途中から失礼します。
【前提】
リリースノートに書かれていますが、Thunderbird 17.0 でインターフェイスの仕様変更があります。
とくに Windows 環境では、標準でタイトルバーがタブバーと統合され、従来のタイトルバーが表示されなくなったように見えます。
「[新機能] Windows ではタブをタイトルバー内に描画するようになりました。」とあるのがそれです。
(エンドユーザー視点でいうと、このリリースノートの表現は分かりにくいのですが......。)
【検証】
ozwing さんが書きました:
「ローカルフォルダ」を選択して右クリックでポップアップメニューを表示
↓
「新しいウインドウで開く」を選択
↓
2つ目のウインドウが表示される
↓
2つ目以降のウインドウを閉じるために、そのウインドウの画面右上の「x」をクリックすると全ウインドウが閉じる
および
ozwing さんが書きました:
現状のThunderbird17で、「新しいウインドウで開く」で複数のウインドウを表示した場合、個々のウインドウを閉じるためには、そのウインドウの「ファイル」メニューの「閉じる」で閉じていくしか無い様です。
デフォルトの "タイトルバーが非表示" の状態ですと、ozwing さんが提示なさった手順でご提起の問題が再現します。
複数のウィンドウを開いている場合、[閉じる] ボタンで全ウィンドウが閉じますし、次に Thunderbird を起動すると前回終了時に開いていた複数のウィンドウを開いて起動します。
おそらく、インターフェイスの変更にともなうバグだと思います。
すでに Bugzilla に登録されているのかもしれませんが、そこまでは調べていないので何ともいえません。
【回避策】
従来どおりタイトルバーを表示すると、"そのウインドウの画面右上の「x」をクリックすると全ウインドウが閉じる" は起こりません。
タイトルバーの表示方法は次の通りです。
(1)メニューバーの [ツール] -> [オプション] または アプリメニューの [オプション] -> [オプション] から開くオプション設定ウィンドウの、[詳細] -> [一般] -> [高度な設定] にある [設定エディタ] ボタンを押す。
(2)注意書き表示されるので、よく読んでから [細心の注意を払って使用する] を押す。
(3)詳細設定画面(about:config)ウィンドウが表示されるので、[検索] 欄に
mail.tabs.drawInTitlebar
と入力する。
(4)下の項目ウィンドウに設定名 mail.tabs.drawInTitlebar が表示される。初期値は true 。
(5)この項目名をダブルクリックするか、右クリックから [切り替え] で false に変更する。
これで、従来と同じくタイトルバーが表示されたインターフェイスになり、タイトルバーの右端には、[最小化] [最大化] [閉じる] のボタンが表示されます。
この状態であれば、[閉じる] ボタン([X])でウィンドウごとに閉じることが可能です。
以上は、経験的に把握したことですから、そのつもりでお読みください。
【補足】
ozwing さんが書きました:
一度アンインストールして再インストールしても、やはりウインドウが2つ表示され、片方ではフォルダを処理中のダイアログが表示されました。
もし同じプロファイルを使っているのであれば、プログラムのアンインストール → 再インストールは、ほとんど意味がありません。
前回終了時のセッション情報がプロファイル内に保存されているので、それを読み込んで起動するからです。
逆にいえば、プロファイル内のセッション情報をクリアしてやることで、起動時に複数ウィンドウを開くようになった Thunderbird を初期状態に戻すことは可能だと思います。
プロファイル内にある session.json というファイルを削除してから、Thunderbird を起動してみてください。
説明不足の点や、ぼく自身の理解不足があるかもしれませんが、取り急ぎのコメントとして...。
的外れなことを書いていたらすみません。