(前提)
Thunderbird 38.0.1 は、前バージョンの 31.x 系までにあったバグがたくさん修正されている一方、新機能や既存機能の変更があります。
アップグレード後に起こる動作不良は、アドオンまたはプロファイルに原因があるケースが比較的多いです。
いちおう、バージョンを飛ばさず順番にアップグレードしている分には、以前のプロファイルを正常に引き継いでくれるはずです。
それでも、導入しているアドオンとその設定、ユーザーが Thunderbird に施していたカスタマイズの状況は多様なので、ユーザー環境によってはアップグレードをきっかけに動作がおかしくなるケースがあるようです。
既存のアドオンが新バージョンの Thunderbird で正常に動作せず、CPU やメモリを異常に消費してしまうケースも、比較的よく起こりうる問題です。
(本題)
このような場合、Thunderbird を「セーフモード」で起動したり、既存のプロファイルはそのままに新しいプロファイルを追加作成して、その動作を確認してみてください。
・Thunderbird のセーフモード | Thunderbird ヘルプ
https://support.mozilla.org/ja/kb/safe-mode・複数のプロファイルを使用する | Thunderbird ヘルプ
https://support.mozilla.org/ja/kb/using ... e-profilesセーフモードで問題が再現しないなら、高確率でアドオンに原因があるといえるでしょう。
新しいプロファイルで問題が再現しないなら、既存の設定値やメッセージデータの肥大化や損傷などに注目して、さらに点検を進められるでしょう。
flounder さんが書きました:
メールデータのフォルダが壊れたかな?と思って、別ドライブにメールフォルダを立て直してみたのですが、これも効果ありませんでした。
おっしゃっているのが、プロファイル全体の立て直しではなく、メッセージの保存先だけを変更してみたということなら、上記のように新しいプロファイルを追加作成して、まっさらな状態の Thunderbird 38.x で動作を確認してみてください。
既存のアカウントがたくさんあると、全部を設定するのは面倒ですので、とりあえずは一つのアカウントを設定して、受信動作をテストしてみてください。
ただし、日常的に複数アカウントを使ってる場合、ユーザーがおこなった受信操作によっては同時並列的に処理されるので、そのあたりにボトルネックが発生している可能性も、意識しておいてください。
flounder さんが書きました:
メール受信直後にマウスもキーボードも聞かなくなるぐらい完全フリーズしてしまうので、誰が悪さをしているか切り分けの手がかりもつかめません。
Windows のタスクマネージャーを事前に起動させておいて、その状態に陥ったとき何が CPU を独占しているか、見ることはできますか。
flounder さんが書きました:
同様の現象が起こっている方はおられないでしょうか??
当方では起こっていませんが、このフォーラムには、少し前に次のような投稿があります。
質問者がご自身の環境条件等を書いておられないので詳しい背景事情はわかりませんが、時期的に見て 38.x 系へのアップグレード後に発生した問題かもしれません。
・「応答なし」
viewtopic.php?t=15530現象面だけでいえば、Bugzill には次のような報告もあります。現時点で原因の特定はされていないようです。ここでアドバイスされている内容にも留意してみてください。
・Bug 1182816 - thunderbird 38 freezes windows 7
https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=1182816とりあえず以上です。的外れな話だったらすみません。