ええと、たとえ話による概略は既にsakurayaさんから行われていますので、実際のメール周りについて書いてみます。理解が怪しげな部分もあるので、識者の皆さまからの突っ込み、訂正歓迎します。
たとえ話の中で、
Sakuraya さんが書きました:
今まではメールの本文が名古屋弁で書かれているとThunderbirdが判断した場合、それに合わせて件名も名古屋弁であると解釈されるようになっていました。
とあるのが、「iso-2022-jpエスケープシーケンス」を指しています。
これが何であるかの詳しい説明は行いません(説明できるほどの予備知識が…)が、
http://d.hatena.ne.jp/blanketsky/20080515/1210841524とか
http://www.d2.dion.ne.jp/~imady/charset/jis.htmlなど。
で、今回のアップデートではこれをサポートしなくなりましたというお話です。
beckymoniさんの提示されている情報(適宜改行を入れました)は、
コード:
Subject: [xx] $B%-%e!<%V7r9/?)IJ=q(B
Content-Transfer-Encoding: 7bit
Content-Type: text/plain; charset="ISO-2022-JP"
ということなので、MIMEが使われていないiso-2022-jpエスケープシーケンスの件名だろうと推測されます。
Sakuraya さんが書きました:
しかし、新しく決められた別のルールではメールの本文がどの方言で書かれているかとは関係なく、件名の冒頭で指定されていなければその件名は東京弁であると判断されることになりました。
ここで、「件名の冒頭で指定」する方法がMIMEと呼ばれる方法です。
これも詳しい説明は行いませんが、Wikipediaの
https://ja.wikipedia.org/wiki/Multipurp ... Extensionsなど。
Thunderbird側の対処については、開発側に認識してもらわないことには始まらないので、今まで述べられてきたとおりです。
ただ、
beckymoni さんが書きました:
自分が立てたサーバからのメールが文字化けしているようですが、
下手にアプリをいじっていたら本文まで文字化けしてしまい
どうにもならなくなってしまいました。
ということであればやりようはあります。
「自分が立てたサーバー」がメールサーバーとしての機能を有していて、メールの作成、配送を担っているのならば、ご自身のサーバーから出されるメールをMIMEで扱うようにすれば問題が出なくなるのではないでしょうか。
具体的にどのように実装するかはここのフォーラムの範疇ではないので調べてください。
【補足】
RFC5335との関係について
原文丸ごと読むことはしていないのですが、以下
http://wiki.suikawiki.org/n/RFC%205335を読みますと、
引用:
RFC 5335 4.6 は、メッセージが message/global メッセージである条件として、
- UTF-8 頭値を含んでいること、または
- 本体部分の頭欄が UTF-8 値を含むこと
を挙げています。
引用:
この媒体型に対しては任意の内容転送符号化が認められていますが、 可能な場合は 8bit や binary とすることが推奨 (小文字の recommend) されています。 更に、7ビット専用の輸送路を通す場合を除き、 8bit や binary を使わなければならない (RFC 2119 の MUST) とされています。
とあり、内容転送符号化=Content-Transfer-Encoding(7bitとか8bitとかを規定する)と考えると、
MIMEを使っていない(冒頭で文字コードの指定がない)
Content-Transfer-Encoding: 7bitである
↓
8bit(UTF-8)で統一しちゃえ!
なのかもですね。
「日本語メール環境はiso-2022-jpがメインだから7bit専用の輸送路だろ!」と強弁できなくもないかな、とも思うのですが。
ええと、たとえ話による概略は既にsakurayaさんから行われていますので、実際のメール周りについて書いてみます。理解が怪しげな部分もあるので、識者の皆さまからの突っ込み、訂正歓迎します。
たとえ話の中で、
[quote="Sakuraya"]今まではメールの本文が名古屋弁で書かれているとThunderbirdが判断した場合、それに合わせて件名も名古屋弁であると解釈されるようになっていました。[/quote]
とあるのが、「iso-2022-jpエスケープシーケンス」を指しています。
これが何であるかの詳しい説明は行いません(説明できるほどの予備知識が…)が、
http://d.hatena.ne.jp/blanketsky/20080515/1210841524
とか
http://www.d2.dion.ne.jp/~imady/charset/jis.html
など。
で、今回のアップデートではこれをサポートしなくなりましたというお話です。
beckymoniさんの提示されている情報(適宜改行を入れました)は、
[code]Subject: [xx] $B%-%e!<%V7r9/?)IJ=q(B
Content-Transfer-Encoding: 7bit
Content-Type: text/plain; charset="ISO-2022-JP"[/code]
ということなので、MIMEが使われていないiso-2022-jpエスケープシーケンスの件名だろうと推測されます。
[quote="Sakuraya"]しかし、新しく決められた別のルールではメールの本文がどの方言で書かれているかとは関係なく、件名の冒頭で指定されていなければその件名は東京弁であると判断されることになりました。[/quote]
ここで、「件名の冒頭で指定」する方法がMIMEと呼ばれる方法です。
これも詳しい説明は行いませんが、Wikipediaの
https://ja.wikipedia.org/wiki/Multipurpose_Internet_Mail_Extensions
など。
Thunderbird側の対処については、開発側に認識してもらわないことには始まらないので、今まで述べられてきたとおりです。
ただ、
[quote="beckymoni"]自分が立てたサーバからのメールが文字化けしているようですが、
下手にアプリをいじっていたら本文まで文字化けしてしまい
どうにもならなくなってしまいました。[/quote]
ということであればやりようはあります。
「自分が立てたサーバー」がメールサーバーとしての機能を有していて、メールの作成、配送を担っているのならば、ご自身のサーバーから出されるメールをMIMEで扱うようにすれば問題が出なくなるのではないでしょうか。
具体的にどのように実装するかはここのフォーラムの範疇ではないので調べてください。
【補足】
RFC5335との関係について
原文丸ごと読むことはしていないのですが、以下
http://wiki.suikawiki.org/n/RFC%205335
を読みますと、
[quote]RFC 5335 4.6 は、メッセージが message/global メッセージである条件として、[list]
[*]UTF-8 頭値を含んでいること、または
[*]本体部分の頭欄が UTF-8 値を含むこと[/list]を挙げています。 [/quote]
[quote]この媒体型に対しては任意の内容転送符号化が認められていますが、 可能な場合は 8bit や binary とすることが推奨 (小文字の recommend) されています。 更に、7ビット専用の輸送路を通す場合を除き、 8bit や binary を使わなければ[b]ならない[/b] (RFC 2119 の [b]MUST[/b]) とされています。[/quote]
とあり、内容転送符号化=Content-Transfer-Encoding(7bitとか8bitとかを規定する)と考えると、
MIMEを使っていない(冒頭で文字コードの指定がない)
Content-Transfer-Encoding: 7bitである
↓
8bit(UTF-8)で統一しちゃえ!
なのかもですね。
「日本語メール環境はiso-2022-jpがメインだから7bit専用の輸送路だろ!」と強弁できなくもないかな、とも思うのですが。