ashiato さんが書きました:
GmailのアカウントはIMAPです。
操作として差出人の横に返信、転送、アーカイブ、などのボタンがあると思いますが
そこのアーカイブボタンを押しました。
kikiさんの「アカウント設定で、アーカイブの設定をされましたか?」に対する回答はなし?
設定を見ると、Gmail IMAPの場合、Archives/yyyy/mmにアーカイブする設定は、できないようにしてあります。
そして、Tb上でのArchivesというフォルダー([Imap]/ArchivesというGmailのラベル)が存在しないと、デフォールトの設定のままでは、[Gmail]/All Mailがアーカイブ先になるはずです。
これは、以下のような理由によります。
Gmail上では、「アーカイブ」は、見かけ上、「Inbox」から「All Mail」にそのメールを移動する、になっていますが、実際は、「Inbox」という「Gmailのラベル」を、そのメールから取り除く、ということをしているだけであり、メール自体は、常に「All Mail」に保持されています。
この「Web上でのAll Mail」は、IMAPアカウントでは「[Gmail ]/All] Mail」というフォルダーにあたります。
そして、Gmail IMAPにおける「メールフォルダー」は非常に特殊なものであり、「[Gmail]/All Mail」に保持されたメールにつけられた「Gmailのラベル」を、IMAPのMbox(メールフォルダー)として見せているだけです。
Tb上での、「メールフォルダーA(==GmailのラベルAに対応)」にあるメールを「メールフォルダーB(==GmailのラベルBに対応)」にコピー・移動は、Gmail上においては、「[Gmail]/All Mail」にあるメールに対して「GmailのラベルB」を付加し、移動ならば「GmailのラベルA」を除去、に対応します。
その上に、Gmail IMAPで見える「メールフォルダー」は、外から見た場合、「実在するメールフォルダー」としては、「[Gmail]/All Mail」、「[Gmail]/Trashl」、[Gmail]/Spaml」しかなくて、
他は全て、「[Gmail]/All Mail」にあるメールにつけられた「Gmailのラベル」を、IMAPのMbox(メールフォルダーとして見せているだけ、というようになっています。
Tb上で、「メールフォルダーA(==GmailのラベルAに対応)」を「[Gmail]/Trash]あるいは[Gmail]/Spaml」に、「コピーあるいは移動」すると、Gmailは、「[Gmail]/All Mail」にあるメールから「GmailのラベルA」を除去し、そのメールを「[Gmail]/All Mail」という「実際のフォルダー」から、「[Gmail]/Trash]あるいは[Gmail]/Spaml」という「実際のフォルダー」に移動し、そのメールにつけられた全ての「Gmailのラベル」を隠します。
(外見上は、全てのGmailラベルの除去と同等。「[Gmail]/All Mail」に戻した時にラベルを復元するために、内部的には保持しているので、「隠す」と書いています)
そして、「[Gmail]/Trash]のメールは、30日後に自動的に完全に削除されます。
一方、「ArchiveあるいはAllMailという属性のフォルダー」として、Gmail IMAPからは、この「[Gmail ]/All Mail」が指定されます。
従って、Gmail IMAPの場合、この指定に従って、Tb上では、設定で指定されたアーカイブ先が存在しない場合に、アーカイブ先として、この「[Gmail ]/All Mail」が使われます。
この時、Tb上で、「[Gmail ]/All Mail/yyyy/mm」の下にメールを「アーカイブ」(=Tb上でのメールの移動)しても、Gmailがすることは、「[Gmail ]/All Mail/yyyy/mm」という「Gmailのラベル」をつけるだけであり、メールそのものは、常に「[Gmail ]/All] Mail」にあります。
従って、このメールに「GmailのラベルA」もついている時に、Tb上で、「メールフォルダーA(==GmailのラベルAに対応)」にある、同一のメールの別のインスタンスに対して、「[Gmail]/Trash]」への(コピーor移動)を行うと、「[Gmail ]/All Mail/yyyy/mm」にある、同一のメールの別のインスタンスもなくなり、当然ですが、「[Gmail ]/All Mail」にあるオリジナルのメールも消えます。
任意の「アーカイブ先」の指定もできますが、「任意のアーカイブ先」も単なる「Gmailのラベル」ですから、全く同じことが起こります。
Gmail/Gmail IMAPの特殊仕様は理解した上で「任意のアーカイブ先(Gmailのラベル)」を指定するのだから、分類に便利なyyyy/mm形式(Gmailのラベル)や「アーカイブ先/フォルダー名/yyyy/mm(Gmailのラベル)」が使えるようにしてほしい、という要望も十分理解できますが、
こんなことが起こると、Tbユーザーは、メールが消えた!、Tbのバグだ~っ!!!、と大騒ぎをしてバグを開くに決まっていますから、
「[Gmail ]/All Mail/yyyy/mm」の下にアーカイブ、はできないようにするために、yyyy/mmのような形でのアーカイブはできないようにしてあります。
主目的は、Web上のGmailでの「アーカイブ」と同一の仕様にする、ですけどね。97a
「アーカイブ」の目的が、分類して長期保存、ならば、「アーカイブ先をローカルのメールフォルダーにする」というのが、単純明快な方法でしょう。
メールそのものは、「[Gmail]/Trashl」、[Gmail]/Spaml」にコピー(or移動)しない限りは、常に[Gmail]/All Mail」に保持されています。
Gmail/Gmail IMAPはGoogleのシステムであり、Gmail/Gmail IMAPにも「取り扱い説明書」にあたるような文書があります。
Gmail/Gmail IMAPを自分の意思で選んで使うのなら、Gmail/Gmail IMAPの「取り扱い説明書」
くらいは読んでよ、というのが、この種の質問や文句に遭遇した時の、私の正直な感想。
この種のことに関連するバグに対する決まり文句は、「url=https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=402793]Bug 402793 [Meta] Gmail IMAP is still under construction」とこのメタバグのDependency Treeにリスとされていいるバグをちゃんと読んでからにしてね。