在しますが、一番上部にある Received フィールドが最後に到達したサーバー、すなわち受信者が使っている受信サーバー(IMAP または POP)です。
つまりこれは、受信サーバに受け付けられた日時です。
Received フィールドは電子メールの規格で定められていますが、[受信日時] として表示できるようになっているのは、Thunderbird が持つ独自機能です。他のメールクライアントでも、メッセージのソースから確認することは可能です。
メッセージを書いてすぐ送信するような、ごく一般的なメール送信がおこなわれた場合、日本国内であれば [送信日時] と [受信日時] にはほとんど時間差はありません。
スレッドペインでの日時表示の最小単位は「分」なので、送信から受信サーバへの到着が1分以内に納まっていると、[送信日時] と [受信日時] は同一日時で表示されます。
メッセージソースを見ると、「秒」が最少単位なので、秒レベルの時間差は確認できるでしょう。
一方、ユーザーが送信したメッセージの "控え" は、受信メッセージとは明らかに違う部分があります。
送信控えとして、[送信済みトレイ] に自動コピーされたメッセージは、サーバーを経由していないので Received フィールドは存在しません。
Thunderbird の [送信済みトレイ] で、カラムにあえて [受信日時] を表示させた場合、[送信日時] と同じ日時が表示されます。
電子メールの標準規格・仕様で定義されているメールヘッダは、メールクライアントなりサーバーなりがその規格・仕様を守っている限り、異なる環境間のコピーで問題が起こる可能性は低いといえます。そういう点では、Date フィールドは電子メールの標準規格・仕様で定義されたものなので、本件のような操作で削除されることは普通は考えにくいです。
一方、独自の規格・仕様でメールを管理している部分については、異なるメールクライアントやサーバー間で完全な互換性が維持されるとは限りません。
例えば、Thunderbird で送受信したメッセージで、メールヘッダにある X-Mozilla-*** というフィールドは、Thunderbird 独自のヘッダです。このヘッダは通常、Thunderbird 以外のメールクライアントや Web メールなどでは無視されます。
その他にも、先頭に X- の接頭辞が付いているものは、一般的に非標準のメールヘッダだと考えてください。
同様に、Outlook.com の Web メールから送信し、IMAP サーバーの送信控えにコピーされたメッセージデータがあったとして、このメッセージに Outlook.com 独自のヘッダが付加されている場合、Thunderbird などのメールクライアントで同期をとっても、それらの独自ヘッダは必ずしも互換性が維持されない、ということはあるかもしれません。
Outlook.com / Thunderbird それぞれに施されているユーザーの設定内容(Thunderbird の場合はアドオンも)によっては、さらに複雑な背景事情が生じている可能性もありえるでしょうし......。
ぼくは Outlook.com を利用していないので、Outlook.com の詳しい事情は存じませんが、もし上述したような事情が部分的にでも含まれているのなら、上述したような文脈を意識して調査したほうがいいだろうとは思います。
たまたま何かの要因で起こった一過性のエラーで、いまは解消されているのならそれでいいのですが、もしも引き続き発生するようなら、原因を調べるうえで上記のことを知っておいて損はないと思ったので、お節介ながらコメントさせていただきました。役に立たない話だったらすみません。